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バーチャル ビークル コンポーザー
バーチャル ビークル コンポーザー アプリを開く
MATLAB® ツールストリップ: [アプリ] タブの [自動車関連] にあるバーチャル ビークル コンポーザー アイコンをクリックします。
MATLAB コマンド ウィンドウ: 「
virtualVehicleComposer
」と入力します。
パラメーター
次のフロー チャートは、バーチャル ビークル コンポーザー アプリを使用して車両の構成、作成、およびテストを行うために従う手順を示しています。
設定
ここから開始して、バーチャル車両のクラス、パワートレイン アーキテクチャ、モデル テンプレート、および車両運動を入力します。
車両タイプを指定します。
[Vehicle class] のオプションは、利用可能な製品ライセンスに応じて異なります。詳細については、Product and Configuration Dependencies for Virtual Vehicle Composerを参照してください。
設定 | 説明 |
---|---|
| 四輪の乗用車 |
| 二輪のオートバイ。 |
依存関係
Simscape および次の Simscape アドオンがある場合は、[Model template] を [Simscape]
に設定して、Simscape サブシステムで車両を構成できます。
Simscape Driveline
Simscape Electrical
Simscape Fluids
Simscape Multibody — "オートバイに必要"
[Powertrain architecture] のオプションは、利用可能な製品ライセンスに応じて異なります。詳細については、Product and Configuration Dependencies for Virtual Vehicle Composerを参照してください。
設定 | 説明 |
---|---|
| SI または CI 内燃エンジン、トランスミッション、および対応する制御ユニットを装備した乗用車。FWD、RWD、または AWD が考えられます。 |
| 1 つの電気モーター、バッテリー、動力伝達装置、および対応する制御ユニットを装備した乗用車。FWD、RWD、または AWD が考えられます。 |
| 前車軸を駆動する 1 つのモーターと後車軸を駆動する 1 つのモーター、バッテリー、動力伝達装置、および対応する制御ユニットを装備した乗用車。 |
| 前車輪を駆動する 2 つの独立したモーターと後車軸を駆動する 1 つのモーター、バッテリー、動力伝達装置、および対応する制御ユニットを装備した乗用車。 |
| 前車軸を駆動する 1 つのモーターと後車輪を駆動する 2 つの独立したモーター、バッテリー、動力伝達装置、および対応する制御ユニットを装備した乗用車。 |
| 各車輪を駆動する 1 つの独立したモーター、バッテリー、および対応する制御ユニットを装備した乗用車。FWD、RWD、または AWD が考えられます。 |
Hybrid Electric Vehicle P0 | SI エンジン、トランスミッション、モーター、バッテリー、対応する制御ユニットなど、P0 ハイブリッド電動推進機を装備した乗用車。FWD、RWD、または AWD が考えられます。 |
Hybrid Electric Vehicle P1 | SI エンジン、トランスミッション、モーター、バッテリー、対応する制御ユニットなど、P1 ハイブリッド電動推進機を装備した乗用車。FWD、RWD、または AWD が考えられます。 |
Hybrid Electric Vehicle P2 | SI エンジン、トランスミッション、モーター、バッテリー、対応する制御ユニットなど、P2 ハイブリッド電動推進機を装備した乗用車。FWD、RWD、または AWD が考えられます。 |
Hybrid Electric Vehicle P3 | SI エンジン、トランスミッション、モーター、バッテリー、対応する制御ユニットなど、P3 ハイブリッド電動推進機を装備した乗用車。FWD、RWD、または AWD が考えられます。 |
Hybrid Electric Vehicle P4 | SI エンジン、トランスミッション、モーター、バッテリー、対応する制御ユニットなど、P4 ハイブリッド電動推進機を装備した乗用車。FWD、RWD、または AWD が考えられます。 |
Hybrid Electric Vehicle MM | SI エンジン、トランスミッション、モーター、発電機、バッテリー、対応する制御ユニットなど、マルチモード ハイブリッド電動推進機を装備した乗用車。FWD、RWD、または AWD が考えられます。 |
Hybrid Electric Vehicle IPS | SI エンジン、トランスミッション、モーター、発電機、バッテリー、対応する制御ユニットなど、入力パワー スプリット ハイブリッド電動推進機を装備した乗用車。FWD、RWD、または AWD が考えられます。 |
| SI エンジン、トランスミッション、チェーン/ベルト ドライブの各減速、および対応する制御ユニットを装備したオートバイ。 |
| 電気モーター、ギア、チェーン/ベルト ドライブの各減速、バッテリー、および対応する制御ユニットを装備したオートバイ。 |
メモ
[Powertrain architecture] の図を参照するには、[Setup] タブをクリックします。モーターの配置を含め、システムの構成を確認できます。
バーチャル車両の運動のモデル化を指定します。
[Vehicle dynamics] のオプションは、利用可能な製品ライセンスに応じて異なります。詳細については、Product and Configuration Dependencies for Virtual Vehicle Composerを参照してください。
車両のクラス | 車両運動 | 目的 |
---|---|---|
Passenger vehicle |
| 燃費およびエネルギー管理の解析、および直線的なパフォーマンス |
| 車両のハンドリング、安定性、および乗り心地の解析 | |
Motorcycle |
| 燃費およびエネルギー管理の解析 |
| 車両のハンドリング、安定性、および乗り心地の解析 |
バーチャル車両では、SAE J670 で定義されているように、"Z" が下向きの座標系が使用されます。詳細については、Vehicle Dynamics Blockset の座標系を参照してください。
設定 | 説明 |
---|---|
| 燃費とエネルギー管理の解析に適した 1 または 3 自由度 (DOF) の乗用車モデル。 |
| 車両のハンドリング、安定性、および乗り心地の解析に適した 6 DOF の乗用車。 |
In-plane dynamics | 燃費とエネルギー管理の解析に適した 3 DOF のオートバイ モデル。 このモデルでは、縦方向運動、垂直方向運動、およびピッチ運動をシミュレートするためのオートバイ車体の縦方向の断面モデルを実装します。 |
Out-of-plane dynamics | 車両のハンドリング、安定性、および乗り心地の解析に適した 6 DOF のオートバイ。 |
[Simulink]
または [Simscape]
の車両プラント モデルとパワートレイン アーキテクチャを指定します。[Passenger vehicle]
の既定のテンプレートは [Simulink]
です。[Motorcycle]
の場合、オプションは [Simscape]
だけです。
Simscape および次の Simscape アドオンがある場合は、[Model template] を [Simscape]
に設定して、Simscape サブシステムで車両を構成できます。
Simscape Driveline
Simscape Electrical
Simscape Fluids
Simscape Multibody — "オートバイに必要"
依存関係
[Vehicle class] を [Motorcycle]
に設定すると、アプリにより [Model template] が [Simscape]
に設定されます。オートバイを構成する場合、[Simulink]
をモデル テンプレートとして選択することはできません。
プロジェクトの場所を文字ベクトルとして指定します。
メモ
[Project path] と [Configuration name] は合わせて 80 文字未満にする必要があります。
データ型: char
それぞれの車両およびテスト計画の構成に簡潔な識別子を指定します。
メモ
