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fullfact

説明

dFF = fullfact(levels) は、levels で指定された完全実施要因計画の処理を含む数値行列 dFF を返します。入力ベクトル levels の要素は各因子の水準の数に対応します。dFF の各行は、単一の処理 (因子水準の組み合わせ) に対応しています。dFF の各列に、1 から水準数までの範囲の整数値をもつ単一因子の処理の値が格納されます。dFF のサイズは mn 列で、mlevels の要素の積、nlevels の長さです。

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最初の因子には 2 つの水準があり、2 番目の因子には 4 つの水準がある、2 因子の完全実施要因計画を作成します。

dFF = fullfact([2 4])
dFF = 8×2

     1     1
     2     1
     1     2
     2     2
     1     3
     2     3
     1     4
     2     4

dff の各行は、完全実施要因計画の単一の処理 (因子水準の組み合わせ) に対応しています。

入力引数

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完全実施要因計画における各因子の水準の数。正の整数のベクトルとして指定します。

例: [3 5]

データ型: single | double

ヒント

  • 各因子が 2 水準 (01) のみの完全実施要因計画を作成するには、ff2n を使用します。

代替機能

fullfact を使用する代わりに、fullFactorialDOE 関数を使用して fullFactorialDOE オブジェクトを作成できます。fullFactorialDOE 関数には次の利点があります。

  • fullFactorialDOE 関数では、因子の名前、因子の数、カテゴリカルにする因子、各因子の水準の数と値、および実験モデルを指定できます。

  • fullFactorialDOE 関数は、設計点を返すだけでなく、fullFactorialDOE オブジェクトのプロパティに仕様を格納します。

  • fullFactorialDOE オブジェクトの作成後、fitlm 関数を使用して設計点に線形モデルを当てはめることができます。

バージョン履歴

R2006a より前に導入