気象庁データから読みとく気候変動:日本各地の140年間の気候変化をみる
出典シリーズ: MATLAB EXPO 2024 JAPAN ライトニングトーク
Individual Keiji Aruga
日本各地57地点のの最大140年間の気候変化を調べた。その結果、場所によって気温変化の差が顕著なこと、および1945年以前と以降で顕著な差が見られることなどが分かった。また、日本平均の気温上昇率は世界平均の2-3倍という大きな値となった。これらの結果を解釈するため、惑星の表面温度モデルを用いシミュレーションを行った。その結果、CO2による気温上昇モデルでは説明できず、むしろ消費エネルギによる温度上昇モデルの方が実測値に近かった。これらの結果は、日本全体が大規模なヒートアイランドとなっていることを示唆していると考えるのが妥当である。
公開年: 2024 年 7 月 17 日