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rmdir

説明

rmdir folderNamefolderName フォルダーを現在のフォルダーから削除します。folderName は空でなければなりません。操作が正常に完了しない場合、MATLAB® はコマンド ウィンドウにエラーをスローします。

また、rmdir folderName s は、書き込み権限にかかわりなく、folderName 内のすべてのサブフォルダーおよびファイルの削除を試行します。読み取り専用ファイルの結果は、オペレーティング システムに従います。

status = rmdir(___) は指定したフォルダーを削除し、操作が正常に完了すればステータスとして 1 を返します。それ以外の場合、rmdir0 を返します。警告とエラーはコマンド ウィンドウにはスローされません。この構文では、前述の構文の入力引数を任意に組み合わせて使用できます。

[status,msg] = rmdir(___) は、発生した警告またはエラーに関するメッセージ テキストも返します。

[status,msg,msgID] = rmdir(___) は、発生した警告またはエラーに関するメッセージ ID も返します。

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現在のフォルダーに myproject および myproject/myfiles フォルダーを作成してから、削除します。

mkdir myproject
mkdir myproject/myfiles

rmdir myproject/myfiles
rmdir myproject

ファイル myfile1.m および myfile2.m を含むフォルダー myfiles を削除します。

フォルダー myfiles を作成し、ファイル myfile1.m および myfile2.m を現在のフォルダーからこの新しいフォルダーに移動します。

mkdir myfiles
movefile myfile1.m myfiles
movefile myfile2.m myfiles

rmdir を使用してフォルダー myfiles の削除を試行します。myfiles は空ではないため操作は失敗し、ステータス 0 と、操作が失敗した理由の詳細を示すエラー メッセージが返されます。

[status, message, messageid] = rmdir('myfiles')
status = logical
   0

message = 
''myfiles' was not removed. The directory must be empty before removing.'
messageid = 
'MATLAB:RMDIR:DirectoryNotRemoved'

次に、's' フラグを使用してフォルダー myfiles を削除します。ステータスが 1 で messagemessageid が空の場合、操作は成功しています。

[status, message, messageid] = rmdir('myfiles', 's')
status = logical
   1

message =

  0x0 empty char array


messageid =

  0x0 empty char array

入力引数

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削除するフォルダー名。文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。folderName は絶対パスまたは相対パスとして指定します。

データ型: char | string

出力引数

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フォルダーの削除の試行が正常に完了したかどうかを示す、フォルダーのステータス。0 または 1 として指定します。操作が正常に完了した場合、status は 1 です。それ以外の場合、status は 0 です。

データ型: logical

エラー メッセージ。文字ベクトルとして指定します。エラーまたは警告が発生した場合、msg にはエラーまたは警告のメッセージ テキストが格納されます。それ以外の場合、msg は空 ('') です。

エラー メッセージ識別子。文字ベクトルとして指定されます。エラーまたは警告が発生した場合、msgID にはエラーまたは警告のメッセージ ID が格納されます。それ以外の場合、msgID は空 ('') です。

ヒント

  • rmdir を使用してリモートの場所にフォルダーを作成できます。リモートの場所に書き込むには、folderName または parentName に次の形式の Uniform Resource Locator (URL) として指定されたファイルの絶対パスを含めなければなりません。

    schema_name://path_to_file/folderName

    または

    schema_name://path_to_file/parentName

    schema_namepath_to_file の間に 1 つまたは 3 つの "スラッシュ" (/) 文字を使用しても有効です。以下に例を示します。

    schema_name:/path_to_file/folderName

    または

    schema_name:///path_to_file/parentName

    リモートの場所に基づいて、schema_name には次の表の値のいずれかを指定できます。

    ファイル システムschema_name
    Amazon S3™s3
    Windows Azure® Blob Storagewasb, wasbs
    HDFS™hdfs

    ローカル フォルダーの場合と同様に、rmdir では、s フラグを指定しない限り空でない仮想フォルダーは削除できません。ファイル サービスによっては、空のフォルダーがサポートされていない場合があります。そのようなサービスでは、rmdir でフォルダーを削除してそれらの親フォルダーが空になると、親フォルダーも削除されます。詳細については、リモート データの操作を参照してください。

代替機能

現在のフォルダー ブラウザーで、フォルダー名を右クリックして、コンテキスト メニューから [削除] を選択します。現在のフォルダー ブラウザーを開くには、現在のフォルダー ブラウザーのコマンドを使用します。

拡張機能

スレッドベースの環境
MATLAB® の backgroundPool を使用してバックグラウンドでコードを実行するか、Parallel Computing Toolbox™ の ThreadPool を使用してコードを高速化します。

バージョン履歴

R2006a より前に導入

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