D Flip-Flop
正エッジトリガー イネーブル付き D フリップフロップのモデル化
ライブラリ:
Simulink Extras / Flip Flops
説明
D Flip-Flop ブロックは、正エッジトリガー イネーブル付き D フリップフロップをモデル化します。D Flip-Flop ブロックには 3 つの入力があります。
D — データ入力
CLK — クロック信号
!CLR — イネーブル入力信号
クロック信号の正 (立ち上がり) エッジでブロックがイネーブルである (!CLR がゼロより大きい) 場合、出力 Q は入力 D と同じになります。D Flip-Flop ブロックの真理値表を次に示します。
メモ
D Flip-Flop ブロックは非ゼロの入力を true (1
) として扱います。
D | Q | !Q |
---|---|---|
1 | 1 | 0 |
0 | 0 | 1 |
クロック信号の立ち上がりエッジでブロックがイネーブルでない場合、Q はゼロにリセットされます。クロック信号が立ち上がりでない場合、ブロックは前の状態のままになります。
boolean または double データ型としての論理信号
[boolean データ (対 double) として論理信号を処理] コンフィギュレーション パラメーター設定は、D Flip-Flop ブロックの入力データ型と出力データ型に影響します。D Flip-Flop は Logical Operator ブロックを使用するマスク サブシステムであるためです。マスク サブシステム内の Logical Operator ブロックのパラメーター設定は次のとおりです。
ブロック パラメーター | 設定 |
---|---|
出力データ型 | 継承: logical |
すべての入出力が同じデータ型をもつ | On |
[boolean データ (対 double) として論理信号を処理] コンフィギュレーション パラメーターの詳細については、boolean データ (対 double) として論理信号を処理を参照してください。
端子
入力
出力
バージョン履歴
R2008b で導入