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D Flip-Flop

正エッジトリガー イネーブル付き D フリップフロップのモデル化

  • D Flip-Flop block

ライブラリ:
Simulink Extras / Flip Flops

説明

D Flip-Flop ブロックは、正エッジトリガー イネーブル付き D フリップフロップをモデル化します。D Flip-Flop ブロックには 3 つの入力があります。

  • D — データ入力

  • CLK — クロック信号

  • !CLR — イネーブル入力信号

クロック信号の正 (立ち上がり) エッジでブロックがイネーブルである (!CLR がゼロより大きい) 場合、出力 Q は入力 D と同じになります。D Flip-Flop ブロックの真理値表を次に示します。

メモ

D Flip-Flop ブロックは非ゼロの入力を true (1) として扱います。

DQ!Q
110
001

クロック信号の立ち上がりエッジでブロックがイネーブルでない場合、Q はゼロにリセットされます。クロック信号が立ち上がりでない場合、ブロックは前の状態のままになります。

boolean または double データ型としての論理信号

[boolean データ (対 double) として論理信号を処理] コンフィギュレーション パラメーター設定は、D Flip-Flop ブロックの入力データ型と出力データ型に影響します。D Flip-FlopLogical Operator ブロックを使用するマスク サブシステムであるためです。マスク サブシステム内の Logical Operator ブロックのパラメーター設定は次のとおりです。

ブロック パラメーター 設定
出力データ型継承: logical
すべての入出力が同じデータ型をもつOn

[boolean データ (対 double) として論理信号を処理] コンフィギュレーション パラメーターの詳細については、boolean データ (対 double) として論理信号を処理を参照してください。

端子

入力

すべて展開する

データ入力信号。スカラー、ベクトル、または行列として指定します。

依存関係

D Flip-Flop ブロックが入力 D で受け入れるデータ型は、[boolean データ (対 double) として論理信号を処理] モデル コンフィギュレーション パラメーターの設定によって異なります。このパラメーターがオンの場合、D のデータ型は boolean でなければなりません。このパラメーターがオフの場合は、D のデータ型は boolean または double にすることができます。

データ型: double | Boolean

クロック信号。スカラー、ベクトル、または行列として指定します。

データ型: single | double | int8 | int16 | int32 | uint8 | uint16 | uint32 | Boolean | fixed point | enumerated | bus

イネーブル入力信号。スカラー、ベクトル、または行列として指定します。

データ型: single | double | int8 | int16 | int32 | uint8 | uint16 | uint32 | Boolean | fixed point | enumerated | bus

出力

すべて展開する

出力信号 Q。次元およびデータ型は入力 D と同じです。

データ型: double | Boolean

出力信号 !Q。次元およびデータ型は入力 D と同じです。

データ型: double | Boolean

バージョン履歴

R2008b で導入