[Project path] と [Configuration name] は合わせて 80 文字未満にする必要があります。
データ型: char
カスタム コンポーネントのカタログを string として指定します。カスタム コンポーネント カタログは、容易にアクセスしようとする任意のカスタム コンポーネントを指します。カスタム コンポーネントは、バーチャル ビークル コンポーザーから再パラメーター化した Simulink コンポーネント、またはインポートした Simulink モデルのいずれでも構いません。
メモ
[Custom component catalog] は、[Model template] を [Simscape]
に設定した場合は使用できません。
Add Virtual Vehicle Custom ComponentおよびEdit or Remove Virtual Vehicle Custom Componentを参照してください。
Data and Calibration: Passenger Vehicle
アプリを使用して、ボディとフレーム、サスペンション、タイヤ、パワートレインなど、バーチャル車両コンポーネントを選択してパラメーター化します。
バーチャル ビークル コンポーザーに表示されたリストからコンポーネントを選択して変更できるほか、[Model template] を [Simulink]
に設定した場合は [Custom component catalog] に保存したカスタム コンポーネントも選択できます。詳細については、Add Virtual Vehicle Custom ComponentおよびEdit or Remove Virtual Vehicle Custom Componentを参照してください。
各コンポーネントにいずれかのオプションを選択します。使用できるオプションは、利用可能なライセンス製品および [Setup] ペインでの選択に応じて異なります。詳細については、Product and Configuration Dependencies for Virtual Vehicle Composerを参照してください。
コンポーネント | 説明 |
---|---|
Body and Frame | ボディとフレームのアセンブリの運動をモデル化する方法を選択し、その寸法と慣性のパラメーターを設定します。使用可能なオプションは、[Vehicle dynamics] の設定によって異なります。 |
Steering System | [Vehicle dynamics] を |
Suspension System | [Vehicle dynamics] を |
Tire and Wheel Systems | 前車軸と後車軸のタイヤ モデルとタイヤ データを選択します。使用可能なオプションは、[Vehicle dynamics] の設定によって異なります。 |
Brake System | 前車軸と後車軸のブレーキ タイプとパラメーターを選択します。[Brake Control Unit] パラメーターを使用して、アンチロック ブレーキとトラクション制御を指定します。 |
Powertrain | エンジン、電気モーター、トランスミッション、ドライブトレイン、デファレンシャル システム、および電気システムのパラメーターを選択します。使用可能なオプションは、選択されている [Powertrain architecture] によって異なります。 |
Trailer | Vehicle Dynamics Blockset がある場合、[One-Axle Trailer] を選択できます。 |
Environment |
|
乗用車のボディとフレーム
[Body and Frame] のオプションは、利用可能な製品ライセンスに応じて異なります。詳細については、Product and Configuration Dependencies for Virtual Vehicle Composerを参照してください。
設定 | 説明 |
---|---|
| 1 DOF の縦方向の車両運動に関するボディとフレームのモデル。[Vehicle dynamics] を |
| 3 DOF の車両運動に関するボディとフレームのモデル。縦方向運動、垂直方向運動、およびピッチ運動を可能にします。[Model template] を |
Vehicle Body 6DOF Longitudinal and Lateral | 6 DOF の縦方向、横方向、および垂直方向の車両運動と、対応する回転に関するボディとフレームのモデル。[Vehicle dynamics] を |
依存関係
このパラメーターを有効にするには、[Setup] ペインで [Vehicle class] を [Passenger vehicle]
に設定します。
乗用車のステアリング システム
[Steering System] のオプションは、利用可能な製品ライセンスに応じて異なります。詳細については、Product and Configuration Dependencies for Virtual Vehicle Composerを参照してください。
設定 | 説明 | 対象 |
---|---|---|
| 運動学的ステアリング モデル。アッカーマン ステアリングに適しています。 | [Body and frame] を [Vehicle Body 6DOF Longitudinal and Lateral] に設定した場合に使用できます。 |
| マッピングされたラックアンドピニオン ステアリング モデル。 | |
| ラックアンドピニオン ステアリング ジオメトリとコンプライアンスを組み込んだ詳細なステアリング システム。 | |
| ラック アンド ピニオンのジオメトリを組み込んだ Simscape Multibody Link モデル。このオプションにはシステムのコンプライアンスが含まれていません。 | [Model template] を [Simscape] 、[Body and frame] を [Vehicle Body 6DOF Longitudinal and Lateral] に設定した場合に使用できます。 |
依存関係
このパラメーターを有効にするには、[Setup] ペインで次のようにします。
[Vehicle class] を
[Passenger vehicle]
に設定します。[Vehicle dynamics] を
[Combined longitudinal and lateral dynamics]
に設定します。
乗用車のフロント サスペンション
[Front Suspension] のオプションは、利用可能な製品ライセンスに応じて異なります。詳細については、Product and Configuration Dependencies for Virtual Vehicle Composerを参照してください。
設定 | 説明 | 対象 |
---|---|---|
| 独立したフロント サスペンションの運動学およびコンプライアンス (K&C) 特性 | [Body and frame] を [Vehicle Body 6DOF Longitudinal and Lateral] に設定した場合に使用できます。 |
| マクファーソン ストラット式独立フロント サスペンション | |
| ダブルウィッシュボーン式フロント サスペンション | [Model template] を [Simscape] 、[Body and frame] を [Vehicle Body 6DOF Longitudinal and Lateral] に設定した場合に使用できます。 |
依存関係
このパラメーターを有効にするには、[Setup] ペインで次のようにします。
[Vehicle class] を
[Passenger vehicle]
に設定します。[Vehicle dynamics] を
[Combined longitudinal and lateral dynamics]
に設定します。
乗用車のリア サスペンション
[Rear Suspension] のオプションは、利用可能な製品ライセンスに応じて異なります。詳細については、Product and Configuration Dependencies for Virtual Vehicle Composerを参照してください。
設定 | 説明 | 対象 |
---|---|---|
| 独立したリア サスペンションの運動学およびコンプライアンス (K&C) 特性。 | [Body and frame] を [Vehicle Body 6DOF Longitudinal and Lateral] に設定した場合に使用できます。 |
