load

バッチジョブからワークスペース変数を読み込む

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構文

load(j)

load(j,variables)

S = load(___)

説明

例

load(j) は、スクリプトまたは式を実行した batch ジョブ j からすべての変数を読み込みます。変数は現在のワークスペースに割り当てられます。現在のワークスペースに同じ名前の変数が存在する場合は、上書きされます。

ジョブのワークスペース変数は、ジョブが実行されるクラスターの JobStorageLocation プロパティで指定された場所に格納されます。load を実行しても、このデータは JobStorageLocation から削除されません。ワークスペースデータを削除するには、関数 delete を使用して個々のタスクまたはジョブ全体を削除します。

以下の場合、関数 load はエラーをスローします。

ジョブ j の State プロパティが 'finished' でない。
ジョブ j の State が 'finished' で、ジョブ j の Tasks プロパティで指定されたタスクのいずれかでエラーが発生している。

ヒント

ジョブ j のタスクのいずれかがエラーの発生後に失敗しているかどうかを確認するには、j.Tasks.Error が空かどうかを確認します。返される配列が空の場合、ジョブ j にエラーが発生したタスクはありません。

一部のタスクが正常に完了している場合、タスクの OutputArguments プロパティを使用してそのタスクの出力引数に直接アクセスできます。

load(j,variables) は、ジョブ j の変数を現在のワークスペースに読み込みます。

S = load(___) は、ジョブの変数を含む構造体を作成します。たとえば、S = load(j) はジョブ j のすべての変数を S に読み込みます。

例

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バッチジョブからワークスペースを読み込む

バッチジョブを実行し、そのジョブの出力を取得します。

値 3 を変数 x に代入します。その後、batch を使用して、既定のクラスタープロファイルによりジョブを作成します。そのジョブにおいて、ワーカー上で式 'y = magic(x)' を実行します。

x = 3;
j = batch('y = magic(x)');

ジョブを作成すると、変数 x が、クライアントワークスペースからバッチジョブを実行するワーカーへと自動的にコピーされます。

ジョブが完了するまで待ちます。その後、load を使用してジョブの変数をクライアントワークスペースに読み込みます。

wait(j)
load(j);

変数 x および y がクライアントで使用可能になっています。y の値を表示します。

ans =

     8     1     6
     3     5     7
     4     9     2

入力引数

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`j` — バッチジョブ
`parallel.Job` オブジェクト

バッチジョブ。parallel.Job オブジェクトとして指定します。バッチジョブを作成するには、batch を使用します。

`variables` — 読み込む変数の名前
文字ベクトル | string スカラー

読み込む変数の名前。1 つ以上の文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。

variables は次のいずれかの形式にできます。

`variables` 入力の形式	読み込む変数
`var1,...,varN`	リストされた変数を読み込みます。各変数は個別の文字ベクトルまたは string として指定します。パターンを一致させるには `'*'` ワイルドカードを使用します。
`'-regexp',expr1,...,exprN`	名前が正規表現と一致する変数またはフィールドのみを読み込みます。各正規表現は文字ベクトルまたは string として指定します。