加速する宇宙利用時代に向けた次世代デジタル衛星開発とDX
三菱電機株式会社 廣川 類
2020年代においては、再利用型ロケットによる宇宙打上コストの大幅低減により、宇宙利用が大きく進むと期待されている。三菱電機は、通信・測位・観測・輸送の4つの分野を中心に人工衛星や宇宙機を開発・製造する国内トップメーカーであり、海外の商用衛星市場に対する競争力強化などについても継続的に取り組んでいる。近年の衛星関連市場においては、宇宙環境の過酷な状況における長期の信頼性確保に加えて、低コスト・短納期化が課題となっている。本講演では、三菱電機の宇宙事業における課題解決の取組として、次世代衛星開発における革新的なデジタル化設計・製造の取組み、モデルベース開発の導入等について紹介する。
公開年: 2022 年 6 月 2 日