binoinv
二項累積分布逆関数
構文
X = binoinv(Y,N,P)
説明
X = binoinv(Y,N,P)
は、X
で評価された二項累積分布関数が Y
に等しいか、それ以上になる最小の整数 X
を返します。P
をそれぞれの試行で成功する確率としたとき、Y
を N
回の独立試行で X
回の成功が観測される確率と考えることができます。各 X
は N
以下の正の整数です。
Y
、N
、および P
は、同じサイズのベクトル、行列、または多次元配列になります。スカラー入力は、他の入力と同じ次元の定数配列に展開されます。N
のパラメーターは正の整数であり、P
および Y
の値は両方ともは区間 [0 1] 内に存在しなければなりません。
例
ある野球チームが、半々ぐらいの比率で試合に勝つとすると、1 シーズン 162 試合のうち、このチームが勝つ試合数の範囲はどのくらいが妥当でしょうか。
binoinv([0.05 0.95],162,0.5) ans = 71 91
この結果は、野球シーズンの 90% で、確率 0.500 のチームが 71 から 91 試合に勝つことを意味しています。
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バージョン履歴
R2006a より前に導入