| ソリッドな後車軸。 | |
| ツイスト ビーム式リア サスペンションの K&C 特性。 | |
| ダブルウィッシュボーン式リア サスペンション。 | [Model template] を [Simscape] 、[Body and frame] を [Vehicle Body 6DOF Longitudinal and Lateral] に設定した場合に使用できます。 |
依存関係
このパラメーターを有効にするには、[Setup] ペインで次のようにします。
[Vehicle class] を
[Passenger vehicle]
に設定します。[Vehicle dynamics] を
[Combined longitudinal and lateral dynamics]
に設定します。
乗用車のフロント タイヤと車輪のシステム
[Front Tire and Wheel] のオプションは、利用可能な製品ライセンスに応じて異なります。詳細については、Product and Configuration Dependencies for Virtual Vehicle Composerを参照してください。
設定 | 説明 | 対象 |
---|---|---|
| 燃費やエネルギー管理の解析など、縦方向の車両運動の調査に適したタイヤ モデル。 マジック フォーミュラ 6.2 方程式の縦方向パラメーターのみが使用されます。転がり抵抗を変更するオプションが含まれます。 | [Body and frame] を [Vehicle Body 1DOF Longitudinal] または [Vehicle Body 3DOF Longitudinal] に設定した場合に使用できます。 |
| 加速、ブレーキ、乗り心地の解析など、縦方向の車両運動の調査に適したタイヤ モデル。 マジック フォーミュラ 6.2 方程式の縦方向パラメーターのみが使用されます。 Global Center for Automotive Performance Simulation (GCAPS) が提供する次のようなタイヤに関する装着タイヤ データ セットを指定できます。
[Model template] を | |
MF Tires Longitudinal and Lateral Front | 車両のハンドリング、安定性、乗り心地の解析など、縦方向および横方向の車両運動の調査に適したタイヤ モデル。マジック フォーミュラ 6.2 方程式が使用されます。 Global Center for Automotive Performance Simulation (GCAPS) が提供する次のようなタイヤに関する装着タイヤ データ セットを指定できます。
[Model template] を | [Body and frame] を |
Fiala Tires Longitudinal and Lateral Front | 車両のハンドリング、安定性、乗り心地の解析など、縦方向および横方向の車両運動の調査に適した簡易タイヤ モデル。 パラメーターは直感的で簡単に調整できますが、忠実度が多少損なわれます。 マジック フォーミュラによって必要とされるタイヤ係数がなく、広範な横方向の非線形複合滑りまたは横方向の運動が関係しない調査を実施する場合は、この設定を検討してください。 [Model template] を | |
Simscape MF Tires Front | 車両のハンドリング、安定性、乗り心地の解析など、縦方向および横方向の車両運動の調査に適した Simscape タイヤ モデル。マジック フォーミュラ方程式が使用されます。 | [Model template] を |
依存関係
このパラメーターを有効にするには、[Setup] ペインで [Vehicle class] を [Passenger vehicle]
に設定します。
乗用車のリア タイヤと車輪のシステム
[Rear Tire and Wheel] のオプションは、利用可能な製品ライセンスに応じて異なります。詳細については、Product and Configuration Dependencies for Virtual Vehicle Composerを参照してください。
設定 | 説明 | 対象 |
---|---|---|
| 燃費やエネルギー管理の解析など、縦方向の車両運動の調査に適したタイヤ モデル。 マジック フォーミュラ 6.2 方程式の縦方向パラメーターのみが使用されます。転がり抵抗を変更するオプションが含まれます。 | [Body and frame] を [Vehicle Body 1DOF Longitudinal] または [Vehicle Body 3DOF Longitudinal] に設定した場合に使用できます。 |
| 加速、ブレーキ、乗り心地の解析など、縦方向の車両運動の調査に適したタイヤ モデル。 マジック フォーミュラ 6.2 方程式の縦方向パラメーターのみが使用されます。 Global Center for Automotive Performance Simulation (GCAPS) が提供する次のようなタイヤに関する装着タイヤ データ セットを指定できます。
[Model template] を | |
MF Tires Longitudinal and Lateral Rear | 車両のハンドリング、安定性、乗り心地の解析など、縦方向および横方向の車両運動の調査に適したタイヤ モデル。マジック フォーミュラ 6.2 方程式が使用されます。 Global Center for Automotive Performance Simulation (GCAPS) が提供する次のようなタイヤに関する装着タイヤ データ セットを指定できます。
| [Body and frame] を |
Fiala Tires Longitudinal and Lateral Rear | 車両のハンドリング、安定性、乗り心地の解析など、縦方向および横方向の車両運動の調査に適した簡易タイヤ モデル。 パラメーターは直感的で簡単に調整できますが、忠実度が多少損なわれます。 マジック フォーミュラによって必要とされるタイヤ係数がなく、広範な横方向の非線形複合滑りまたは横方向の運動が関係しない調査を実施する場合は、この設定を検討してください。 [Model template] を | |
Simscape MF Tires Rear | 車両のハンドリング、安定性、乗り心地の解析など、縦方向および横方向の車両運動の調査に適した Simscape タイヤ モデル。マジック フォーミュラ方程式が使用されます。 | [Model template] を |
依存関係
このパラメーターを有効にするには、[Setup] ペインで [Vehicle class] を [Passenger vehicle]
に設定します。
乗用車のブレーキ システム
設定 | 説明 |
---|---|
| ブレーキ モデルは、ブレーキの流体圧力を制動トルクに変換します。 |
| ブレーキ モデルは、ブレーキの流体圧力とブレーキ ジオメトリを制動トルクに変換します。 [Model template] を |
Mapped | ブレーキ トルクは、車輪回転数とブレーキの流体圧力のマッピングされた関数です。 [Model template] を |
依存関係
このパラメーターを有効にするには、[Setup] ペインで [Vehicle class] を [Passenger vehicle]
に設定します。
設定 | 説明 |
---|---|
| ブレーキ モデルは、ブレーキの流体圧力を制動トルクに変換します。 |
| ブレーキ モデルは、ブレーキの流体圧力とブレーキ ジオメトリを制動トルクに変換します。 [Model template] を |
Mapped | ブレーキ トルクは、車輪回転数とブレーキの流体圧力のマッピングされた関数です。 [Model template] を |
依存関係
このパラメーターを有効にするには、[Setup] ペインで [Vehicle class] を [Passenger vehicle]
に設定します。
設定 | 説明 |
---|---|
| 開ループ ブレーキ制御。制動指令の唯一の関数としての、コントローラー コマンドのブレーキ圧。 |
| 実際の滑りと望ましい滑りの間の誤差を最小限に抑えるために 2 つの状態を切り替える、アンチロック ブレーキ システム (ABS) フィードバック コントローラー。ここで、望ましい滑りは、タイヤの摩擦係数がその最大値に達する値です。 |
