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ROS Toolbox システム要件

ROS または ROS 2 用のカスタム メッセージを生成したり、MATLAB® または Simulink® ソフトウェアから ROS または ROS 2 ノードを展開したりするには、ROS または ROS 2 パッケージを作成する必要があります。これらのパッケージを作成するには、ご使用のプラットフォーム用の Python® ソフトウェア、CMake ソフトウェア、および C++ コンパイラが必要です。関数 rosinit を使用して ROS および ROS 2 ネットワークに接続するには、必要なバージョンの Python をインストールして設定する必要があります。

MATLAB または Simulink から ROS または ROS 2 ノードを生成して展開するには、MATLAB Coder™ または Simulink Coder のライセンスもそれぞれ必要です。CUDA® 用に最適化された ROS または ROS 2 を生成して展開するには、GPU Coder™ のライセンスが必要です。

メモ

MATLAB ソフトウェアと Simulink ソフトウェアのノードは、メッセージ定義が同じ場合にのみ、推奨される ROS および ROS 2 ディストリビューションに含まれていない ROS または ROS 2 ディストリビューション内の ROS または ROS 2 ノードと引き続き通信できます。

推奨される ROS および ROS 2 ディストリビューション

推奨される ROS および ROS 2 ディストリビューションのリリースごとのサポート

MATLAB のリリースROS ディストリビューションROS 2 ディストリビューション
R2025aNoetic NinjemysJazzy Jalisco
R2023b ~ R2024bNoetic NinjemysHumble Hawksbill
R2022a ~ R2023aNoetic NinjemysFoxy Fitzroy
R2020b ~ R2021bMelodic MoreniaDashing Diademata
R2019b ~ R2020aIndigo IglooBouncy Bolson
R2016 ~ R2019aIndigo Iglooサポートなし

サードパーティ製ソフトウェア

メモ

R2022b 以降、CMake の手動インストールは不要です。

 R2025a

 R2024b

 R2023b ~ R2024a

 R2023a

 R2022b

 R2022a

 R2020b ~ R2021b

Python 環境の構成

Python 環境を構成するためのリリースごとの情報

MATLAB のリリースPython 環境の構成
R2022b 以降

 ROS Toolbox 基本設定を使用して Python 環境を構成する

R2022b より前

 関数 pyenv を使用して Python 環境を構成する

ヒント

ROS 通信に組み込みのセキュリティはありません。これは、望ましくないユーザーによる未認証のアクセス、盗聴、データのなりすましなどのリスクにさらされる可能性があることを意味します。また、後から追加するノードにより、以前に送信されたデータにアクセスされることもあります。これらのリスクを軽減するには、ROS 通信を有線またはワイヤレスの信頼できるネットワークに限定し、利用できる最も強力な認証方法を使用するなど、信頼性の高いネットワーク セキュリティ対策を実装します。さらに、ベンダーから提供されている場合はセキュア バージョンの通信フレームワークをダウンロードして使用し、最新のセキュリティ ベスト プラクティスと一致するように構成します。

Docker およびバーチャル マシンのインストールと設定

ROS Toolbox に付属のバーチャル マシン イメージをインストールして設定します。これは Ubuntu Linux をベースとしており、ROS Toolbox の ROS の例をサポートするように事前構成されています。ROS Toolbox に付属の Docker イメージを使用します。これも Ubuntu Linux をベースとしており、ROS Toolbox の ROS と ROS 2 の例をサポートするように構成されています。

参考

トピック