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ルックアップ テーブル ブロックの新しいバージョンへの更新
ブロックと最新バージョンのブロックの比較
R2011a では、Simulink® ライブラリで、以下のルックアップ テーブル ブロックが新しいバージョンに置き換えられました。
ブロック | 変更点 | 強化機能 |
---|---|---|
Lookup Table |
|
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Lookup Table (2-D) |
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|
Lookup Table (n-D) |
|
|
旧バージョンの Lookup Table ブロックとのモデルの互換性
Lookup Table、Lookup Table (2-D)、および Lookup Table (n-D) ブロックを含む既存のモデルを読み込む場合は、それらのバージョンのブロックが表示されます。最新バージョンのルックアップ テーブル ブロックは、Simulink ライブラリ ブラウザーから新しいモデルにブロックをドラッグする場合にのみ表示されます。
関数 add_block
を使用して、Lookup Table、Lookup Table (2-D)、および Lookup Table (n-D) ブロックを追加する場合、それらのバージョンのブロックが表示されます。"最新" バージョンのブロックをモデルに追加する場合、add_block
のソース ブロック パスを次のように変更します。
ブロック | 古いブロック パス | 新しいブロック パス |
---|---|---|
Lookup Table | simulink/Lookup Tables/Lookup Table | simulink/Lookup Tables/1-D Lookup Table |
Lookup Table (2-D) | simulink/Lookup Tables/Lookup Table (2-D) | simulink/Lookup Tables/2-D Lookup Table |
Lookup Table (n-D) | simulink/Lookup Tables/Lookup Table (n-D) | simulink/Lookup Tables/n-D Lookup Table |
モデルの更新方法
モデルを最新バージョンのルックアップ テーブル ブロックを使用するように更新するには、以下の手順に従います。
ステップ | アクション | 理由 |
---|---|---|
1 | アップグレード アドバイザーを実行します。 | 1-D Lookup Table ブロックおよび 2-D Lookup Table ブロックと互換性のある設定をもたないブロックを特定します。 |
2 | 互換性のある設定をもたない各ブロックで、次の操作を実行します。
| 最新バージョンとの互換性を確保するために、それぞれの Lookup Table ブロックまたは Lookup Table (2-D) ブロックを変更します。 |
3 | アップグレード アドバイザー チェックで満足な結果が得られるまで、手順 1 と 2 を反復します。 | モデル全体でブロックの置換が機能することを確認します。 |
ブロックを置き換えた後、モデルに表示されるブロック名は変わりません。ただし、ブロック アイコンは 1-D Lookup Table ブロックおよび 2-D Lookup Table ブロックのアイコンと一致します。アップグレード アドバイザーについての詳細は、モデルのアップグレードを参照してください。
モデル アドバイザー チェックで予期される動作
モデル アドバイザー チェックではすべての Lookup Table ブロック、および Lookup Table (2-D) ブロックを次の 3 つのカテゴリにグループ化します。
1-D Lookup Table ブロックおよび 2-D Lookup Table ブロックと互換性のある設定をもつブロック
1-D Lookup Table ブロックおよび 2-D Lookup Table ブロックと互換性のない設定をもつブロック
反復されるブレークポイントをもつブロック
互換性のある設定をもつブロック
ブロックのパラメーター設定に互換性がある場合、下位互換性がなくても自動ブロック置換を行うことができます。
Lookup Table ブロックまたは Lookup Table (2-D) ブロック内のルックアップ メソッド | 自動ブロック置換後のパラメーター設定 | |
---|---|---|
内挿 | 外挿 | |
内挿 - 外挿 | 線形 | 線形 |
内挿 - 最後の値を使用 | 線形 | クリップ |
入力の下の値を使用 | フラット | 該当なし |
ブレークポイントの間隔によって、1 つまたは 2 つのインデックス検索手法を適用できます。
Lookup Table ブロックまたは Lookup Table (2-D) ブロック内のブレークポイントの間隔 | 自動ブロック置換後のインデックス検索手法 |
---|---|
等間隔でない | 二分探索 |
等間隔で調整可能 | [二分探索] または [等間隔のポイント] を選択するように求めるプロンプトが表示されます。 |
等間隔で調整不可能 |
非互換設定のブロック
ブロックのパラメーター設定に互換性がない場合、モデル アドバイザーは、可能な場合、警告と推奨アクションを表示します。
推奨アクションを実行する場合、ブロック置換中に非互換性を回避することができます。
推奨アクションを実行せずに、自動ブロック置換を使用する場合、結果の数値が異なる場合があります。
非互換性の警告 | 推奨アクション | 自動ブロック置換の動作 |
---|---|---|
[ルックアップ手法] は | ルックアップ手法を以下のオプションのいずれかに変更します。
| [ルックアップ手法] は 代替ブロックで、この設定は以下に対応します。
数値が異なる可能性があることを説明するメッセージも表示されます。 |
[ルックアップ手法] は | 外挿手法またはブロックの端子のデータ型を変更します。 | |
ブロックは固定小数点の語長を使用するため、内挿は 1 つの丸め演算のみ使用します。代替ブロックは、挿入に 2 つの丸め演算を使用します。 | なし | 数値が異なる可能性があることを説明するメッセージが表示されます。 |
反復ブレークポイントをもつブロック
ブロックが反復ブレークポイントをもつ場合、モデル アドバイザーはブレークポイント データを変更して、チェックを再実行することを推奨します。反復ブレークポイントをもつブロックに対しては、自動ブロック置換を実行できません。
参考
n-D Lookup Table | Prelookup | Interpolation Using Prelookup