Five-State ABS and TCS | 車輪加速度と車両加速度に基づく論理スイッチを使用して各車輪のブレーキ圧力を制御する 5 状態の ABS およびトラクション制御システム (TCS)。 操縦時の車輪のロックアップを防止し、制動距離を短縮し、ヨー安定性を維持するには、5 状態の ABS および TCS 制御の使用を検討してください。既定の ABS のパラメーターは、摩擦係数のスケーリング係数が 0.6 で一定である路面を想定して設定されています。 |
依存関係
このパラメーターを有効にするには、[Setup] ペインで [Vehicle class] を [Passenger vehicle]
に設定します。
乗用車のパワートレイン
[Engine] のオプションは、利用可能な製品ライセンスに応じて異なります。詳細については、Product and Configuration Dependencies for Virtual Vehicle Composerを参照してください。
設定 | 説明 | ||||
---|---|---|---|---|---|
| 定常状態の動作から得られた詳細ルックアップ テーブルを使用してマッピングされた、SI ガソリン エンジン モデル。データ入力には、動力、空気質量流量、燃料流量、排気温度、効率およびエミッションの各性能が含まれます。
Model-Based Calibration Toolbox™ がある場合、静的キャリブレーションを生成できます。[Calibrate from Data] のオプションから選択します。詳細については、Calibrate Mapped SI Engine Using Data (Powertrain Blockset)を参照してください。 [Model template] を | ||||
SI Simple Engine | 定常状態における最大トルクとエンジン回転数のテーブル、2 つのスカラーの燃料質量プロパティ、および 1 つのスカラーのエンジン効率パラメーターを使用してエンジン トルクと燃料流量を推定する、簡易 SI ガソリン エンジン モデル。
| ||||
| 過渡動作状態を含めて吸気ポートから排気ポートまでが物理的にモデル化された、SI ガソリン エンジン。このモデルでは、周囲の大気温度および大気圧の値が考慮されます。
[Model template] を | ||||
| 過渡状態の SI ガソリン エンジンの学習データから生成された深層学習モデル。このモデル タイプは動作状態の急激な変化に応答できます。 Deep Learning Toolbox™ および Statistics and Machine Learning Toolbox™ のライセンスがある場合に使用できます。この設定を使用すると、パワートレイン制御、診断、および推定器のアルゴリズム設計に使用する動的な深層学習 SI エンジン モデルが生成されます。
詳細については、Generate Deep Learning SI Engine Model (Powertrain Blockset)を参照してください。 [Model template] を | ||||
| 過渡動作状態を含めて吸気ポートから排気ポートまでが物理的にモデル化された、SI 水素エンジン。このモデルでは、周囲の大気温度および大気圧の値が考慮されます。
[Model template] を | ||||
| 定常状態の動作から得られた詳細ルックアップ テーブルを使用してマッピングされた、SI 水素エンジン モデル。データ入力には、動力、空気質量流量、燃料流量、排気温度、効率およびエミッションの各性能が含まれます。
Model-Based Calibration Toolbox がある場合、静的キャリブレーションを生成できます。[Calibrate from Data] のオプションから選択します。詳細については、Calibrate Mapped SI Engine Using Data (Powertrain Blockset)を参照してください。 [Model template] を | ||||
SI H2 Simple Engine | 定常状態における最大トルクとエンジン回転数のテーブル、2 つのスカラーの燃料質量プロパティ、および 1 つのスカラーのエンジン効率パラメーターを使用してエンジン トルクと燃料流量を推定する、簡易 SI 水素エンジン モデル。
| ||||
| 過渡状態の SI 水素エンジンの学習データから生成された深層学習モデル。このモデル タイプは動作状態の急激な変化に応答できます。 Deep Learning Toolbox および Statistics and Machine Learning Toolbox のライセンスがある場合に使用できます。この設定を使用すると、パワートレイン制御、診断、および推定器のアルゴリズム設計に使用する動的な深層学習 SI エンジン モデルが生成されます。
詳細については、Generate Deep Learning SI Engine Model (Powertrain Blockset)を参照してください。 [Model template] を | ||||
| 定常状態の動作から得られた詳細ルックアップ テーブルを使用してマッピングされた、圧縮点火ディーゼル エンジン モデル。データ入力には、動力、空気質量流量、燃料流量、排気温度、効率およびエミッションの各性能が含まれます。
Model-Based Calibration Toolbox がある場合、静的キャリブレーションを生成できます。[Calibrate from Data] のオプションから選択します。詳細については、Calibrate Mapped CI Engine Using Data (Powertrain Blockset)を参照してください。 [Model template] を | ||||
| 定常状態における最大トルクとエンジン回転数のテーブル、2 つのスカラーの燃料質量プロパティ、および 1 つのスカラーのエンジン効率パラメーターを使用してエンジン トルクと燃料流量を推定する、簡易 CI ディーゼル エンジン モデル。
[Model template] を | ||||
| 過渡動作状態を含めて吸気ポートから排気ポートまでが物理的にモデル化された、CI ディーゼル エンジン。このモデルでは、周囲の大気温度および大気圧の値が考慮されます。
[Model template] を | ||||
| Functional Mockup Unit (FMU) エンジンは、次のエンジン入力とエンジン出力をもつ FMU ブロックを実装します。
FMU エンジン モデルを実装するには、次のようにします。
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依存関係
このパラメーターを有効にするには、[Setup] ペインで次のようにします。
[Vehicle class] を
[Passenger vehicle]
に設定します。[Powertrain architecture] を次のいずれかのオプションに設定します。
Conventional Vehicle
Hybrid Electric Vehicle P0
Hybrid Electric Vehicle P1
Hybrid Electric Vehicle P2
Hybrid Electric Vehicle P3
Hybrid Electric Vehicle P4
Hybrid Electric Vehicle MM
Hybrid Electric Vehicle IPS
設定 | Powertrain Architecture | 説明 |
---|---|---|
EV 1EM with BMS | Electric Vehicle 1EM | トルク調停と電力管理でモーターを制御します。回生ブレーキを実装します。 |
EV 2EM | Electric Vehicle 2EM | |
EV 3EM Dual Front | Electric Vehicle 3EM Dual Front | |
EV 3EM Dual Rear | Electric Vehicle 3EM Dual Rear | |
EV 4EM | Electric Vehicle 4EM | |
| Hybrid Electric Vehicle P0 | 等価消費最小化戦略 (ECMS) を実装してハイブリッド電気自動車 (HEV) のエネルギー管理を制御します。この戦略では、エンジンとモーター間のトルク分割を最適化することで、バッテリーの SOC を維持しながらエネルギー消費を最小限に抑えます。回生ブレーキを実装します。 |
| Hybrid Electric Vehicle P1 | |
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HEVP4 Optimal |
