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J-K Flip-Flop

負のエッジトリガー J-K フリップフロップをモデル化する

  • J-K Flip-Flop block

ライブラリ:
Simulink Extras / Flip Flops

説明

J-K Flip-Flop ブロックは、負のエッジトリガー J-K フリップフロップをモデル化します。J-K flip-flop ブロックには、JK、および CLK の 3 つの入力があります。クロック信号 (CLK) の負 (立ち下がり) のエッジで、J-K Flip-Flop ブロックは次の真理値表に従って、Q とその補数 !Q を出力します。この真理値表内の Qn-1 は、前のタイム ステップでの出力です。

メモ

J-K Flip-Flop ブロックは非ゼロの入力を true (1) として扱います。

JK Q n !Q n
00 Q n-1 !Q n-1
0101
1010
11 !Q n-1 Q n-1

J が 1 で K が 0 の場合、フリップフロップはセット状態に移行します (Qn が 1)。J が 0 で K が 1 の場合、フリップフロップはリセット状態に移行します (Qn が 0)。JK の両方が 0 の場合、フリップフロップは前の状態のままとなります (QnQn-1)。JK の両方が 1 の場合、フリップフロップは切り替わります (QnQn-1 の補数)。

boolean または double データ型としての論理信号

[boolean データ (対 double) として論理信号を処理] コンフィギュレーション パラメーター設定は、J-K Flip-Flop ブロックの入力データ型と出力データ型に影響します。このブロックは Combinatorial Logic ブロックを使用するマスク サブシステムであるためです。このコンフィギュレーション パラメーターの詳細については、boolean データ (対 double) として論理信号を処理を参照してください。

端子

入力

すべて展開する

入力信号 J。スカラー、ベクトル、または行列として指定します。

依存関係

J-K Flip-Flop ブロックが受け入れるデータ型は、[boolean データ (対 double) として論理信号を処理] コンフィギュレーション パラメーターの設定によって異なります。

  • OnJ-K Flip-Flop ブロックは boolean 型の実数のスカラー信号のみを受け入れる。

  • OffJ-K Flip-Flop ブロックは boolean 型または double 型の実数のスカラー信号を受け入れる (いずれの入力も同じ型でなければならない)。

データ型: double | Boolean

クロック信号。スカラー、ベクトル、または行列として指定します。

依存関係

J-K Flip-Flop ブロックが受け入れるデータ型は、[boolean データ (対 double) として論理信号を処理] コンフィギュレーション パラメーターの設定によって異なります。

  • OnJ-K Flip-Flop ブロックは boolean 型の実数のスカラー信号のみを受け入れる

  • OffJ-K Flip-Flop ブロックは boolean 型または double 型の実数のスカラー信号を受け入れる (いずれの入力も同じ型でなければならない)。

データ型: double | Boolean

入力信号 K。スカラー、ベクトル、または行列として指定します。

依存関係

J-K Flip-Flop ブロックが受け入れるデータ型は、[boolean データ (対 double) として論理信号を処理] コンフィギュレーション パラメーターの設定によって異なります。

  • OnJ-K Flip-Flop ブロックは boolean 型の実数のスカラー信号のみを受け入れる

  • OffJ-K Flip-Flop ブロックは boolean 型または double 型の実数のスカラー信号を受け入れる (いずれの入力も同じ型でなければならない)。

データ型: double | Boolean

出力

すべて展開する

入力と同じ次元とデータ型をもつ出力信号 !Q

データ型: double | Boolean

入力と同じ次元とデータ型をもつ出力信号 !Q

データ型: double | Boolean

パラメーター

すべて展開する

出力 Q の初期値を指定します。非ゼロの値は true (1) として扱われます。

プログラムでの使用

ブロック パラメーター: initial_condition
型: 文字ベクトル
値: スカラー
既定の設定: '0'

バージョン履歴

R2008b で導入