マスク コールバック コード
マスク コールバックでは、マスク ダイアログに変更があったときのマスク ダイアログの動作をカスタマイズできます。たとえば、マスク ダイアログでブロック パラメーターの値を変更すると、マスク ダイアログの特定のブロック パラメーターが無効または有効になります。
コールバック コードの実行
マスク パラメーターのコールバック コードはベース ワークスペースではなく一時ワークスペースで実行されます。コールバックで作成された変数を (コールバック処理中ではなく) 後で使用可能にしなければならない場合、該当する変数を明示的にベース ワークスペースに割り当てなければなりません。
Simulink® では、パラメーターの値に変更があった場合にコールバック コマンドを実行します。パラメーター コールバックは次のシナリオで実行されます。
マスク ダイアログ ボックスを開いたとき。最上位のマスク ダイアログ ボックスから順番にコールバック コマンドが実行されます。
マスク ダイアログ ボックスでパラメーターの値を変更し、カーソルの位置を変更するか [適用] をクリックしたとき。たとえば、パラメーターの値を変更してから Tab キーを押すかダイアログ ボックスの別のフィールドをクリックしたとき。
set_param
コマンドを使用してパラメーターの値を変更したとき。診断の [編集時のエラーと警告] を有効にしてモデルを開いたとき。
変更を保存せずにマスク ダイアログ ボックスを閉じた場合、パラメーターのコールバック コマンドが順番に実行されます。
メモ
マスク ダイアログ ボックスのボタンは、ボタンに関連付けられたコールバック コードの実行中は使用できません。
コールバック コマンドは、ブロックのツール ヒントが表示されるときにマスク ダイアログ ボックスが開いている場合は実行されません。