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HEVMM RuleBased |
| Stateflow® に実装されている一連の規則と判定ロジックによってモーター、発電機、およびエンジンを制御します。回生ブレーキを実装します。 |
HEVIPS RuleBased |
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依存関係
このパラメーターを有効にするには、[Vehicle class] を [Passenger vehicle]
に設定し、[Powertrain architecture] を次のいずれかのオプションに設定します。
Electric Vehicle
(x
EMx
は 1、2、または 4)Electric Vehicle 3EM Dual Front
Electric Vehicle 3EM Dual Rear
Hybrid Electric Vehicle P
(x
x
は 0、1、2、3、または 4)Hybrid Electric Vehicle MM
Hybrid Electric Vehicle IPS
[DC-DC Converter]
オプションは、昇圧 (電圧上昇) 動作および降圧 (電圧降下) 動作をサポートする双方向 DC-DC コンバーターを指定します。[HVDCPassThrough]
オプションを指定すると、バッテリー電圧で電流が供給されます。
依存関係
このパラメーターを有効にするには、[Vehicle class] を [Passenger vehicle]
に設定し、[Powertrain architecture] を次のいずれかのオプションに設定します。
Electric Vehicle
(x
EMx
は 1、2、または 4)Electric Vehicle 3EM Dual Front
Electric Vehicle 3EM Dual Rear
Hybrid Electric Vehicle P
(x
x
は 0、1、2、3、または 4)Hybrid Electric Vehicle MM
Hybrid Electric Vehicle IPS
[Energy Storage] のオプションは、利用可能な製品ライセンスに応じて異なります。詳細については、Product and Configuration Dependencies for Virtual Vehicle Composerを参照してください。
設定 | 説明 |
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| 開回路電圧と内部抵抗は、充電状態 (SOC) とバッテリー温度のマッピングされた関数です。 |
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| 無限の貯蔵容量をもつ定電圧源。 |
| [Model template] を |
依存関係
このパラメーターを有効にするには、[Vehicle class] を [Passenger vehicle]
に設定し、[Powertrain architecture] を次のいずれかのオプションに設定します。
Electric Vehicle
(x
EMx
は 1、2、または 4)Electric Vehicle 3EM Dual Front
Electric Vehicle 3EM Dual Rear
Hybrid Electric Vehicle P
(x
x
は 0、1、2、3、または 4)Hybrid Electric Vehicle MM
Hybrid Electric Vehicle IPS
電気機械のオプションは、利用可能な製品ライセンスに応じて異なります。詳細については、Product and Configuration Dependencies for Virtual Vehicle Composerを参照してください。
次の表は、[Setup] ペインの [Powertrain architecture] の図に表示される、各位置 x
のモーターの電気機械オプションを示しています。
設定 | 説明 |
---|---|
| トルクの包絡線は、モーター回転数と印加電圧に対してマッピングされます。機械損失は、モーター回転数、トルク、動作温度、および電圧に対してマッピングされます。モーターの既定のパラメーターは、パワートレイン アーキテクチャに基づいて設定されます。 |
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| トルクの包絡線は、モーター回転数に対してマッピングされます。機械損失は、モーター回転数とトルクに対してマッピングされます。モーターの既定のパラメーターは、パワートレイン アーキテクチャに基づいて設定されます。 |
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依存関係
このパラメーターを有効にするには、[Vehicle class] を [Passenger vehicle]
に設定し、[Powertrain architecture] を次のいずれかのオプションに設定します。
Electric Vehicle
(x
EMx
は 1、2、または 4)Electric Vehicle 3EM Dual Front
Electric Vehicle 3EM Dual Rear
Hybrid Electric Vehicle P
(x
x
は 0、1、2、3、または 4)Hybrid Electric Vehicle MM
Hybrid Electric Vehicle IPS
バッテリー式電気車両におけるコンポーネント冷却用の熱管理システムを実装します。
設定 | 説明 |
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| バッテリー式電気自動車用に、管理された熱モデルを実装します。バッテリーおよびモーターの物理特性、コンポーネント サイズ、およびパフォーマンスのパラメーターを指定します。この実装では電力が消費されます。 熱モデリングの精度を高くする場合に使用を検討してください。ただし、この実装では、実行速度が著しく低下する可能性があります。 |
Constant Temperature | 一定温度の熱モデルを実装します。電気コンポーネントとの間の熱流量は、初期の熱条件に基づいて設定されます。熱条件は変更されません。この実装では、電力は消費されません。 実行速度を速くする場合に使用を検討してください。 |
依存関係
このパラメーターを有効にするには、[Vehicle class] を [Passenger vehicle]
に設定し、[Powertrain architecture] を次のいずれかのオプションに設定します。
Electric Vehicle
(x
EMx
は 1、2、または 4)Electric Vehicle 3EM Dual Front
Electric Vehicle 3EM Dual Rear
管理される熱システムの、バッテリーおよびモーターのターゲット温度を指定します。
依存関係
このパラメーターを有効にするには、[Vehicle class] を [Passenger vehicle]
に設定し、[Powertrain architecture] を次のいずれかのオプションに設定します。
Electric Vehicle
(x
EMx
は 1、2、または 4)Electric Vehicle 3EM Dual Front
Electric Vehicle 3EM Dual Rear
さらに、[Thermal Control Unit] を [Managed Thermal System]
に設定します。
熱システムの冷却ループのオプションを構成します。
設定 | 説明 |
---|---|
| System-Level Refrigeration Cycle (2P) (Simscape Fluids)ブロックを使用して、二相の冷却シミュレーションを実装します。 温度と圧力を高い精度で計算し、現実的なハードウェア コンポーネントをモデル化する場合に使用を検討してください。ただし、この実装では、実行速度が著しく低下する可能性があります。 |
Power Estimate | ルックアップ テーブルを使用し、パフォーマンス係数に基づいて、単純な低次元化されたモデルを実装します。 電力の推定値の確度を高くし、実行速度を速くする場合に使用を検討してください。すべてのパラメーターを、特定の冷却サイクルと相関させる必要があります。 |
