plannerRRT
説明
plannerRRT
オブジェクトは、幾何学的プランニング問題を解決するための Rapidly-exploring Random Tree (RRT) プランナーを作成します。RRT は、特定の状態空間からランダムに取得されたサンプルから段階的に探索木を作成するツリーベースのモーション プランナーです。ツリーは最終的に探索空間に広がり、開始状態からゴール状態まで接続します。一般的なツリーの成長過程は次のとおりです。
プランナーが状態空間でランダムな状態 xrand をサンプリングします。
プランナーが状態 xnear を探します。これは探索木に既にある状態で、xrand に最も近いもの (状態空間の距離定義に基づく) になります。
プランナーが xnear から xrand に向かって状態 xnew に到達するまで展開します。
その後、新しい状態 xnew が探索木に追加されます。
幾何学的 RRT の場合、プランナー オブジェクトの状態空間で指定された拘束に違反せずに、2 つの状態間の展開と接続を解析的に見つけることができます。
作成
説明
は、状態空間オブジェクト planner
= plannerRRT(stateSpace
,stateVal
)stateSpace
および状態バリデーター オブジェクト stateVal
から RRT プランナーを作成します。stateVal
の状態空間は stateSpace
と同じでなければなりません。stateSpace
および stateVal
は planner
の StateSpace プロパティと StateValidator プロパティも設定します。
は、前述の構文の入力引数に加え、1 つ以上の名前と値の引数を使用してプロパティを設定します。MaxNumTreeNodes、MaxIterations、MaxConnectionDistance、GoalReachedFcn、および GoalBias の各プロパティを名前と値の引数として指定できます。planner
= plannerRRT(___,Name=Value
)
プロパティ
例
参照
[1] S.M. Lavalle and J.J. Kuffner. "Randomized Kinodynamic Planning." The International Journal of Robotics Research. Vol. 20, Number 5, 2001, pp. 378 – 400.
拡張機能
バージョン履歴
R2019b で導入