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gcb

現在のブロックのパス名を取得

説明

bl = gcb は、現在のシステム内にある現在のブロックの絶対ブロック パス名を返します。現在のブロックは以下のものを意味します。

  • 最後にクリックされたブロック

  • 対応する MATLAB® 関数を現在実行している S-Function ブロック

  • コールバック ルーチンが実行中のブロック

  • MaskInitialization のパラメーター評価の一部としてマスクが評価されるブロック

  • モデルを開いた後で最後に読み込まれたブロック

bl = gcb(sys) は、指定したシステム内の現在のブロックの絶対ブロック パス名を返します。最初にシステムを読み込んでください。

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最後に選択したブロックのパス名、および複数のブロックのまわりに描画した選択ボックスで選択される最初のブロックのパス名を取得します。

1 つのブロックを選択した後

例を開きます。次に、vdp モデルを開きます。

open_system('vdp')

モデル内のブロックを選択します。たとえば Constant ブロックを選択します。

次に、MATLAB® コマンド ウィンドウで次のコマンドを入力します。

gcb
ans = 
'vdp/Out2'

複数のブロックのまわりに選択ボックスを描画した後

複数のブロックのまわりに選択ボックスを描画して最後の選択を行った場合、関数 gcb は選択ボックスで選択した最初のブロックを返します。

モデルで、複数のブロックを選択します。たとえば、最初に Mu という名前のマスク サブシステム ブロックを囲み、次にモデル内の他の複数のブロックを囲む選択ボックスを描画します。

次に、MATLAB コマンド ウィンドウで次のコマンドを入力します。

gcb
ans = 
'vdp/Out2'

例を開きます。次に、vdp モデルを開きます。

open_system('vdp')

モデルで、Constant ブロックを選択します。

関数 get_param を使用して Constant value を取得します。関数 gcb を使用して Constant value を取得するブロックを指定します。

get_param(gcb,'Value')

例を開きます。次に、sldemo_fuelsys モデルを開きます。

open_system('sldemo_fuelsys')

fuel_rate_control サブシステム内の現在のブロックを取得します。

b = gcb('sldemo_fuelsys/fuel_rate_control')
b = 
'sldemo_fuelsys/fuel_rate_control/fuel_rate'

入力引数

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ブロックを含むシステム。文字ベクトルとして指定します。

例: 'vdp' 'sldemo_fuelsys/fuel_rate_control'

バージョン履歴

R2006a より前に導入