依存関係
このパラメーターを有効にするには、[Setup] タブで次のように設定します。
[Model template] を
[Simscape]
に設定[Vehicle class] を
[Passenger vehicle]
に設定[Powertrain architecture] を次のいずれかのオプションに設定:
Electric Vehicle
(x
EMx
は 1、2、または 4)Electric Vehicle 3EM Dual Front
Electric Vehicle 3EM Dual Rear
さらに、[Thermal Control Unit] を [Managed Thermal System]
に設定します。
[Drivetrain] のオプションは、利用可能な製品ライセンスに応じて異なります。詳細については、Product and Configuration Dependencies for Virtual Vehicle Composerを参照してください。
設定 | 説明 |
---|---|
| デファレンシャル経由で前車軸の両輪を駆動します。 |
Rear Wheel Drive | デファレンシャル経由で後車軸の両輪を駆動します。 |
All Wheel Drive | トランスファー ケースおよびデファレンシャル経由で 4 輪すべてを駆動します。 |
All Wheel Driven by 2EM | 1 つのモーターを使用してデファレンシャル経由で前輪を駆動し、1 つのモーターを使用してデファレンシャル経由で後輪を駆動します。 |
All Wheel Driven by 3EM Front | 2 つのモーターを使用して前輪を個別に駆動し、1 つのモーターを使用してデファレンシャル経由で後輪を駆動します。 |
All Wheel Driven by 3EM Rear | 2 つのモーターを使用して後輪を個別に駆動し、1 つのモーターを使用してデファレンシャル経由で前輪を駆動します。 |
All Wheel Driven by 4EM | 各車輪に 1 つのモーターを使用して個別に駆動します。 |
依存関係
このパラメーターを有効にするには、[Setup] ペインで [Vehicle class] を [Passenger vehicle]
に設定します。
[Transmission] のオプションは、利用可能な製品ライセンスに応じて異なります。詳細については、Product and Configuration Dependencies for Virtual Vehicle Composerを参照してください。
設定 | 説明 | パワートレイン アーキテクチャ |
---|---|---|
| クラッチまたは同期の詳細がない理想的なトランスミッション。この設定を使用すると、詳細なトランスミッション モデルが不要な場合にギア比と電力損失がモデル化されます。 | 従来型および HEV |
| 遊星歯車とトルク コンバーターを装備したオートマチック トランスミッション。 | |
| 追加のアクチュエータと電子コントロール ユニット (ECU) を使用して、コントローラーからの指令に基づいてクラッチおよびギア選択を調整するマニュアル トランスミッション。クラッチおよび同期装置のかみ合い比は線形であり、調整可能です。 [Model template] が | |
Single Speed Transmission (x は 1、2、または 4) | Gearbox (Powertrain Blockset) ブロックによって実装される、EV の単速トランスミッション。 | EV |
依存関係
このパラメーターを有効にするには、[Setup] ペインで [Vehicle class] を [Passenger vehicle]
に設定します。
設定 | 説明 | パワートレイン アーキテクチャ |
---|---|---|
| 選択されたシフト スケジュールに従って前進、後退、ニュートラル、パーキング、N 回転数のギア シフトを実行するコントローラー。複数のスケジュールを提供し、ブロック入力を使用してそれらを選択できます。 | 従来型および HEV |
Driver Pass Through | トランスミッション制御なし。 | EV |
依存関係
このパラメーターを有効にするには、[Setup] ペインで [Vehicle class] を [Passenger vehicle]
に設定します。
乗用車のトレーラー
[One-Axle Trailer]
を選択して、トレーラーの寸法と慣性特性を指定します。
Vehicle Dynamics Blockset のライセンスが必要です。[Model template] を [Simscape]
に設定した場合は使用できません。
依存関係
このパラメーターを有効にするには、[Setup] ペインで [Vehicle class] を [Passenger vehicle]
に設定します。
環境
[Ambient Conditions]
を選択して動作環境のパラメーターを設定します。
依存関係
このパラメーターを有効にするには、[Setup] ペインで [Vehicle class] を [Passenger vehicle]
に設定します。
Data and Calibration: オートバイ
アプリを使用して、ボディとフレーム、サスペンション、タイヤ、パワートレインなど、バーチャル オートバイ コンポーネントを選択してパラメーター化します。
[Vehicle class] を [Motorcycle]
に設定して構成されたすべての車両には、以下が必要です。
Vehicle Dynamics Blockset
Simscape Multibody
各コンポーネントにいずれかのオプションを選択します。使用可能なオプションは、[Setup] の選択によって異なります。
パラメーター | 説明 |
---|---|
Body and Frame | ボディとフレームのタイプを選択します。使用可能なオプションは、[Vehicle dynamics] の設定によって異なります。 |
Steering System | [Vehicle dynamics] が |
Front Suspension | [Vehicle dynamics] が |
Rear Suspension | [Vehicle dynamics] が |
Front Tire | フロント タイヤのパラメーターを設定します。 |
Rear Tire | リア タイヤのパラメーターを設定します。 |
Front Brake Type | フロント ブレーキ タイプを選択し、パラメーターを設定します。 |
Rear Brake Type | リア ブレーキ タイプを選択し、パラメーターを設定します。 |
Brake Control Unit | [Brake Control Unit] パラメーターを使用してアンチロック ブレーキを指定します。 |
Powertrain | エンジン、電気モーター、およびチェーン ドライブの各パラメーターを選択します。使用可能なオプションは、[Powertrain architecture] の設定によって異なります。 |
Environment |
|
オートバイのボディとフレーム
[Vehicle class] を [Motorcycle]
に設定して構成されたすべての車両には、Vehicle Dynamics Blockset および Simscape Multibody が必要です。詳細については、Motorcycle License Requirements and Dependenciesを参照してください。
設定 | 説明 |
---|---|
| 縦方向と垂直方向の平面で運動をモデル化します。 [Vehicle dynamics] が |
| 6 自由度で運動をモデル化します。 [Vehicle dynamics] が |
依存関係
このパラメーターを有効にするには、[Setup] ペインで [Vehicle class] を [Motorcycle]
に設定します。
[Vehicle class] を [Motorcycle]
に設定して構成されたすべての車両には、Vehicle Dynamics Blockset および Simscape Multibody が必要です。詳細については、Motorcycle License Requirements and Dependenciesを参照してください。
設定 | 説明 |
---|---|
| フレームに取り付けられた回転ジョイント上のハンドルバー ステアリング フロント フォーク |
| ゼロで固定されたステアリング角度 |
依存関係
