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Simulink.sdi.setMaxDiskUsage

ディスクに記録されるログ データの最大サイズを指定

R2021a 以降

    説明

    Simulink.sdi.setMaxDiskUsage(maxSize) は、ログ記録に使用されるディスク容量が maxSize で指定された最大量 (GB 単位) を超えないように構成します。

    ログ データの最大サイズを構成する場合、関数 Simulink.sdi.setDeleteRunsOnLowSpace を使用してログ データが最大サイズに近づいたときの動作も構成できます。詳細については、ログ データの最小ディスク容量要件または最大サイズの指定を参照してください。

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    シミュレーションのデータをログに記録すると、大量のデータが生成されて、ディスク容量が一杯になる場合があります。ディスク容量が一杯になったことに関連する問題を軽減するため、最小ディスク容量の要件、ログ データの最大サイズ、またはその両方を指定できます。ログ データが指定した最大サイズを超える、またはディスク使用量がディスク空間の要件を超えるのを防ぐため、以前の実行データを削除したり、ログ データの記録を無効にしたりすることができます。現在のシミュレーションのデータのログ記録と、以前のシミュレーション データの保持のどちらを優先するかを指定できます。

    関数 Simulink.sdi.setRequiredFreeSpace を使用して、最低でも 1 GB の空きディスク容量を残すようログを設定します。

    Simulink.sdi.setRequiredFreeSpace(1);

    関数 Simulink.sdi.setMaxDiskUsage を使用して、ログ データの最大サイズを 100 GB に指定します。

    Simulink.sdi.setMaxDiskUsage(100);

    ログ データのサイズを設定するとき、ログ データの制限値が近づいたときの動作も指定できます。以前の実行のデータの保持と、現在の実行のデータのどちらを優先するかを指定できます。

    既定の設定では、現在のシミュレーション データが優先されます。ログ データのサイズが設定された制限値に近づくと、以前のシミュレーションのデータが削除されます。実行データを削除しても十分な空き容量が得られない場合、データのログ記録が無効になり、それ以降、現在のシミュレーションのデータは保存されなくなります。代わりに以前のシミュレーション データを優先する設定を選択した場合、ログ データが設定された制限値に近づくと直ちにログ記録が無効になります。実行データが削除されるときやログ記録が無効になるときには、警告が表示されます。

    関数 Simulink.sdi.setDeleteRunsOnLowSpace を使用して、以前の実行データの保持を優先するようにログを設定します。

    Simulink.sdi.setDeleteRunsOnLowSpace(false);

    ログ データのサイズが原因でログ記録が無効になった場合、以降のシミュレーションのデータを保存するには記録を再度有効にする必要があります。記録を有効化するには、関数 Simulink.sdi.setRecordData を使用します。

    Simulink.sdi.setRecordData(true);

    入力引数

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    ディスクに記録されるログ データの最大サイズ (GB 単位)。スカラーとして指定します。ログ データのサイズを制限なしとして構成するには、0 を指定します。

    例: Simulink.sdi.setMaxDiskUsage(500) は、ログ記録に使用されるディスク容量が 500 GB を超えないように構成します。

    バージョン履歴

    R2021a で導入