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モデル編集環境

Simulink® のモデル編集環境は、Simulink エディターとライブラリ ブラウザーの 2 つの主要なツールで構成されます。ライブラリ ブラウザーでモデルに使用するブロックを探し、Simulink エディターでブロックを追加および接続してモデルを作成します。

Simulink エディター

Simulink エディターは、モデルを作成するための直観的なツールです。ベクトル グラフィックス エディターでブロック線図の作業を行う標準的な方法に加え、ブロックの追加や接続に便利なショートカットも用意されています。さらに、データのインポート、モデルのシミュレーション、モデルのパフォーマンスの解析など、技術的な処理に必要なツールも Simulink エディターから利用できます。

次の図は、Simulink エディターでモデル例の vdp を開いたものです。

Simulink エディターでは、メニューのコマンドやツール バーのショートカットを使用して、よく使用する操作を実行したりツールを開いたりできます。ツール バーのボタンにカーソルを合わせるとツールヒントが表示されます。また、"コンテキスト メニュー" のコマンドも用意されています。コンテキスト メニューは、エディターのモデル要素や空白領域を右クリックすると表示されます。たとえば、ブロックを右クリックすると、クリップボード操作や配置操作など、ブロックの操作に関連するコマンドがメニューに表示されます。コンテキスト メニューでしか使用できないコマンドもあります。

パレット

エディターの左側にあるパレットにも追加のショートカットが表示されます。パレットのショートカットは、モデルの表示やナビゲートなど、モデルの作成や演算以外の操作に使用します。たとえば、パレットには注釈やその他の視覚的要素 (モデルのラベルを表示するボックス型の領域など) を追加するショートカットがあります。また、モデルの特定の部分をズームするためのズーム ボタンもあります。

[エクスプローラー バーの非表示/表示] ボタンは、移動する際にモデルの階層構造のどこにいるかを示すバーを表示します。[モデル ブラウザーの非表示/表示] ボタンは、移動に使用できるモデルの階層構造を表示します。モデル ブラウザーを使用したモデルの階層構造の調査を参照してください。

追加のモデル ビュー

右下隅にあるコントロールを使用するとモデルの追加のビューが開きます。これには、たとえば、モデル インターフェイスのトレースに役立つインターフェイス ビューなどがあります。コントロールをクリックするとそれらのビューが表示されます。

対話型のモデル作成

Simulink エディターでモデルを作成するときは、一般的な手法でグラフィックス オブジェクトを操作できます。それらの操作のいくつかを次に示します。

  • クリック、Shift キーを押しながらクリック、およびドラッグによる選択

  • オブジェクトのサイズ変更 (ハンドルを使用) とオブジェクトの移動 (ドラッグ)

  • クリップボード操作 (切り取り、コピー、貼り付け)

  • 元に戻す/やり直し (最大 101 操作まで)

    メモ

    ブロック パラメーターの変更を元に戻すかやり直すと、視覚的なキューが表示され、影響を受けるパラメーターの現在の値を示します。一部のパラメーターの変更は、元に戻すコマンドまたはやり直しコマンドの影響を受けません。ブロック パラメーターへの変更を元に戻すかやり直したら、キューを使用して影響を受けるパラメーターを確認します。

    ごく一部のパラメーターは「元に戻す」をサポートしません。これらのパラメーターを変更すると、プロパティ インスペクターで変更するかブロック ダイアログ ボックスで変更するかにかかわらず、「元に戻す」の履歴は消去されます。

[ツール表示][ズーム] メニューのコマンドなど、一般的な方法を使用して、編集領域のズームやスクロールを行うことができます。サポートされているタッチ ディスプレイ プラットフォームを使用している場合は、ピンチ操作によるズームやスワイプによるスクロールが可能です。サポートされているタッチ ディスプレイ デバイスには、Windows® 7 または Windows 8 認定のタッチ ディスプレイを備えた Microsoft® Windows プラットフォームや、Apple Magic Trackpad を備えた Macintosh プラットフォームなどがあります。

このエディターでは、それらに加えて、Simulink 独自のスクロール操作用のショートカットもサポートされています。対話型のモデル作成に使用するショートカットなどの操作については、Simulink でのモデル化用のキーボード操作とマウス操作にまとめてあります。チュートリアルについては、Simulink エディターでのモデルの構築と編集を参照してください。

モデル設計エラーの検出

Simulink エディターは一部のモデル設計の問題を視覚的に伝えることができます。編集中にモデル エディターの強調表示されたブロックによって問題を知らせます。問題の説明を表示するには、強調表示されたブロックの上にカーソルを合わせてエラーまたは警告のシンボルをクリックします。

診断ビューアーと同様に、エラーまたは警告に修正法が事前定義されている場合は、通知ダイアログ ボックスには推奨アクションと対応する [修正] ボタンが表示されます。

Simulink は次のようなブロックのエラーおよび警告を検出できます。

  • Goto ブロックと From ブロックの不一致。

  • データ ストア ブロックの重複。[データ ストア名の重複] パラメーターの値によって、視覚的な表示を行うかどうか、その表示がエラーか警告であるかが決まります。

