Main Content

Simulink でよく使用する機能とコマンドへのアクセス

Simulink® クイック アクセス ツール バーを使用して、よく使用する操作とお気に入りのコマンドにアクセスできます。このツール バーは、Simulink の異なるツールストリップ タブ間を移動するような場合でも、常に表示されています。

The quick access toolbar has default buttons, such as Save.

クイック アクセス ツール バーをカスタマイズするため、次の操作が可能です。

  • ツールストリップの項目を右クリックして、[クイック アクセス ツール バーに追加] を選択します。追加したツールストリップの項目を削除するには、その項目を右クリックして [クイック アクセス ツール バーから削除] を選択します。

  • 項目の位置を変更するには、その項目をドラッグします。

  • 項目のアイコンを右クリックして項目のラベルを表示し、[ラベルの表示] を選択します。

  • [共通のコントロール] ボタン をクリックして、対応するチェック ボックスをオンまたはオフにして、共通の項目を表示または非表示にします。

クイック アクセス ツール バーの既定の設定に戻すには、次のオプションのいずれかを使用します。

  • 項目を右クリックして [既定の設定に戻す] を選択します。

  • [共通のコントロール] ボタン をクリックして、[既定値に戻す] を選択します。

Simulink ツールストリップのアクションの検索

Simulink ツールストリップのアクションを検索するには、[検索ツールストリップ] ボタン をクリックします。表示される検索ボックスで、ツールストリップの項目の名前または説明の入力を開始し、クイック アクション検索メニューから選択します。

The search result for "configuration p" is the Model Settings toolstrip item.

[検索ツールストリップ] ボタン がクイック アクセス ツール バーにない場合は、[共通のコントロール] ボタン をクリックして、[検索ツールストリップ] チェック ボックスをオンにします。

あるいは、Simulink エディターのキャンバスでダブルクリックして [アクション] タブを選択して、または Ctrl + . (ピリオド) のキーボード ショートカットを使用して、クイック アクション検索メニューを開くことができます。詳細については、Simulink でのモデル化用のキーボード ショートカットとマウス操作を参照してください。

Simulink のお気に入りのコマンドの再実行

Simulink クイック アクセス ツール バーには、お気に入りの MATLAB® コマンドにアクセスするための場所が用意されています。[お気に入り] ボタン をクリックして [お気に入りのコマンド] ギャラリーを開きます。

The gallery allows you to add favorite commands and organize them in categories.

お気に入りのコマンドのリストは、MATLAB クイック アクセス ツール バーのお気に入りのコマンドのリストとは別のものです。

お気に入りのコマンドを作成するには、以下を行います。

  1. [新規お気に入り] をクリックします。[お気に入りのコマンド エディター] ダイアログ ボックスが開きます。

  2. [ラベル] ボックスで、お気に入りのコマンドの名前を入力します。

  3. [タイプ] ボックスで、お気に入りのコマンドがスクリプトまたは関数のどちらであるか指定します。スクリプトはベース ワークスペースで実行されます。関数は制限されたスコープで実行され、cbinfo 変数からコールバック情報を受け取ります。たとえば、var という名前の変数の値がベース ワークスペースで 1 になっている場合、コマンド var=5 を実行するスクリプトではベース ワークスペース内の var の値が 5 に変更されます。関数ではベース ワークスペースを使用しないため、同じコマンドを実行する関数ではベース ワークスペース内の var の値は変更されません。詳細については、ベース ワークスペースと関数ワークスペースを参照してください。

  4. [コード] ボックスで、お気に入りのコマンドで実行するステートメントを入力します。

  5. [カテゴリ] を、ドロップダウン リストから既存のカテゴリに設定します。

  6. オプションで、提供されているオプションのいずれか、またはカスタム アイコンに [アイコン] を設定します。カスタム アイコンは PNG ファイルでなければなりません。カスタム アイコンの名前の変更、移動、または削除を実行すると、アイコンはアイコン リストに表示されなくなり、そのアイコンを使用していたお気に入りのコマンドが既定のアイコンに戻ります。

  7. オプションで、[クイック アクセス ツール バーに追加] および [クイック アクセス ツール バーにラベルを表示] を選択します。

  8. [OK] をクリックします。

  9. [コード] ボックスのステートメントを実行して、想定のとおりのアクションが実行されることを確認するため、新規のコマンドのボタンをクリックします。お気に入りのコマンド エディターの [コード] ボックス内にあるすべてのステートメントが、コマンド ウィンドウから実行されたかのように実行されますが、コマンド履歴ウィンドウにステートメントは表示されません。

お気に入りのコマンドを編集または削除するには、コマンドを右クリックして対応するオプションを選択します。

お気に入りのコマンドの新しいカテゴリを作成するには、以下を行います。

  1. [新規カテゴリ] をクリックします。[お気に入りのカテゴリ エディター] ダイアログ ボックスが開きます。

  2. [ラベル] ボックスにカテゴリの名前を入力します。

  3. [OK] をクリックします。

カテゴリを並べ替えるには、カテゴリ名の右にある [カテゴリを一番上に移動] ボタンおよび [カテゴリを一番下に移動] ボタンをクリックします。

カテゴリを編集または削除するには、カテゴリを右クリックして対応するオプションを選択します。

Simulink の [お気に入りのコマンド] ギャラリーをリセットするには、関数 slResetFavoriteCommands を使用します。

Simulink のお気に入りのコマンドの共有

Simulink の [お気に入りのコマンド] ギャラリーの内容をチーム メンバーと共有できるファイルにエクスポートするには、関数 slExportFavoriteCommands を使用します。生成されたファイルに、カテゴリとその順序などのギャラリーの内容が保存されます。

お気に入りのコマンドをファイルからインポートするには、関数 slImportFavoriteCommands を使用します。インポートするときは、インポートした内容を既存の内容とマージするか、ギャラリーの内容を完全に上書きできます。

内容をマージする場合は次のようになります。

  • インポートした内容は既存の内容の後に表示されます。

  • インポートしたコマンドのカテゴリが既存のカテゴリと一致する場合、インポートしたコマンドは既存のカテゴリに追加されます。

  • コマンドは名前やプロパティが互いに同じであってもかまいません。コマンドが別のコマンドで上書きされることはありません。

参考

| |

関連するトピック