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uistyle
テーブルまたはツリー UI コンポーネントのスタイルの作成
説明
s = uistyle
は、テーブルまたはツリー UI コンポーネント用に空のスタイルを作成し、Style
オブジェクトを返します。テーブル UI コンポーネントのセルまたはツリー UI コンポーネントのノードの色およびフォント スタイルを作成するには、Style
オブジェクトを使用します。この構文を使用して、後でプロパティを追加するためのスタイルを作成します。
s = uistyle(
は、1 つ以上の名前と値の引数を使用して、Name,Value
)Style
プロパティ値を指定します。たとえば、'BackgroundColor','g'
は、背景色を緑に設定します。
例
テーブル セルの外観の変更
スタイルを作成し、それをテーブルに適用することで、テーブル列の背景色を変更します。
テーブル UI コンポーネントをもつ Figure を作成し、テーブルに数値データを入力します。
fig = uifigure; fig.Position = [500 500 520 220]; uit = uitable(fig); uit.Data = rand(5); uit.Position = [20 30 480 135];
次に、特定の背景色をもつスタイルを作成し、関数 addStyle
を使用してそのスタイルをテーブルの 2 番目の列に追加します。
s = uistyle('BackgroundColor','red'); addStyle(uit,s,'column',2)
複数のスタイルを使用してテーブルのさまざまな部分を強調
複数のスタイルを作成し、テーブル UI コンポーネントのさまざまな部分に追加します。
テーブル UI コンポーネントを含む Figure を作成し、テーブル内に数値データを表示します。後からセルのスタイルを設定できるように、テーブル内でゼロより小さい値を含む要素の行と列の添字を見つけます。
fig = uifigure; fig.Position = [500 500 720 230]; uit = uitable(fig); uit.Data = randi([-20,20],7); uit.Position = [20 30 680 185]; [row,col] = find(uit.Data < 0);
背景色スタイルを 2 つと、フォントの色と太さを指定するスタイルを 1 つ作成します。シアンの背景色を、列 1、3、5 に追加します。フォントを赤の太字にすることにより、負の値を含むセルを強調します。次に、行 3 および行 4 に緑の背景色のスタイルを追加します。最後に、シアンの背景色のスタイルを再利用して列 7 に追加します。同じタイプの複数のスタイルがセルに追加される場合、最後に追加されるスタイルがセルに表示されます。
s1 = uistyle; s1.BackgroundColor = 'cyan'; addStyle(uit,s1,'column',[1 3 5]) s2 = uistyle; s2.FontColor = 'red'; s2.FontWeight = 'bold'; addStyle(uit,s2,'cell',[row,col]) s3 = uistyle; s3.BackgroundColor = 'green'; addStyle(uit,s3,'row',[3 4]) addStyle(uit,s1,'column',7)
ファイル タイプを示すツリー ノードのスタイルの決定
異なるファイル タイプを視覚的に区別できるように、ファイル構造を展示するツリー中のノードのスタイルを決定します。
ツリー UI コンポーネントを作成します。各最上位ノードはフォルダーを表します。各子ノードはそのフォルダー中のファイルを表します。ツリーを展開すると、すべてのノードが表示されます。
fig = uifigure('Position',[300 300 350 400]); t = uitree(fig); % Parent nodes n1 = uitreenode(t,'Text','App 1'); n2 = uitreenode(t,'Text','App 2'); n3 = uitreenode(t,'Text','Images'); % Child nodes n11 = uitreenode(n1,'Text','myapp1.m'); n21 = uitreenode(n2,'Text','myapp2.m'); n22 = uitreenode(n2,'Text','app2callback.m'); n31 = uitreenode(n3,'Text','peppers.png'); n32 = uitreenode(n3,'Text','corn.tif'); expand(t)
3 つのスタイルを作成します。1 つはフォントの太さが太字、1 つはフォントの角度がイタリック、1 つはフォント色が青です。
dirStyle = uistyle('FontWeight','bold'); imgStyle = uistyle('FontAngle','italic'); mStyle = uistyle('FontColor','blue');
太字のスタイルを最上位ノードに適用して、フォルダーを表すノードを区別します。青いスタイルを App 1
ノードおよび App 2
ノードの子に適用して、MATLAB® プログラム ファイルを表すノードを区別します。最後に、イメージ ファイルを表すノードにイタリックのスタイルを適用します。
