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uipanel
パネル コンテナーの作成
説明
p = uipanel
は現在の Figure 内にパネルを作成し、Panel
オブジェクトを返します。利用可能な Figure がない場合は、MATLAB® が関数 figure
を呼び出して Figure を作成します。
p = uipanel(
は 1 つ以上の名前と値のペアの引数を使用して、パネルのプロパティ値を指定します。Name,Value
)
p = uipanel(
は、指定された親コンテナー内にパネルを作成します。親コンテナーには、関数 parent
)figure
または関数 uifigure
で作成された Figure か、タブやグリッド レイアウトなどの子コンテナーを指定できます。uipanel
のプロパティの値は、関数 figure
で作成されたアプリと関数 uifigure
で作成されたアプリで多少異なります。詳細については、名前と値のペアの引数を参照してください。
p = uipanel(
は親コンテナーと、1 つ以上のプロパティ値を指定します。parent
,Name,Value
)
例
入れ子にされたパネル
2 つのパネルと 1 つのプッシュ ボタンを含む Figure を作成します。パネルは、既定の Units
プロパティ値 'normalized'
を使用します。uicontrol
の既定の単位は 'pixels'
です。
f = figure; p = uipanel('Title','Main Panel','FontSize',12,... 'BackgroundColor','white',... 'Position',[.25 .1 .67 .67]); sp = uipanel('Parent',p,'Title','Subpanel','FontSize',12,... 'Position',[.4 .1 .5 .5]); c = uicontrol('Parent',sp,'String','Push here',... 'Position',[18 18 72 36]);
スクロール可能なパネル
Scrollable
プロパティによって、境界外にコンポーネントをもつパネル内でのスクロールが有効になります。スクロールが可能なのは、関数 uifigure
で作成された Figure 内にパネルがある場合のみです。App Designer では、このタイプの Figure がアプリの作成に使用されます。
Figure 内にパネルを作成します。6 つの UI コンポーネントをパネルに追加し、最初の 3 つがパネルの上縁から外れるようにします。
fig = uifigure; p = uipanel(fig,'Position',[20 20 196 135]); ef1 = uieditfield(p,'Text','Position',[11 165 140 22],'Value','First Name'); ef2 = uieditfield(p,'Text','Position',[11 140 140 22],'Value','Last Name'); ef3 = uieditfield(p,'Text','Position',[11 115 140 22],'Value','Address'); dd = uidropdown(p,'Position',[11 90 140 22],'Items',{'Male','Female'}); cb = uicheckbox(p,'Position',[11 65 140 22],'Text','Member'); btn = uibutton(p,'Position',[11 40 140 22],'Text','Send');
パネルの Scrollable
プロパティを 'on'
に設定して、スクロールを有効にします。既定で、スクロール ボックスが上部に表示されます。
p.Scrollable = 'on';
入力引数
名前と値の引数
例: uipanel('Title','Options')
は、パネルのタイトルに Options
を指定します。
オプションの Name,Value
の引数ペアをコンマ区切りで指定します。Name
は引数名で、Value
は対応する値です。Name
は一重引用符 (' '
) で囲まなければなりません。Name1,Value1,...,NameN,ValueN
のように、複数の名前と値のペアの引数を指定できます。
メモ
以下にリストするプロパティは、利用できるプロパティの一部です。完全なリストについては、Panel のプロパティ を参照してください。
Title
— タイトル
文字ベクトル | string スカラー | categorical 配列
タイトル。文字ベクトル、string スカラー、または categorical 配列として指定します。このプロパティを categorical 配列として指定した場合、MATLAB は配列の最初の要素のみを表示します。
MATLAB では垂直スラッシュ ('|'
) 文字は改行として解釈されず、タイトル内に垂直スラッシュとして表示されます。
Unicode® 文字を指定する場合、Unicode 10 進コードを関数 char
に渡します。たとえば、['Multiples of ' char(960)]
は Multiples of
π として表示されます。
BackgroundColor
— 背景色
[0.94 0.94 0.94]
(既定値) | RGB 3 成分 | 16 進数カラー コード | 'r'
| 'g'
| 'b'
| ...