このパラメーターを有効にするには、[Setup] ペインで次のようにします。
[Vehicle class] を
[Motorcycle]
に設定します。[Vehicle dynamics] を
[Out-of-plane dynamics]
に設定します。
[Vehicle class] を [Motorcycle]
に設定して構成されたすべての車両には、Vehicle Dynamics Blockset および Simscape Multibody が必要です。詳細については、Motorcycle License Requirements and Dependenciesを参照してください。
設定 | 説明 |
---|---|
| ねじり減衰なし |
| 線形の粘性減衰をもつステアリング軸を中心としたねじりダンパー |
依存関係
このパラメーターを有効にするには、[Setup] ペインで次のようにします。
[Vehicle class] を
[Motorcycle]
に設定します。[Vehicle dynamics] を
[Out-of-plane dynamics]
に設定します。
[Vehicle class] を [Motorcycle]
に設定して構成されたすべての車両には、Vehicle Dynamics Blockset および Simscape Multibody が必要です。詳細については、Motorcycle License Requirements and Dependenciesを参照してください。
設定 | 説明 |
---|---|
| 線形のバネとダンパーをもつ伸縮フォーク |
依存関係
このパラメーターを有効にするには、[Setup] ペインで次のようにします。
[Vehicle class] を
[Motorcycle]
に設定します。[Vehicle dynamics] を
[Out-of-plane dynamics]
に設定します。
[Vehicle class] を [Motorcycle]
に設定して構成されたすべての車両には、Vehicle Dynamics Blockset および Simscape Multibody が必要です。詳細については、Motorcycle License Requirements and Dependenciesを参照してください。
設定 | 説明 |
---|---|
| ピボット位置にねじりバネとダンパーをもつスイング アーム。剛性と減衰は線形です。 |
依存関係
このパラメーターを有効にするには、[Setup] ペインで次のようにします。
[Vehicle class] を
[Motorcycle]
に設定します。[Vehicle dynamics] を
[Out-of-plane dynamics]
に設定します。
[Vehicle class] を [Motorcycle]
に設定して構成されたすべての車両には、Vehicle Dynamics Blockset および Simscape Multibody が必要です。詳細については、Motorcycle License Requirements and Dependenciesを参照してください。
設定 | 説明 |
---|---|
| Simscape モデリングを使用した、線形の力とモーメントのモデルをもつタイヤ |
依存関係
このパラメーターを有効にするには、[Setup] ペインで [Vehicle class] を [Motorcycle]
に設定します。
[Vehicle class] を [Motorcycle]
に設定して構成されたすべての車両には、Vehicle Dynamics Blockset および Simscape Multibody が必要です。詳細については、Motorcycle License Requirements and Dependenciesを参照してください。
設定 | 説明 |
---|---|
| Simscape モデリングを使用した、線形の力とモーメントのモデルをもつタイヤ |
依存関係
このパラメーターを有効にするには、[Setup] ペインで [Vehicle class] を [Motorcycle]
に設定します。
[Vehicle class] を [Motorcycle]
に設定して構成されたすべての車両には、Vehicle Dynamics Blockset および Simscape Multibody が必要です。詳細については、Motorcycle License Requirements and Dependenciesを参照してください。
設定 | 説明 |
---|---|
| ブレーキ モデルは、ブレーキの流体圧力を制動トルクに変換します。 |
| ブレーキ モデルは、ブレーキの流体圧力とブレーキ ジオメトリを制動トルクに変換します。 |
Mapped | ブレーキ トルクは、車輪回転数とブレーキの流体圧力のマッピングされた関数です。 |
依存関係
このパラメーターを有効にするには、[Setup] ペインで [Vehicle class] を [Motorcycle]
に設定します。
[Vehicle class] を [Motorcycle]
に設定して構成されたすべての車両には、Vehicle Dynamics Blockset および Simscape Multibody が必要です。詳細については、Motorcycle License Requirements and Dependenciesを参照してください。
設定 | 説明 |
---|---|
| ブレーキ モデルは、ブレーキの流体圧力を制動トルクに変換します。 |
| ブレーキ モデルは、ブレーキの流体圧力とブレーキ ジオメトリを制動トルクに変換します。 |
Mapped | ブレーキ トルクは、車輪回転数とブレーキの流体圧力のマッピングされた関数です。 |
依存関係
このパラメーターを有効にするには、[Setup] ペインで [Vehicle class] を [Motorcycle]
に設定します。
[Vehicle class] を [Motorcycle]
に設定して構成されたすべての車両には、Vehicle Dynamics Blockset および Simscape Multibody が必要です。詳細については、Motorcycle License Requirements and Dependenciesを参照してください。
設定 | 説明 |
---|---|
| 開ループ ブレーキ制御。制動指令の唯一の関数としての、コントローラー コマンドのブレーキ圧。 |
| 実際の滑りと望ましい滑りの間の誤差を最小限に抑えるために 2 つの状態を切り替える、アンチロック ブレーキ システム (ABS) フィードバック コントローラー。ここで、望ましい滑りは、タイヤの摩擦係数がその最大値に達する値です。 |
Five-State ABS | 車輪加速度と車両加速度に基づく論理スイッチを使用して各車輪のブレーキ圧力を制御する 5 状態の ABS。 操縦時の車輪のロックアップを防止し、制動距離を短縮し、ヨー安定性を維持するには、5 状態の ABS 制御の使用を検討してください。既定の ABS のパラメーターは、摩擦係数のスケーリング係数が 0.6 で一定である路面を想定して設定されています。 |
依存関係
このパラメーターを有効にするには、[Setup] ペインで [Vehicle class] を [Motorcycle]
に設定します。
オートバイのパワートレイン
[Vehicle class] を [Motorcycle]
に設定して構成されたすべての車両には、Vehicle Dynamics Blockset および Simscape Multibody が必要です。詳細については、Motorcycle License Requirements and Dependenciesを参照してください。
設定 | 説明 |
---|---|
| エンジン トルクと燃料流量を推定するために、最大トルクとエンジン回転数のテーブル、2 つのスカラーの燃料質量プロパティ、および 1 つのスカラーのエンジン効率パラメーターを使用する簡易 SI エンジン モデル。 [Powertrain architecture] を |
| パワー、空気質量流量、燃料流量、排気温度、効率およびエミッションの各性能の詳細ルックアップ テーブルを使用してマッピングされた、SI エンジン モデル。 [Powertrain architecture] を |
Mapped Motor | 最大トルクがモーター回転数に対してマッピングされ、機械損失が回転数とトルクに対してマッピングされた電気モーター。 [Powertrain architecture] を |
