無線通信機における非線形補償のためのディープラーニング適用
三菱電機株式会社 山下 青
無線通信機では、アナログ回路の特性(周波数特性や非線形性)により、信号品質が劣化する。特に、伝送速度の高速化に向けて無線信号が広帯域化した場合、信号品質の劣化はより大きくなる。これに対し、アナログ回路の特性を補償して信号品質を向上できる歪み補償技術が用いられる。近年は、ニューラルネットワークを用いた歪み補償技術が注目されている。本講演では、ニューラルネットワークを用いた歪み補償技術の開発において、MATLAB®のDeep Learning Toolbox™を活用した事例などを紹介する。
公開年: 2021 年 6 月 8 日