compare

Simulink.sdi.DatasetRef オブジェクトで参照されている実行を比較する

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構文

[matches, mismatches, results] = compare(dsr,compRun)

説明

[matches, mismatches, results] = compare(dsr,compRun) は、Simulink.sdi.DatasetRef オブジェクト dsr で参照されているシミュレーション データ インスペクター実行と別の実行 compRun 間の比較における一致数、不一致数、および比較結果を返します。比較結果は Simulink.sdi.DiffRunResult オブジェクトとして返されます。

例

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ライブ スクリプトを開く

モデル ex_sldemo_absbrake では、Constant ブロックを使用してアンチロック ブレーキ システムのスリップ設定点を指定します。モデルを 2 つの異なるスリップ設定点値 0.24 および 0.25 でシミュレートし、Simulink.sdi.DatasetRef オブジェクトを使用して各シミュレーション実行の出力ホイール速度を比較します。

Desired relative slip ブロックの値を 0.25 に設定します。その後、モデルのシミュレーションを実行します。

load_system("ex_sldemo_absbrake")
set_param("ex_sldemo_absbrake/Desired relative slip", "Value", "0.25")
sim("ex_sldemo_absbrake");

別の実行を作成するために、Desired relative slip ブロックの値を 0.24 に変更し、モデルを再度シミュレートします。

set_param("ex_sldemo_absbrake/Desired relative slip", "Value", "0.24")
sim("ex_sldemo_absbrake");

シミュレーション データ インスペクターの各実行に対応する Simulink.sdi.DatasetRef オブジェクトの配列を作成します。

DSR_Runs = Simulink.sdi.DatasetRef;

2 つの実行の結果を比較します。

[matches, mismatches, diffResult] = compare(DSR_Runs(1),DSR_Runs(2))
matches = 
0

mismatches = 
4

diffResult = 
  DiffRunResult with properties:

       MatlabVersion: '25.1.0.2966447 (R2025a) Update 1'
              RunID1: 15759
              RunID2: 15811
     BaselineRunName: 'Run 1: ex_sldemo_absbrake'
    CompareToRunName: 'Run 2: ex_sldemo_absbrake'
               Count: 4
         DateCreated: 18-Jul-2025 13:17:28
     GlobalTolerance: [1×1 struct]
             Summary: [1×1 struct]
             Options: {'Units'  'MustMatch'}
              Status: Completed
          StopReason: []

入力引数

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参照ベースライン実行。Simulink.sdi.DatasetRef オブジェクトとして指定します。

比較実行。Simulink.SimulationData.Dataset オブジェクト、Simulink.SimulationData.DatasetRef オブジェクト、timeseries オブジェクトなど、時間ベースのデータが含まれている Simulink.sdi.DatasetRef オブジェクトまたはワークスペース変数として指定します。比較データは、サンプル値がサンプル時間に関連付けられている時間ベースのデータでなければなりません。

出力引数

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比較の許容誤差内で一致した信号の数。非負の整数として返されます。

不一致信号の数。非負の整数として返されます。

Simulink.sdi.DiffRunResult オブジェクトで返される比較の結果。

代替方法

データ用に実行を作成し、比較用に関数 Simulink.sdi.compareRuns を使用できます。シミュレーション データ インスペクターで、シミュレーションから作成された実行を表示したり、実行にデータをインポートしたり、実行を比較することもできます。

バージョン履歴

R2017b で導入

参考

オブジェクト

関数

ツール

トピック