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バーチャル車両データの構成

この手順を実行する前に、1 台の電気モーターを備えた EV の設定を開始するバーチャル車両の設定を参照してください。

次に、[Data and Calibration] オプションを使用して、バーチャル車両のシャシー、タイヤ、ブレーキ タイプ、パワートレイン、環境、およびドライバーを構成します。使用可能なオプションは、バーチャル車両の [Powertrain architecture][Model template] のパラメーター設定によって異なります。

Virtual Vehicle Composer app configuration data and calibration tab

シャシー

[Chassis] パラメーターを使用して、車体のダイナミクスと質量特性を選択します。使用可能なオプションは、バーチャル車両の [Setup][Vehicle Dynamics] パラメーターによって異なります。

この例では、[Chassis][Vehicle Body 3DOF Longitudinal] に設定し、質量特性の既定値を使用します。

タイヤとブレーキ

[Tire][Brake Type] のオプションを使用して、タイヤとブレーキのパラメーターを指定します。

  1. [Tire][MF Tires Longitudinal] に設定して、ドライブ サイクル解析に適するタイヤ モデルを構成します。

    • [Tire Data] タブで、バーチャル車両のタイヤのパラメーターを入力します。次が含まれます。

      • PlntWhlLdRadius — タイヤの負荷半径

      • PlntWhlPrsFrnt — フロント タイヤ圧

      この例では、既定のパラメーター値を使用します。

  2. [Brake Type][Disc] に設定します。

    • バーチャル車両のブレーキのパラメーターを入力します。次が含まれます。

      • PlntBrkStcFricCffFrnt — フロント ブレーキの静止摩擦係数

      • PlntBrkKinFricCffFrnt — フロント ブレーキの動摩擦係数

      この例では、既定のパラメーター値を使用します。

パワートレイン

[Powertrain] タブで、バーチャル車両のエンジン、電気モーター、トランスミッション、ドライブトレイン、デファレンシャル システム、電気システムなど、パワートレイン システムのパラメーターを設定します。使用可能なオプションは、バーチャル車両の [Powertrain architecture][Model template] のパラメーター設定によって異なります。

この例では、[Powertrain] で次を行います。

  1. [Vehicle Control Unit][EV 1EM with BMS] に設定します。

  2. [Drivetrain][Front Wheel Drive] に設定します。

  3. [Drivetrain][Front Differential System][Open Differential] に設定します。

  4. [Electrical System][Electrical System] に設定します。

    • 電気変換損失や、測定された効率など、[DC-DC Converter] のパラメーターを指定します。

      • PlntDCDCEff — コンバーター全体の効率

      • PlntDCDCLossTbl — 変換損失

      この例では、既定のパラメーター値を使用します。

    • [Electric Machine 1][Parameters] をクリックして、モーターのパラメーターを指定します。次が含まれます。

      • PlntEM1Spd — トルク テーブルにある回転速度のベクトル

      • PlntEM1Trq — 対応する最大トルク値のベクトル

      この例では、既定のパラメーター値を使用します。

    • [Energy Storage] をクリックしてから、[Mapped Battery (Electric Vehicle 1EM)] を選択して、マッピングされたリチウムイオン バッテリー モデルのパラメーターを指定します。次が含まれます。

      • PlntBattOpenCirctVolt — 開回路電圧テーブル データ

      • PlntBattVoltSocBpt — 開回路電圧ブレークポイント

      この例では、既定のパラメーター値を使用します。

ドライバー

[Driver] タブで、ドライバーのパラメーターを設定します。使用可能なオプションは、バーチャル車両の [Powertrain architecture][Model template] のパラメーター設定によって異なります。

この例では、[Driver][Longitudinal Driver] に設定して、ドライブ サイクルの追跡に適するドライバーを実装します。

  • バーチャル車両のドライバー データを入力します。次が含まれます。

    • DriverPreviewDist — プレビュー距離

    • DriverTimeConst — 時定数

    この例では、既定のパラメーター値を使用します。

環境

[Environment] タブで、環境のパラメーターを設定します。[Environment][Standard Ambient] に設定します。

  • バーチャル車両の環境データを入力します。次が含まれます。

    • EnvAirTemp — 周囲空気の温度

    • EnvWindVelX — 周囲の X 方向の風速

    この例では、既定のパラメーター値を使用します。

この手順を完了したら、バーチャル車両のシナリオおよびテストの構成を参照してください。

参考

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