Main Content

assignin

データ ディクショナリ エントリに値を代入

説明

assignin(sectionObj,entryName,entryValue) は、データ ディクショナリ セクション sectionObj (Simulink.data.dictionary.Section オブジェクト) のデータ ディクショナリ エントリ entryName に値 entryValue を代入します。指定された名前のエントリがターゲットのセクションにない場合、assignin は指定された名前と値でエントリを作成します。

入力引数 entryName で指定された名前のエントリがターゲットのデータ ディクショナリ セクションで定義されていなくても、参照ディクショナリで定義されている場合は、assignin はターゲットのセクションに新しいエントリを作成するのではなく、参照ディクショナリのエントリに対して処理を実行します。

ブロック パラメーター値をスイープする目的でプログラムにより変数にアクセスするには、データ ディクショナリのプログラム インターフェイス経由で変数を変更する代わりに、Simulink.SimulationInput オブジェクトの使用を検討します。ブロック パラメーター値の最適化、推定およびスイープを参照してください。

すべて折りたたむ

Simulink.data.dictionary.Section オブジェクトを操作してデータ ディクショナリ エントリに値を代入します。

データ ディクショナリ myDictionary_ex_API.sldd の [Design Data] セクションを dDataSectObj という名前の Simulink.data.dictionary.Section オブジェクトで表します。

myDictionaryObj = Simulink.data.dictionary.open('myDictionary_ex_API.sldd');
dDataSectObj = getSection(myDictionaryObj,'Design Data');

データ ディクショナリ myDictionary_ex_API.sldd のエントリ myAssignedEntry に値 237 を代入します。myDictionary_ex_API.slddmyAssignedEntry というエントリがない場合は作成されます。

assignin(dDataSectObj,'myAssignedEntry',237)

入力引数

すべて折りたたむ

ターゲットのデータ ディクショナリ セクション。Simulink.data.dictionary.Section オブジェクトとして指定します。この関数を使用する前に、関数 getSection などを使用してターゲットのセクションを Simulink.data.dictionary.Section オブジェクトで表しておきます。

ターゲットのデータ ディクショナリ エントリの名前。文字ベクトルとして指定します。一致するエントリがない場合は、指定した名前で新しいエントリが作成されます。

例: 'myEntry'

データ型: char

データ ディクショナリ エントリに代入する値。データ ディクショナリの有効な内容を返す MATLAB 式として指定します。

例: 27.5

例: myBaseWorkspaceVariable

例: Simulink.Parameter

代替方法

モデル エクスプローラーのウィンドウを使用して、データ ディクショナリ エントリの値を表示して変更することができます。

バージョン履歴

R2015a で導入