addStyle(t,dirStyle,'level',1); addStyle(t,mStyle,'node',[n1.Children;n2.Children]); addStyle(t,imgStyle,'node',[n31 n32]);
UI コンポーネント間で統一した外観の作成
単一のスタイルをチェック ボックス ツリーおよびテーブル UI コンポーネント両方に追加して、まとまりのあるアプリの外観を作成します。
Figure ウィンドウを作成して、チェック ボックス ツリーおよびテーブルをグリッド レイアウト マネージャーに追加します。両方のコンポーネントに、いくつかのサンプル データを入力します。
fig = uifigure('Position',[300 300 450 330]); gl = uigridlayout(fig,[1 2]); gl.ColumnWidth = {'1x','2x'}; tr = uitree(gl,'checkbox'); n1 = uitreenode(tr,'Text','Reptiles'); n11 = uitreenode(n1,'Text','Snake'); n12 = uitreenode(n1,'Text','Dinosaur'); n2 = uitreenode(tr,'Text','Amphibians'); n21 = uitreenode(n2,'Text','Turtle'); expand(tr) tbl = uitable(gl,'Data',randi(100,[20 3]));
フォント色、フォント名、およびフォントの太さを指定するスタイルを作成します。このスタイルをツリー全体およびテーブル全体に適用します。
s = uistyle('FontColor',[0.1 0.5 0.06], ... 'FontName','Calibri', ... 'FontWeight','bold'); addStyle(tr,s) addStyle(tbl,s)
入力引数
名前と値の引数
例: s = uistyle('BackgroundColor','blue')
オプションの Name,Value
の引数ペアをコンマ区切りで指定します。Name
は引数名で、Value
は対応する値です。Name
は引用符で囲まなければなりません。Name1,Value1,...,NameN,ValueN
のように、複数の名前と値のペアの引数を任意の順序で指定できます。
BackgroundColor
— 背景色
[]
(既定値) | RGB 3 成分 | 16 進数カラー コード | 'r'
| 'g'
| 'b'
| ...
背景色。RGB 3 成分、16 進数カラー コード、または表にリストされた色オプションのいずれかとして指定します。
RGB 3 成分および 16 進数カラー コードは、カスタム色を指定するのに役立ちます。
RGB 3 成分は、色の赤、緑、青成分の強度を指定する 3 成分の行ベクトルです。強度値は
[0,1]
の範囲でなければなりません。たとえば[0.4 0.6 0.7]
のようになります。16 進数カラー コードは、ハッシュ記号 (
#
) で始まり、3 桁または 6 桁の0
からF
までの範囲の 16 進数が続く文字ベクトルまたは string スカラーです。これらの値では大文字小文字は区別されません。したがって、カラー コード'#FF8800'
、'#ff8800'
、'#F80'
、および'#f80'
は等価です。
あるいは、名前を使用して一部の一般的な色を指定できます。次の表に、名前の付いた色オプション、等価の RGB 3 成分、および 16 進数カラー コードを示します。
色名 | 省略名 | RGB 3 成分 | 16 進数カラー コード | 外観 |
---|---|---|---|---|
'red' | 'r' | [1 0 0] | '#FF0000' | |
'green' | 'g' | [0 1 0] | '#00FF00' | |
'blue' | 'b' | [0 0 1] | '#0000FF' | |
'cyan' | 'c' | [0 1 1] | '#00FFFF' | |
'magenta' | 'm' | [1 0 1] | '#FF00FF' | |
'yellow' | 'y' | [1 1 0] | '#FFFF00' | |
'black' | 'k' | [0 0 0] | '#000000' | |
'white' | 'w' | [1 1 1] | '#FFFFFF' |
MATLAB の多くのタイプのプロットで使用されている既定の色の RGB 3 成分および 16 進数カラー コードを次に示します。
RGB 3 成分 | 16 進数カラー コード | 外観 |
---|---|---|
[0 0.4470 0.7410] | '#0072BD' | |
[0.8500 0.3250 0.0980] | '#D95319' | |
[0.9290 0.6940 0.1250] | '#EDB120' | |
[0.4940 0.1840 0.5560] | '#7E2F8E' | |
[0.4660 0.6740 0.1880] | '#77AC30' | |
[0.3010 0.7450 0.9330] | '#4DBEEE' | |
[0.6350 0.0780 0.1840] | '#A2142F' |
FontColor
— フォントの色
[]
(既定値) | RGB 3 成分 | 16 進数カラー コード | 'r'
| 'g'
| 'b'
| ...
