【EV用バッテリー開発を加速するMBD】熱マネジメント、BMS開発、劣化予測
概要
2050年カーボンニュートラルの実現を目指し、自動車の電動化の動きが加速しています。その中でも電動化のカギを握るのが車載電池です。
車載電池システムの開発では、バッテリーの状態 (電圧、電流、残量、温度) を正確に把握して、一充電当たりの航続距離を伸ばす最適な充放電制御、過充電・過放電を防ぎ安全性を確保するフェールセーフ制御、バッテリーの寿命を確保する温度制御など、様々な内容を検討する必要があります。
MATLABとSimulinkを活用したモデルベースの開発は、バッテリーの電気・熱の振る舞いを表すプラントモデルを利用して、上記の様々な制御ロジックを組合せたバッテリーマネジメントシステム (BMS) の設計・検証を行い、さらにそれを車両モデルと組合せたシステムレベルのシミュレーションまで、同じ環境上で行うことができます。
このような複雑なシステムを効率良く解決するには、モデルベースの開発手法が有効です。
本セミナーでは、車載電池にも活用できるバッテリーマネジメントシステム(BMS)の開発や、機械学習、ディープラーニングを用いた電池の劣化予測について解説します。
参加対象者
- 車載電池の開発に取り組まれている方
- 電動化を含むプラントモデル設計に携わる方
- 自動車分野での開発効率化を目指されている方
録画: 2022 年 3 月 9 日