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wpcoef

ウェーブレット パケット係数

    説明

    wpcoef は、1 次元または 2 次元のウェーブレット パケット解析関数です。

    x = wpcoef(wpt,n) は、ウェーブレット パケット ツリー wpt のノード n に関連付けられた係数を返します。ノード n が存在しない場合、x = [] となります。

    x = wpcoef(wpt)x = wpcoef(wpt,0) と等価です。

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    1 次元信号を読み込みます。現在の拡張モードを保存します。

    load noisdopp
    x = noisdopp;
    origMode = dwtmode("status","nodisp");

    dwtmode を使用して拡張モードをゼロ パディングに変更します。db1 ウェーブレットを使用して、信号のレベル 3 ウェーブレット パケット分解に対応するウェーブレット パケット ツリー オブジェクトを取得します。ツリーをプロットします。

    dwtmode("zpd","nodisp")
    wpt = wpdec(x,3,"db1");
    plot(wpt)

    ノード (3,0) で係数を取得します。信号と係数をプロットします。

    cfs = wpcoef(wpt,[3 0]);
    tiledlayout(2,1)
    nexttile
    plot(x)
    title("Signal")
    axis tight
    nexttile
    plot(cfs)
    title("Packet (3,0) Coefficients")
    axis tight

    イメージを読み込みます。sym4 ウェーブレットを使用して、イメージのレベル 1 ウェーブレット パケット分解に対応するウェーブレット パケット ツリーを取得します。

    load mask
    t = wpdec2(X,1,"sym4");

    ツリーをプロットします。

    plot(t)

    ノード (1,0) で係数を取得します。係数をプロットします。

    cfs = wpcoef(t,[1 0]);
    figure
    imagesc(cfs)
    colormap(pink)
    title("Packet (1,0) Coefficients")

    拡張モードを元の設定に戻します。

    dwtmode(origMode,"nodisp")

    入力引数

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    ウェーブレット パケット ツリー。wptree オブジェクトとして指定します。

    ウェーブレット パケット ツリーのノード。非負の整数または非負の整数ペアとして指定します。depo2ind および ind2depo を参照してください。

    例: wpt = wpdec(1:256,2,"sym4") の場合、wpcoef(wpt,3)wpcoef(wpt,[2 0]) は同じノードを指定します。

    データ型: double

    出力引数

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    ノード係数。ベクトルまたは行列として返されます。

    データ型: double

    バージョン履歴

    R2006a より前に導入