メインコンテンツ

このページの内容は最新ではありません。最新版の英語を参照するには、ここをクリックします。

設計から検証への要件の割り当てとトレース

システムズ エンジニアリング設計は反復的なプロセスです。設計技術者は、要件を作成してリンクし、調整を行った後に、システム設計が各要件を正確に実装しているかを包括的なテスト カバレッジによりテストします。"要件" は、システムの目的の動作と特性を表すステートメントの集合です。要件はシステム設計の整合性を保証するのに役立ちます。実現と検証が可能で、明確かつ相互に一貫性がなければなりません。設計のレベルごとに適切な要件が必要です。

System Composer™ で要件をリンク、トレース、管理するには、Requirements Toolbox™ のライセンスが必要です。

インポートしたファイルから参照要件リンクを更新して Requirements Toolbox と統合するには、Redirect Reference Requirement Links from Imported Fileを参照してください。

要件のトレーサビリティを強化するには、システム、機能、カスタム、性能、または設計の要件をコンポーネントおよびポートにリンクします。派生した要件や割り当てられた要件を表すには、要件を相互にリンクします。要件はアーキテクチャ モデルの要件マネージャー (Requirements Toolbox)またはカスタム ビューで管理します。要件にテスト ケースを割り当てるときは、検証と妥当性確認のために Simulink テスト マネージャー (Simulink Test)を使用します。

"要件セット" は要件の集合です。要件を階層的に構築し、それらをコンポーネントまたはポートにリンクすることができます。要件セット内の要件を編集および調整するには、要件エディター (Requirements Toolbox)を使用します。要件セットは SLREQX ファイルに保存されます。新しい要件セットを作成し、Requirements Toolbox を使用して要件を作成するか、サポートされているサードパーティ ツールから要件をインポートできます。

リンクは 2 つのモデルベース デザイン要素を関連付けるオブジェクトです。"要件リンク" は、リンク先が要件になっているリンクです。要件はコンポーネントまたはポートにリンクできます。System Composer で要件マネージャー (Requirements Toolbox)を使用してリンクを表示します。要件ブラウザーで要件を選択すると、その要件が割り当てられているコンポーネントまたはポートが強調表示されます。リンクは SLMX ファイルとして外部保存されます。

Simulink テスト マネージャー (Simulink Test)の使用およびコンポーネントのテスト ハーネスの作成には、Simulink® Test™ のライセンスが必要です。詳細については、テスト ハーネスの作成 (Simulink Test)を参照してください。

ヒント

System Composer の概念をシステムズ エンジニアリング設計に適用する方法の詳細については、System Composer Conceptsを参照してください。

要件を使用してシステム設計から検証へのトレーサビリティを確立します。次の表に要件の使用に関するトピックを示します。

トピック説明
要件のリンクとトレースアーキテクチャ モデルの要件を定義し、機能要件をコンポーネントに割り当ててトレーサビリティを確立します。
Manage Requirements要件エディター (Requirements Toolbox)を使用して要件を管理し、トレーサビリティ ダイアグラムを使用して要件をトレースし、Requirements Table (Requirements Toolbox) ブロックを使用して要件を解析します。
Verify and Validate Requirementsコンポーネントを中心にテスト ハーネスを作成し、Simulink テスト マネージャー (Simulink Test)を使用して要件にテスト ケースをリンクし、要件が設計のニーズを満たすことを検証します。

次の Variant Component ブロックには要件バッジがあります。要件パースペクティブに要件と要件リンクが表示されます。

参考

ブロック

ツール

関数

トピック