[エラーと警告] オプションは既定で有効になっています。このオプションをオフにするには、[情報表示][エラーと警告] の選択を解除します。

ライブラリ ブラウザー

ライブラリ ブラウザーは、モデルに追加するブロックと表示 (注釈) を特定するために使用します。左側のペインのツリー構造を使用するか、右側のペインのサブライブラリをダブルクリックしてライブラリを移動します。サブライブラリ、ブロック、テキスト注釈およびイメージ注釈が右側のペインに表示される可能性があります。任意のアイテムにカーソルを合わせると説明が表示されます。

探しているアイテムが見つかったら、モデルにドラッグするか、アイテムを選択し、コンテキスト メニューを使用して追加できます。

ヒント

ツリー構造の一番下にある [最近使用したブロック] には、最近使用した付属のライブラリからのブロックとライブラリが格納されます。

検索コントロールを使用してブロックや注釈を検索できます。正規表現、単語単位の検索、または大文字小文字を区別した検索を使用するには、[サブシステム、ブロック、注釈を検索します] ボタンの矢印 を使用します。注釈については、注釈内の任意のテキストまたは説明の任意の部分を検索できます。

既定では、ライブラリの内容はアルファベット順で表示されます。サブシステムが最初に表示され、次にブロック、注釈の順に表示されます。ライブラリの開発者が設定した順序で、ライブラリの内容を表示する場合は、右側のペインを右クリックして [ライブラリ モデル順に並べ替え] を選択します。この設定の有効性はセッション間で保持されます。

アルファベット順に戻すには、右クリックして [アルファベット順に並べ替え] を選択します。ライブラリの設計者がライブラリを設定した方法によっては、一部のアイテムがアルファベット順に表示されない場合があります。たとえば、[Simulink] ライブラリ内の Additional Math & Discrete ライブラリは、選択した並べ替えオプションにかかわらず最後に表示されます。

独自のライブラリを作成し、オプションでライブラリ ブラウザーに表示できます。カスタム ライブラリの作成を参照してください。

プロパティとパラメーターの設定

モデルを作成する際に、モデル要素のパラメーターとプロパティを設定できます。たとえば、ブロックがどのように機能するかに影響するブロックのパラメーターとプロパティを設定できます。Stateflow® チャート、信号線、注釈などの視覚要素およびモデルのプロパティも設定できます。

ワークフローや目的に基づいて、次を使用してパラメーターとプロパティを設定します。

  • プロパティ インスペクター。現在の選択に基づいて作業および更新を行う間、エディターで開いたままになります。

  • ダイアログ ボックス。特定のブロックなどの要素に関連付けられています。

  • モデル データ エディターが開いたままになり、信号、状態およびアルゴリズム ブロックのパラメーター (ゲインやフィルター係数など) の情報をテーブル内に表示します。

  • パラメーターの値がブロック アイコン上に表示されているブロックについては、ブロックを選択し、値にカーソルを合わせ、値を直接編集することができます。詳細については、ブロック パラメーターの設定を参照してください。

[ツール表示][プロパティ インスペクター] を選択すると、インターフェイスが Simulink エディターの右側に表示されます。プロパティ インスペクターは、既定の場所からドラッグしてエディターの別の場所にドッキングできます。プロパティ インスペクターのインターフェイスを折りたたむには、プッシュピンをクリックします。次の図はプロパティ インスペクターを表示するように選択されたブロックを示します。

プロパティ インスペクターは、作業中にパラメーターとプロパティを設定するときに便利です。開いたままにできて、現在の選択に対して値を設定するために使用できます。値は設定すると有効になります。このワークフローによってインターフェイスとの対話操作が簡単になります。

別の方法として、選択したモデル要素のダイアログ ボックスを開くこともできます。[プロパティ] や、(ブロックの場合は) [ブロック パラメーター] などの、[ブロック線図] メニューの項目を使用して開きます。コンテキスト メニューを使うこともできます。ブロックをダブルクリックすると、一般的にブロック ダイアログ ボックスが開きます (Subsystem ブロックおよび Model ブロックのいずれかのメニュー コマンドを使用します)。

プロパティ インスペクターとダイアログ ボックスは、1 つの選択に対して動作します。主な違いは、プロパティ インスペクターは選択するたびに更新されることと、ダイアログ ボックスには開いた要素のみについての設定が表示されることです。このことからダイアログ ボックスは次の場合に便利です。

  • モデルの階層構造の間を移動しているときに、モデルに移動して要素のパラメーターまたはプロパティの表示や設定を行う場合。

  • 類似した要素のパラメーターまたはプロパティを比較する場合。

  • ダイアログ ボックスにしか表示されない詳細設定の場合。

モデル データ エディター ([ツール表示][モデル データ エディター]) を使用すると、複数の信号、状態およびアルゴリズムのパラメーターを同時に設定できます。データ型、初期値、物理単位などの特定のパラメーターとプロパティのみを設定できます。一度に 1 つのモデル要素について作業するには、プロパティ インスペクターを開きます。バッチ操作を実行するには、モデル データ エディターを開きます。

ブロックのプロパティとパラメーターの設定の詳細については、信号プロパティの指定を参照してください。モデル データ エディターの使用については、モデル データ エディターを使用したデータ プロパティの設定を参照してください。

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