フォントの色。RGB 3 成分、16 進数カラー コードまたは表にリストされたオプションのいずれかとして指定します。
RGB 3 成分および 16 進数カラー コードは、カスタム色を指定するのに役立ちます。
RGB 3 成分は、色の赤、緑、青成分の強度を指定する 3 成分の行ベクトルです。強度値は
[0,1]
の範囲でなければなりません。たとえば[0.4 0.6 0.7]
のようになります。16 進数カラー コードは、ハッシュ記号 (
#
) で始まり、3 桁または 6 桁の0
からF
までの範囲の 16 進数が続く文字ベクトルまたは string スカラーです。これらの値では大文字小文字は区別されません。したがって、カラー コード'#FF8800'
、'#ff8800'
、'#F80'
、および'#f80'
は等価です。
あるいは、名前を使用して一部の一般的な色を指定できます。次の表に、名前の付いた色オプション、等価の RGB 3 成分、および 16 進数カラー コードを示します。
色名 | 省略名 | RGB 3 成分 | 16 進数カラー コード | 外観 |
---|---|---|---|---|
'red' | 'r' | [1 0 0] | '#FF0000' | |
'green' | 'g' | [0 1 0] | '#00FF00' | |
'blue' | 'b' | [0 0 1] | '#0000FF' | |
'cyan' | 'c' | [0 1 1] | '#00FFFF' | |
'magenta' | 'm' | [1 0 1] | '#FF00FF' | |
'yellow' | 'y' | [1 1 0] | '#FFFF00' | |
'black' | 'k' | [0 0 0] | '#000000' | |
'white' | 'w' | [1 1 1] | '#FFFFFF' |
MATLAB の多くのタイプのプロットで使用されている既定の色の RGB 3 成分および 16 進数カラー コードを次に示します。
RGB 3 成分 | 16 進数カラー コード | 外観 |
---|---|---|
[0 0.4470 0.7410] | '#0072BD' | |
[0.8500 0.3250 0.0980] | '#D95319' | |
[0.9290 0.6940 0.1250] | '#EDB120' | |
[0.4940 0.1840 0.5560] | '#7E2F8E' | |
[0.4660 0.6740 0.1880] | '#77AC30' | |
[0.3010 0.7450 0.9330] | '#4DBEEE' | |
[0.6350 0.0780 0.1840] | '#A2142F' |
FontWeight
— フォントの太さ
''
(既定値) | 'normal'
| 'bold'
フォントの太さ。次のいずれかの値として指定します。
'normal'
— 各フォントで定義されている既定の太さ'bold'
—'normal'
よりも太い文字
すべてのフォントに太字フォントがあるとは限りません。太字がないフォントの場合、'bold'
を指定すると標準フォントの太さになります。
FontAngle
— フォントの角度
''
(既定値) | 'normal'
| 'italic'
フォントの角度。'normal'
または 'italic'
として指定します。すべてのフォントにイタリックのフォントの角度があるわけではありません。イタリックがないフォントの場合、'italic'
を指定すると標準フォントの角度になります。
FontName
— フォント名
''
(既定値) | システムでサポートされているフォントの名前
フォント名。システムでサポートされているフォントの名前として指定します。既定のフォントは、特定のオペレーティング システムとロケールによって異なります。
指定したフォントが利用できない場合、MATLAB は、アプリが実行中のシステムで利用可能なフォントから最もよく一致するフォントを使用します。
HorizontalAlignment
— テーブル セル テキストの水平方向の配置
''
(既定値) | 'left'
| 'right'
| 'center'
テーブル セル テキストの水平方向の配置。次の表のいずれかの値として指定します。
値 | 例 |
---|---|
'left' | |
'right' | |
'center' | |
水平方向の配置を指定する Style
オブジェクトをテーブル UI コンポーネントに追加すると、Table
オブジェクトの ColumnFormat
プロパティに指定したセル形式の値に関連付けられた位置揃えよりも優先されます。ColumnFormat
プロパティは、引き続き通常どおりに値を変換します。
メモ
水平方向の配置を指定する Style
オブジェクトをツリー UI コンポーネントに追加した場合、このプロパティはツリーの外観には影響しません。
アルゴリズム
UI コンポーネントに追加した Style
オブジェクトは、コンポーネント オブジェクトに設定したプロパティよりも表示で優先されます。それらの作成順序は関係ありません。たとえば次のコードでは、最後に Table
オブジェクトの前景色が赤に設定されていますが、テーブル内のフォントは青で表示されます。
uit = uitable(uifigure,'Data',rand(100,10)); s = uistyle; s.FontColor = 'blue'; addStyle(uit,s); uit.ForegroundColor = 'red';

バージョン履歴
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