importFromBaseWorkspace
ベース ワークスペースの変数をデータ ディクショナリにインポート
構文
説明
は、MATLAB ベース ワークスペースからデータ ディクショナリ importedVars = importFromBaseWorkspace(dictionaryObj)dictionaryObj にすべての変数をインポートします。ディクショナリの既存のエントリは上書きされません。ベース ワークスペースのいずれかの変数が既にディクショナリに含まれている場合、この関数は警告とリストを表示します。
この構文では、正常にインポートされた変数の名前のリストが返されます。変数が正常にインポートされたと見なされるのは、importFromBaseWorkspace でターゲットのデータ ディクショナリの対応するエントリに変数の値が代入されたときだけです。
は、1 つ以上の importedVars = importFromBaseWorkspace(dictionaryObj,Name,Value)Name,Value のペアの引数で指定された追加オプションを使用してベース ワークスペースの変数をデータ ディクショナリにインポートします。
[ は、上書きされなかった変数のリストも返します。この構文は、importedVars,existingVars] = importFromBaseWorkspace(___)existingVarsAction を 'none' (既定値) に設定した場合に使用します。この値に設定した場合、ディクショナリの既存のエントリは上書きされません。
さらに、[ は、インポートされなかったサポートされていない変数のリストを返します。ベース ワークスペースにサポートされていない変数がある場合、この関数を importedVars,existingVars,unsupportedVars] = importFromBaseWorkspace(___)unsupportedVars 出力引数なしで呼び出すと、Simulink® によって警告がレポートされます。
例
入力引数
名前と値の引数
出力引数
ヒント
importFromBaseWorkspaceでインポートできるのは、列挙データ型から作成された MATLAB 変数です。列挙型の定義はインポートできません。列挙データ型の定義をデータ ディクショナリにインポートするには関数importEnumTypesを使用します。データ ディクショナリに列挙データ型の変数をインポートする場合は列挙型定義もインポートしないと、ディクショナリの移植性が低くなり、他のユーザーが使用した場合に適切に機能しないことがあります。変数の値が (データ ディクショナリでは保存できない)
timeseriesオブジェクトまたは timeseries オブジェクトと同一のフィールドをもつ構造体の場合、importFromBaseWorkspaceは変数をインポートできません。
代替方法
Simulink エディターを使用してモデルをデータ ディクショナリにリンクするときに、ベース ワークスペースからモデル変数をインポートするかどうかを選択できます。詳細については、ディクショナリを使用する単一モデルの移行を参照してください。
また、モデル エクスプローラーのウィンドウで、ベース ワークスペースからデータ ディクショナリに変数をドラッグ アンド ドロップできます。
バージョン履歴
R2015a で導入