tabulate
度数分布表
説明
例
データのベクトルの度数分布表を作成します。
patients データ セットを読み込みます。変数 Gender の最初の 5 エントリを表示します。それぞれの値は患者の性別を示します。
load patients
Gender(1:5)ans = 5×1 cell
    {'Male'  }
    {'Male'  }
    {'Female'}
    {'Female'}
    {'Female'}
データ セットの Male 患者と Female 患者の数と割合を表示する度数分布表を生成します。
tabulate(Gender)
   Value    Count   Percent
    Male       47     47.00%
  Female       53     53.00%
正の整数のベクトルの度数分布表を作成します。既定では、ベクトル x に正の整数のみが含まれている場合、tabulate は、1 と max(x) の間の、x に出現しない整数について 0 カウントを返します。この動作を回避するには、tabulate を呼び出す前に、ベクトル x を categorical ベクトルに変換します。
patients データ セットを読み込みます。変数 Height の最初の 5 エントリを表示します。それぞれの値は、患者の身長をインチで示しています。
load patients
Height(1:5)ans = 5×1
    71
    69
    64
    67
    64
データ セット内の特定の身長をもつ患者の数と割合を 2 列目と 3 列目に表示する度数分布表を生成します。tabulate が返す行列の最初の 5 エントリと最後の 5 エントリを表示します。tbl には 1 インチと 72 インチの間の各身長が各行に含まれており、72 は Height 内の最大の身長の値です。
tbl = tabulate(Height); first = tbl(1:5,:)
first = 5×3
     1     0     0
     2     0     0
     3     0     0
     4     0     0
     5     0     0
last = tbl(end-4:end,:)
last = 5×3
    68    15    15
    69     8     8
    70    11    11
    71    10    10
    72     4     4
Height 変数に出現する身長のみの Count と Percent の値を表示する度数分布表を生成します。Height を categorical 変数に変換し、関数 tabulate を呼び出します。
newHeight = categorical(Height); tabulate(newHeight)
  Value    Count   Percent
     60        1      1.00%
     62        3      3.00%
     63        7      7.00%
     64       12     12.00%
     65        8      8.00%
     66       15     15.00%
     67        6      6.00%
     68       15     15.00%
     69        8      8.00%
     70       11     11.00%
     71       10     10.00%
     72        4      4.00%
tabulate を使用して文字配列から度数分布表を作成します。結果の cell 配列を table 配列に変換し、結果を可視化します。
carsmall データ セットを読み込みます。変数 Origin 内のデータを集計します。これにより、データ セット内の自動車の生産国が表示されます。結果の cell 配列 tbl を table 配列 t に変換します。Value 列を categorical ベクトルに変更します。
load carsmall tbl = tabulate(Origin); t = cell2table(tbl,'VariableNames', ... {'Value','Count','Percent'}); t.Value = categorical(t.Value)
t=6×3 table
     Value     Count    Percent
    _______    _____    _______
    USA         69        69   
    France       4         4   
    Japan       15        15   
    Germany      9         9   
    Sweden       2         2   
    Italy        1         1   
度数分布表から棒グラフを作成します。
bar(t.Value,t.Count) xlabel('Country of Origin') ylabel('Number of Cars')

NaN 値をもつ数値ベクトルから度数分布表を作成します。
carsmall データ セットを読み込みます。変数 MPG には、100 台の自動車で測定したガロンあたりの走行マイル数が格納されています。自動車 6 台については、MPG 値が欠損しています (NaN です)。
load carsmall
numcars = length(MPG)numcars = 100
nanindex = isnan(MPG); numMissingMPG = length(MPG(nanindex))
numMissingMPG = 6
MPG を使用して度数分布表を作成します。tabulate からの行列出力を table に変換し、table の列にラベルを付けます。
tbl = tabulate(MPG); t = array2table(tbl,'VariableNames', ... {'Value','Count','Percent'})
t=37×3 table
    Value    Count    Percent
    _____    _____    _______
       9       1      1.0638 
      10       2      2.1277 
      11       1      1.0638 
      13       4      4.2553 
      14       5      5.3191 
    14.5       1      1.0638 
      15       5      5.3191 
    15.5       1      1.0638 
      16       2      2.1277 
    16.5       2      2.1277 
      17       1      1.0638 
    17.5       2      2.1277 
      18       4      4.2553 
    18.5       1      1.0638 
      19       2      2.1277 
      20       2      2.1277 
      ⋮
度数分布表には数値の MPG の値をもつ 94 台の自動車についてのデータのみが表示されます。tabulate は、全 100 台の集合ではなく、自動車のこのサブセットの各 MPG 値の割合を計算します。
tnumcars = sum(t.Count)
tnumcars = 94
入力引数
入力データ。数値ベクトル、logical ベクトル、categorical ベクトル、文字配列、string 配列、または文字ベクトルの cell 配列を指定します。
- xが数値ベクトルの場合、- tblは数値行列です。
- xが logical ベクトル、categorical ベクトル、文字配列、string 配列、または文字ベクトルの cell 配列の場合、- tblは cell 配列です。
メモ
x の要素が正の整数の場合、度数分布表には、1 から max(x) までの整数の中で x に現れないものについては 0 というカウントが含まれます。たとえば、正の整数ベクトルの集計を参照してください。
データ型: single | double | logical | categorical | char | string | cell
出力引数
代替機能
- MATLAB® には関数 - groupcountsが含まれます。この関数もグループ カウントを返す関数であり、table を処理する際に推奨されます。
- grpstats関数もグループ カウントを返し、さらに追加のグループ要約統計量も返します。
拡張機能
tabulate 関数は、tall 配列を完全にサポートします。詳細は、tall 配列を参照してください。
この関数は、スレッドベースの環境を完全にサポートします。詳細については、スレッドベースの環境での MATLAB 関数の実行を参照してください。
バージョン履歴
R2006a より前に導入
MATLAB Command
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