Adapter
異なるインターフェイスをもつコンポーネントの接続
説明
Adapter ブロックを使用すると、インターフェイス定義が異なるコンポーネントの接続元ポートと接続先ポートを接続できます。

System Composer™ コンポーネントを追加または接続するには以下を行います。
[モデル化] タブまたはパレットから Adapter ブロックを追加します。Adapter ブロックには
InポートとOutポートがあります。接続を作成するには、ポートをクリックしてドラッグします。各ポートを別のコンポーネントに接続します。新しいコンポーネントを作成して接続を完成させることもできます。
異なるインターフェイスをもつ 2 つのポート間に Adapter ブロックを挿入します。各ポートでインターフェイス要素間のマッピングを作成できます。
インターフェイス間のマッピングを行うには、インターフェイス変換を適用し、アーキテクチャ モデルのバス作成モードに切り替えます。
Adapter ブロックをダブルクリックしてInterface Adapterダイアログを開きます。そのダイアログ ボックスで、入力インターフェイスと出力インターフェイスの間のマッピングの作成と編集が可能です。[インターフェイス変換の適用] パラメーターを
UnitDelayに設定して代数ループを回避したり、RateTransitionに設定して参照モデルの異なるサンプル時間レートを調整したりできます。出力インターフェイスが未定義の場合、バス作成モードで入力インターフェイスを使用して所有出力インターフェイスを作成できます。
信号またはメッセージの線を含む Simulink® コンポーネントの動作がある場合、アーキテクチャ モデルのメッセージの接続とソフトウェア アーキテクチャ モデルの信号またはメッセージの接続をマージするには以下を行います。
Adapter ブロックをダブルクリックしてInterface Adapterを開き、手動でブロックを構成します。[インターフェイス変換の適用] パラメーターを
Mergeに設定します。ソフトウェア アーキテクチャ モデルの場合、ツールストリップから Merge ブロックを追加します。これは、マージ用に事前構成された Adapter ブロックです。
例
制限
Adapter ブロックを使ってインターフェイスを構造的に適応する場合に、このブロックはバス要素のポートを内部的に使い、以降はバーチャル バスのみをサポートします。
Adapter ブロックでは、メッセージと信号を入力および出力として混在させることはサポートされていません。
AUTOSAR アーキテクチャ モデルで使用する場合、対応する入力インターフェイスと出力インターフェイスの要素の名前が一致していなければなりません。
端子
入力
出力
詳細
バージョン履歴
R2019a で導入


