Simulink.profiler.Data
説明
Simulink プロファイラーを使用してモデルの実行をプロファイリングすると、プロファイリング結果はシミュレーション メタデータに Simulink.profiler.Data
オブジェクトとして保存されます。Simulink.profiler.Data
オブジェクトを使用して、HTML プロファイラー レポートを生成したり、プロファイリング結果をプログラムによって処理、解析したりすることができます。
作成
Simulink.profiler.Data
オブジェクトを作成するには、Simulink プロファイラーを使用してモデルの実行時間をプロファイリングします。プロファイリング シミュレーション結果は Simulink.SimulationOutput
オブジェクトとして返されます。SimulationOutput
オブジェクトの SimulationMetadata
プロパティには、プロファイリング結果も含め、完全なシミュレーション メタデータが含まれます。
プロファイリング結果が含まれている Simulink.profiler.Data
オブジェクトにアクセスするには、SimulationMetadata
オブジェクトの TimingInfo
プロパティを使用します。このプロパティには、シミュレーション実行時間に関する情報の概要を示すフィールドを含む構造体が含まれています。TimingInfo
構造体の ProfileData
フィールドには、Simulink.profiler.Data
オブジェクトが含まれています。
次のコードでは、関数 sim
を使用してプロファイリング シミュレーションをプログラムによって実行してから、プロファイリング データが含まれている Simulink.profiler.Data
オブジェクトにアクセスする方法を示します。
out = sim("MyModel","Profile","on"); profilingData = out.SimulationMetadata.TimingInfo.ProfilerData;
プロパティ
オブジェクト関数
generateReport | Create report of data from profiling simulation run using Simulink Profiler |
例
バージョン履歴
R2020a で導入