背景色。RGB 3 成分、16 進数カラー コード、または表にリストされた色オプションのいずれかとして指定します。
RGB 3 成分および 16 進数カラー コードは、カスタム色を指定するのに役立ちます。
RGB 3 成分は、色の赤、緑、青成分の強度を指定する 3 成分の行ベクトルです。強度値は
[0,1]
の範囲でなければなりません。たとえば[0.4 0.6 0.7]
のようになります。16 進数カラー コードは、ハッシュ記号 (
#
) で始まり、3 桁または 6 桁の0
からF
までの範囲の 16 進数が続く文字ベクトルまたは string スカラーです。これらの値では大文字小文字は区別されません。したがって、カラー コード'#FF8800'
、'#ff8800'
、'#F80'
、および'#f80'
は等価です。
あるいは、名前を使用して一部の一般的な色を指定できます。次の表に、名前の付いた色オプション、等価の RGB 3 成分、および 16 進数カラー コードを示します。
色名 | 省略名 | RGB 3 成分 | 16 進数カラー コード | 外観 |
---|---|---|---|---|
'red' | 'r' | [1 0 0] | '#FF0000' | |
'green' | 'g' | [0 1 0] | '#00FF00' | |
'blue' | 'b' | [0 0 1] | '#0000FF' | |
'cyan' | 'c' | [0 1 1] | '#00FFFF' | |
'magenta' | 'm' | [1 0 1] | '#FF00FF' | |
'yellow' | 'y' | [1 1 0] | '#FFFF00' | |
'black' | 'k' | [0 0 0] | '#000000' | |
'white' | 'w' | [1 1 1] | '#FFFFFF' |
MATLAB の多くのタイプのプロットで使用されている既定の色の RGB 3 成分および 16 進数カラー コードを次に示します。
RGB 3 成分 | 16 進数カラー コード | 外観 |
---|---|---|
[0 0.4470 0.7410] | '#0072BD' | |
[0.8500 0.3250 0.0980] | '#D95319' | |
[0.9290 0.6940 0.1250] | '#EDB120' | |
[0.4940 0.1840 0.5560] | '#7E2F8E' | |
[0.4660 0.6740 0.1880] | '#77AC30' | |
[0.3010 0.7450 0.9330] | '#4DBEEE' | |
[0.6350 0.0780 0.1840] | '#A2142F' |
Position
— パネルの位置とサイズ。境界とタイトルを含みます。
[left bottom width height]
パネルの位置とサイズ。境界とタイトルを含みます。[left bottom width height]
の形式の 4 要素ベクトルとして指定します。次の表で、ベクトルの各要素について説明します。
要素 | 説明 |
---|---|
left | 親コンテナーの内側左端からパネルの外側左端までの距離 |
bottom | 親コンテナーの内側下端からパネルの外側下端までの距離 |
width | パネルの外側の右端と左端の間の距離 |
height | パネルの外側の上端と下端の間の距離 |
すべての測定値は、Units
プロパティで指定した単位で表されます。
Position
の値の基準は、親コンテナーの "描画可能領域" です。描画可能領域は、コンテナーの境界線の内側にある領域で、メニュー バーやタイトルなどの装飾が占める領域は含まれません。
Units
— 測定の単位
'pixels'
| 'normalized'
| 'inches'
| 'centimeters'
| 'points'
| ...
測定の単位。次の表のいずれかの値として指定します。
単位の値 | 説明 |
---|---|
'pixels' (既定) | Windows® および Macintosh システムでのピクセル単位の距離は、システムの解像度に依存しません。
Linux® システムでは、ピクセルのサイズは使用しているシステムの解像度によって決まります。 |
'normalized' | これらの単位は親コンテナーを基準として正規化されます。コンテナーの左下隅が |
'inches' | インチ。 |
'centimeters' | センチメートル。 |
'points' | ポイント。1 ポイントは 1/72 インチです。 |
MATLAB のほとんどのアプリ作成機能では距離をピクセル単位で測定するため、推奨値は 'pixels'
です。親コンテナーのサイズに基づいて再スケーリングされるパネルを作成するには、関数 uigridlayout
を使用して作成されたグリッド レイアウト マネージャーをパネルの親にします。詳細については、Lay Out Apps Programmaticallyを参照してください。
figure
ベースのアプリ
関数 figure
を使用して作成されたアプリ内のパネルの場合、Units
の既定値は 'normalized'
です。
また、Units
として 'characters'
を指定できます。文字単位は、グラフィックス ルート オブジェクトの既定の uicontrol フォントを基にしています。
文字の幅 = 文字
x
の幅。文字の高さ = 2 行のテキストのベースライン間の距離。
既定の uicontrol フォントにアクセスするには、get(groot,'defaultuicontrolFontName')
または set(groot,'defaultuicontrolFontName')
を使用します。
ヒント
panel オブジェクトの Visible
プロパティが 'off'
に設定されている場合、それに含まれる子オブジェクト (ボタン、ボタン グループ、座標軸など) は、親パネルと共に非表示になります。ただし、個々の子オブジェクトの Visible
"プロパティ値" は影響を受けません。
バージョン履歴
MATLAB コマンド
次の MATLAB コマンドに対応するリンクがクリックされました。
コマンドを MATLAB コマンド ウィンドウに入力して実行してください。Web ブラウザーは MATLAB コマンドをサポートしていません。
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