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D Latch

有効な D ラッチ フリップフロップをモデル化する

  • D Latch block

ライブラリ:
Simulink Extras / Flip Flops

説明

D Latch ブロックは、有効な D ラッチ フリップフロップをモデル化します。D Latch ブロックには次の 2 つの入力があります。

  • D — データ入力。

  • C — チップ イネーブル入力信号。

チップ イネーブル入力信号 (C) は、ブロックが実行されるタイミングを制御します。C がゼロより大きい場合、出力 Q は入力 D と同じになります。D Latch ブロックの真理値表を次に示します。

メモ

D Latch ブロックは非ゼロの入力を true (1) として扱います。

CDQ!Q
0任意変更なし変更なし
1001
1110

D Latch ブロックは、有効になっていない場合、前回の状態のままになります。

boolean または double データ型としての論理信号

[boolean データ (対 double) として論理信号を処理] コンフィギュレーション パラメーター設定は、D Latch ブロックの入力データ型と出力データ型に影響します。このブロックは Logical Operator ブロックを使用するマスク サブシステムであるためです。マスク サブシステム内の Logical Operator ブロックのパラメーター設定は次のとおりです。

ブロック パラメーター 設定
出力データ型継承: logical
すべての入出力が同じデータ型をもつOn

[boolean データ (対 double) として論理信号を処理] コンフィギュレーション パラメーターの詳細については、boolean データ (対 double) として論理信号を処理を参照してください。

端子

入力

すべて展開する

データ入力信号。スカラー、ベクトル、または行列として指定します。

依存関係

D Latch ブロックが受け入れるデータ型は、[boolean データ (対 double) として論理信号を処理] コンフィギュレーション パラメーターの設定によって異なります。

  • OnD Latch ブロックは boolean 型の信号のみを受け入れます。

  • OffD Latch ブロックは boolean 型または double 型の信号を受け入れます。

データ型: double | Boolean

チップ イネーブル入力信号。スカラー、ベクトル、または行列として指定します。

データ型: single | double | int8 | int16 | int32 | uint8 | uint16 | uint32 | Boolean | fixed point | enumerated | bus

出力

すべて展開する

出力信号 Q。次元およびデータ型は入力 D と同じです。

データ型: double | Boolean

出力信号 !Q。次元およびデータ型は入力 D と同じです。

データ型: double | Boolean

バージョン履歴

R2008b で導入