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fracfact

説明

X = fracfact(gen) は、発生器 gen によって定義される 2 水準の一部実施要因計画を作成します。

[X,conf] = fracfact(gen) は、計画の交絡パターンも返します。

[X,conf] = fracfact(gen,Name=Value) は、1 つ以上の名前と値の引数で指定された追加オプションを使用して一部実施要因計画を作成します。

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4 つの変数に対応する一部実施要因計画を作成します。4 番目の変数は最初の 3 つの積になります。

x = fracfact("a b c abc")
x = 8×4

    -1    -1    -1    -1
    -1    -1     1     1
    -1     1    -1     1
    -1     1     1    -1
     1    -1    -1     1
     1    -1     1    -1
     1     1    -1    -1
     1     1     1     1

4 つの因子を使用して分解能 IV を実現する 6 因子計画の発生器を関数 fracfactgen を使用して求めます。

res = 4;
gen = fracfactgen("a b c d e f",4,res)
gen = 6x1 cell
    {'a'  }
    {'b'  }
    {'c'  }
    {'d'  }
    {'bcd'}
    {'acd'}

発生器によって定義される 2 水準の一部実施要因計画を作成します。

x = fracfact(gen)
x = 16×6

    -1    -1    -1    -1    -1    -1
    -1    -1    -1     1     1     1
    -1    -1     1    -1     1     1
    -1    -1     1     1    -1    -1
    -1     1    -1    -1     1    -1
    -1     1    -1     1    -1     1
    -1     1     1    -1    -1     1
    -1     1     1     1     1    -1
     1    -1    -1    -1    -1     1
     1    -1    -1     1     1    -1
      ⋮

入力引数

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最も小さい 2 水準の一部実施要因計画の発生器。次の値のいずれかとして指定します。

  • 各要素が 1 つのワードを含む string 配列または文字ベクトルの cell 配列。

  • スペースで区切られた複数のワードで構成される string スカラーまたは文字ベクトル。

"ワード" は大文字小文字を区別する文字または文字のグループで、"a" は値 1 を、"b" は値 2 を、"A" は値 27 を、"Z" は値 52 を表します。他の文字についても同様です。各ワードは、対応する因子の水準が 2^K 完全実施要因計画からの発生器の積としてどのように定義されるかを定義します。Kgen に含まれるアルファベットの文字数です。

例: ["a" "b" "c" "abc"]

例: {'a' 'b' 'c' 'abc'}

例: "a b c abc"

例: 'a b c abc'

データ型: string | char

名前と値の引数

オプションの引数のペアを Name1=Value1,...,NameN=ValueN として指定します。ここで Name は引数名、Value は対応する値です。名前と値の引数は他の引数の後ろにする必要がありますが、ペアの順序は関係ありません。

例: X = fracfact(gen,MaxInt=3) は、交互作用の最大水準を 3 と指定します。

R2021a より前では、名前と値をそれぞれコンマを使って区切り、Name を引用符で囲みます。

例: X = fracfact(gen,"MaxInt",3) は、交互作用の最大水準を 3 と指定します。

各因子の名前。文字ベクトル、string 配列または文字ベクトルの cell 配列として指定します。既定では、因子の名前は {'X1','X2',...} です。

データ型: string | char

交絡出力に含める交互作用の最大水準。正の整数として指定します。

出力引数

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2 水準の一部実施要因計画。NP 列の行列として返されます。ここで、次のようになります。

  • N = 2^K で、Kgen のアルファベットの文字数です。

  • P は、gen のワードの数です。

X は 2 水準計画であるため、X の成分は ±1 です。X の意味については、一部実施要因計画を参照してください。

計画の交絡パターン。文字ベクトルの cell 配列として返されます。

参照

[1] Box, G. E. P., W. G. Hunter, and J. S. Hunter. Statistics for Experimenters. Hoboken, NJ: Wiley-Interscience, 1978.

バージョン履歴

R2006a より前に導入