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AUTOSAR ARXML インポーター

AUTOSAR ARXML インポーターは、AUTOSAR オーサリング ツール (AAT) によって作成された AUTOSAR 記述ファイルを Simulink® モデル内にインポートします。インポーターは、まず、AUTOSAR ソフトウェア コンポーネント、コンポジション、またはコンポーネント共有のために事前定義された要素のパッケージを記述する ARXML コードを解析します。次に、ユーザーが発行するコマンドに応じて、インポーターは、ARXML 記述内の要素およびオブジェクトのサブセットを Simulink にインポートします。サブセットは、車載アプリケーションの Simulink モデルベース デザインに関係する AUTOSAR 要素で構成されます。インポートされるコンポーネントのサブセットには、たとえば、AUTOSAR ポート、インターフェイス、データ型、内部動作の側面、パッケージなどがあります。

インポートされたソフトウェア コンポーネントの場合、インポーターにより各コンポーネントの初期の Simulink 表現が生成されます。これには、Simulink モデル要素と AUTOSAR コンポーネント要素との初期 (既定) のマッピングが含まれます。この初期表現が、AUTOSAR 構成やモデルベース デザインの開始点となります。

インポート操作の一環として、インポーターはインポートされる ARXML ファイルの XML を検証します。ファイルの XML 検証が失敗すると、インポーターによってエラーが表示されます。次に例を示します。

Error
The IsService attribute is undefined for interface /mtest_pkg/mtest_if/In1
in file hArxmlFileErrorMissingIsService_SR_3p2.arxml:48.
Specify the IsService attribute to be either true or false

この例のメッセージでは、ファイル名がハイパーリンクになっているので、これをクリックして ARXML ファイル内のエラーの場所を確認できます。

AAT と Simulink モデルベース デザイン環境との間の AUTOSAR 要素のラウンド トリップをサポートするために、Embedded Coder® は以下を実行します。

AUTOSAR ARXML インポーターは arxml.importer オブジェクトとして実装されます。関数の完全な一覧は、arxml.importer オブジェクトのリファレンス ページを参照してください。

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