依存関係
このパラメーターを有効にするには、[Setup] ペインで [Vehicle class] を [Motorcycle]
に設定します。
[Vehicle class] を [Motorcycle]
に設定して構成されたすべての車両には、Vehicle Dynamics Blockset および Simscape Multibody が必要です。詳細については、Motorcycle License Requirements and Dependenciesを参照してください。
設定 | 説明 |
---|---|
| フロントとリアのスプロケットまたはプーリで噛み合う拡張不可能なチェーンまたはベルト。リアのスプロケットまたはプーリは、ねじりダンパーをもつ車輪に取り付けられます。 |
依存関係
このパラメーターを有効にするには、[Setup] ペインで [Vehicle class] を [Motorcycle]
に設定します。
環境
[Ambient Conditions]
を選択して動作環境のパラメーターを設定します。
依存関係
このパラメーターを有効にするには、[Setup] ペインで [Vehicle class] を [Motorcycle]
に設定します。
シナリオとテスト
バーチャル車両のテスト計画を作成します。
乗用車のドライバー
[Driver] のオプションは、利用可能な製品ライセンスに応じて異なります。詳細については、Passenger Vehicle License Requirements and Dependencies (Powertrain Blockset)を参照してください。
設定 | 説明 |
---|---|
Longitudinal Driver | 縦方向の速度追跡コントローラーを実装します。 |
| 参照姿勢に対する縦方向の速度と横方向の変位を追跡します。 [Vehicle dynamics] を |
| 車両の現在の速度と方向に基づいて、車両の現在の姿勢が参照姿勢と一致するように、ステアリング角度コマンドを調整します。 [Vehicle dynamics] を |
依存関係
このパラメーターを有効にするには、[Setup] ペインで [Vehicle class] を [Passenger vehicle]
に設定します。
オートバイのライダー
[Vehicle class] を [Motorcycle]
に設定して構成されたすべての車両には、Vehicle Dynamics Blockset および Simscape Multibody が必要です。詳細については、Motorcycle License Requirements and Dependenciesを参照してください。
設定 | 説明 |
---|---|
| オートバイのフレームに対する相対運動がゼロになるように、剛体として実装されたライダー。クラウチングや縦方向のシフトがなく、リーン角はオートバイのフレームと同じです。 |
| オートバイのフレームに対して 6 自由度で実装されたライダー ボディ。フレームとは無関係にリーンおよびクラウチングできます。 |
依存関係
このパラメーターを有効にするには、[Setup] ペインで [Vehicle class] を [Motorcycle]
に設定します。
[Vehicle class] を [Motorcycle]
に設定して構成されたすべての車両には、Vehicle Dynamics Blockset および Simscape Multibody が必要です。詳細については、Motorcycle License Requirements and Dependenciesを参照してください。
設定 | 説明 |
---|---|
Longitudinal Rider | 縦方向の速度追跡コントローラーを実装します。 |
| ライダーはテスト シナリオで指定されている制御を行います。 |
依存関係
このパラメーターを有効にするには、[Setup] ペインで [Vehicle class] を [Motorcycle]
に設定します。
Passenger vehicle —
[Passenger vehicle]
では、[Vehicle dynamics] を[Longitudinal dynamics]
に設定すると、以下を選択できます。業界機関や団体からの標準的なドライブ サイクル。既定では
FTP75
ドライブ サイクルが選択されています。一部のドライブ サイクル (JC08
やCUEDC
など) にはギア シフト スケジュールが含まれています。初期基準速度、定格基準速度、減速開始時間、最終基準速度などの Wide Open Throttle (WOT) パラメーター。
[Passenger vehicle]
では、Vehicle Dynamics Blockset がある場合に [Vehicle dynamics] を[Combined longitudinal and lateral dynamics]
に設定すると、車両のハンドリング、安定性、および走行を解析するための操縦を選択できます。操縦には次のようなものがあります。Increasing Steer
Swept Sine
Sine with Dwell
Fishhook
Braking
Double Lane Change
Constant Radius
Wide Open Throttle
Motorcycle —
[Motorcycle]
では、[Vehicle dynamics] を[In-plane dynamics]
に設定すると、以下を選択できます。業界機関や団体からの標準的なドライブ サイクル。既定では
FTP75
ドライブ サイクルが選択されています。一部のドライブ サイクル (JC08
やCUEDC
など) にはギア シフト スケジュールが含まれています。初期基準速度、定格基準速度、減速開始時間、最終基準速度などの Wide Open Throttle (WOT) パラメーター。
[Motorcycle]
では、[Vehicle dynamics] を[Out-of-plane dynamics]
に設定すると、車両のハンドリング、安定性、走行の解析のための操縦を選択できます。操縦には次のようなものがあります。Steady Turning
Handle Hit
Unreal Engine 3D シミュレーション環境でバーチャル車両を実行する場合は、[3D Scene Selection] を [3D Scene]
に設定します。Unreal Engine シミュレーション環境の要件と制限で要件を参照してください。
Logging
[Logging] タブで、ログを記録する信号を選択します。アプリには、[Selected Signals] リスト内の既定の信号セットがあります。既定のリストは車両の構成によって異なります。信号を追加または削除できます。オプションには、エネルギー関連の量、車両の位置、速度、加速度などがあります。
Build
バーチャル車両を作成するには、[Composer] タブの [Build] セクションで [Virtual Vehicle] をクリックします。作成すると、バーチャル ビークル コンポーザー アプリにより、指定した車両のアーキテクチャとパラメーターを組み込んだ Simulink モデル テンプレートが作成されて、作成したテスト計画にモデルが関連付けられます。詳細については、Virtual Vehicle Model Templateを参照してください。
作成が完了するまでには時間がかかります。進行状況バーに進捗状況が表示されます。
Operate
テスト計画全体を実行するには、[Composer] タブの [Operate] セクションで [Run Test Plan] をクリックします。
シミュレーションが完了するまでには時間がかかります。MATLAB コマンド ウィンドウで進捗状況を表示します。
このアプリでは、テスト計画の最後のシナリオに関する動力解析レポートも生成できます。詳細については、Run Power Accounting (Powertrain Blockset)を参照してください。
Analyze
操作中にログを記録することを選択したシミュレーション信号を表示して解析するには、[Composer] タブの [Analyze] セクションで [Simulation Data Inspector] をクリックします。
テスト計画に複数のテスト シナリオが含まれている場合、シミュレーション データ インスペクターには最後のシナリオの結果が表示されます。これより前のシナリオの結果を表示するには、アーカイブされた結果を読み込みます。
詳細については、シミュレーション データ インスペクターを参照してください。