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バーチャル ビークル コンポーザー入門
バーチャル ビークル コンポーザーでは、コンポーネントのサイズ設定、燃費、バッテリーの SOC、ドライブ サイクルの追跡、車両のハンドリング操縦、ソフトウェア統合テスト、ハードウェアインザループ (HIL) テストなどのシステムレベルのパフォーマンス テストと解析に使用できるバーチャル車両を迅速に構成して作成できます。このアプリを使用して、バーチャル車両アーキテクチャの構成、そのコンポーネント定義とパラメーター化、車両モデルの作成、テスト シナリオの実行、および結果の解析を行います。
バーチャル車両モデルは、Powertrain Blockset™、Vehicle Dynamics Blockset™、および Simscape™ アドオンの一連のブロックおよびリファレンス アプリケーション サブシステムを利用します。バーチャル ビークル コンポーザーは、車両およびテスト計画の構成タスクを簡素化します。
バーチャル ビークル コンポーザー アプリを開く
アプリを開くには、次のいずれかを行います。
MATLAB® ツールストリップ: [アプリ] タブの [自動車関連] にあるバーチャル ビークル コンポーザー アイコン をクリックします。
MATLAB コマンド ウィンドウ: 「
virtualVehicleComposer
」と入力します。
バーチャル ビークル コンポーザーのワークフロー
バーチャル車両を作成、操作、解析するには、バーチャル ビークル コンポーザー アプリの [Composer] タブのオプションを使用します。例の使用を開始するには、ワークフロー ステップに従って四輪の電気自動車 (EV) を作成し、FTP–75
ドライブ サイクルでテストして結果を解析してください。
手順 | ボタン | 説明 | ||
---|---|---|---|---|
1 | Configure Virtual Vehicle Setup | Setup | 以下を指定します。
[Confirm Setup] をクリックします。 | |
2 | Configure Virtual Vehicle Components | Data and Calibration | シャシー、タイヤ、ブレーキ タイプ、パワートレイン、ドライバー、および動作環境を指定します。それぞれの選択について、パラメーターを設定します。 | |
3 | Scenario and Test | 1 つ以上のテスト シナリオを含むテスト計画を作成します。オプションには、燃費やエネルギー管理のためのドライブ サイクルや、車両のハンドリング操縦などがあります。 | ||
4 | Logging | エネルギー関連の数量、車両位置、速度、加速度など、バーチャル車両のテスト中にログ記録するモデルの信号データを選択します。 また、今後のテスト用に既定の信号を設定することもできます。 | ||
5 | Virtual Vehicle | バーチャル車両を作成します。作成すると、バーチャル ビークル コンポーザーにより、指定した車両とパワートレインのアーキテクチャとパラメーターを含む Simulink® モデルまたは Simscape モデルが作成されて、テスト計画に関連付けられます。 | ||
6 | Run Test Plan | テスト計画に従ってモデルをシミュレートし、出力データをログ記録します。
メモ テスト計画全体を実行するには、[Composer] タブの [Operate] セクションで [Run Test Plan] をクリックします。
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7 | Simulation Data Inspector | シミュレーション データ インスペクターを使用して、ログ記録したデータ信号を表示して検証します。 さらなる処理のために、データを保存できます。 |