ribbon
リボン プロット

説明
ribbon(___, は、1 つ以上の名前と値の引数を使用してリボン プロットのプロパティを設定します。たとえば、リボンの色と透明度を指定できます。プロパティの一覧については、Surface のプロパティ を参照してください。 (R2024b 以降)Name=Value)
s = ribbon(___) は、リボンごとに 1 つのオブジェクトを含む Surface オブジェクトのベクトルを返します。プロットのプロパティを作成後に変更するには、s を使用します。プロパティの一覧については、Surface のプロパティ を参照してください。
例
高さが増加する 5 つのリボンをもつプロットを作成します。最初に、リボンの高さに対応する要素をもつ 5 行 5 列の行列を作成します。
Z = repmat(1:5,4,1)
Z = 4×5
1 2 3 4 5
1 2 3 4 5
1 2 3 4 5
1 2 3 4 5
Z の各列が 1 つのリボンを表し、それぞれ列番号に対応する一定の "x" 座標の位置に Z の行番号に対応する "y" 座標を使用してプロットされます。
ribbon(Z)

関数 magic を使用して 5 行 5 列の行列を作成します。
Z = magic(5)
Z = 5×5
17 24 1 8 15
23 5 7 14 16
4 6 13 20 22
10 12 19 21 3
11 18 25 2 9
行列のリボン プロットを作成し、各リボンの中心が 0 になるように "y" 座標を指定します。
Y = [-2 -1 0 1 2]; ribbon(Y,Z);

3 つのリボンを "y" 軸に沿って異なる位置にプロットします。リボンの "y" 座標を、リボンの高さの行列 Z と同じサイズの行列 Y として指定します。Y の各列が 1 つのリボンに対応します。
Y = [1 2 3;
2 3 4;
3 4 5;
4 5 6];
Z = Y;
ribbon(Y,Z)
リボン プロットを作成し、各リボンの幅を使用可能な間隔全体の 30% に設定します。
Z = magic(5); Y = [-2 -1 0 1 2]; ribbon(Y,Z,0.3)

リボン プロットを作成し、出力引数を指定します。出力は 5 つの Surface オブジェクトのベクトルで、各オブジェクトが 1 つのリボンに対応します。
Z = magic(5); Y = [-2 -1 0 1 2]; s = ribbon(Y,Z)

s = 5×1 Surface array: Surface Surface Surface Surface Surface
対応する Surface オブジェクトの EdgeColor プロパティと LineWidth プロパティを変更して 1 つ目のリボンを強調表示します。
s(1).EdgeColor = "yellow";
s(1).LineWidth = 3;
30 個のリボンとカラー バーをもつリボン プロットを作成します。
t = linspace(0,2*pi,30);
x = sin(t)';
y = cos(t);
ribbon(x*y)
cbar = colorbar;
cbar.Label.String= "Ribbon Number";
関数 colormap を使用してリボンの色を変更します。ribbon は、リボンの "x" 座標をカラーマップの色に線形にマッピングします。
colormap(turbo)

入力引数
リボンの高さを表す z 座標。数値ベクトルまたは数値行列として指定します。
Zがベクトルの場合、Zが行ベクトルか列ベクトルかに関係なく、ribbonは単一のリボンを作成します。Zが行列の場合、ribbonは列ごとに 1 つのリボンを作成します。リボンは単位区間を中心として x 軸に沿って進みます。x 座標の範囲は 1 からZの列数までです。
y 座標。数値ベクトルまたは数値行列として指定します。Y の可能なサイズは Z のサイズで決まります。
Zがベクトルの場合、YはZと同じサイズのベクトルでなければなりません。ribbonは、YとZのデータを使用してX = 1の位置に単一のリボンをプロットします。Zが行列の場合、YはZの行数と等しい長さの行ベクトルまたは列ベクトルか、Zと同じサイズの行列にすることができます。ribbonは、YとZのデータを使用してZの各列のリボンをプロットします。Yがベクトルの場合、各リボンで y 座標が同じになります。
リボンの幅。各リボンに使用可能な間隔全体に対する割合を表す数値スカラーとして指定します。
width < 1の場合、リボンは割り当てられた間隔のうちのその割合を占めます。width = 1の場合、リボン同士が z 軸に沿って隙間なく表示されます。width > 1の場合、リボンは重なり、交差することがあります。
たとえば、既定値の 0.75 は、リボンの幅がリボンに使用可能な間隔全体の 75% で、両側に 12.5% ずつ空白があることを意味します。
ターゲット座標軸。Axes オブジェクトとして指定します。座標軸を指定しない場合、MATLAB® は現在の座標軸にプロットするか、存在しない場合は Axes オブジェクトを作成します。
名前と値の引数
オプションの引数のペアを Name1=Value1,...,NameN=ValueN として指定します。ここで、Name は引数名で、Value は対応する値です。名前と値の引数は他の引数の後に指定しなければなりませんが、ペアの順序は重要ではありません。
例: ribbon([1 2 3; 1 2 3],FaceColor="red") は赤色のリボン プロットを作成します。
メモ
ここには一部のプロパティのみを示します。完全な一覧については、Surface のプロパティ を参照してください。
面の色。次の表のいずれかの値として指定します。
| 値 | 説明 |
|---|---|
'flat' |
|
'interp' |
|
| RGB 3 成分、16 進数カラー コード、色名 | 指定した色をすべての面で使用します。このオプションは
|
'texturemap' | CData のカラー データを表面に適合するように変換します。 |
'none' | 面を描画しません。 |
RGB 3 成分および 16 進数カラー コードは、カスタム色を指定するのに役立ちます。
RGB 3 成分は、色の赤、緑、青成分の強度を指定する 3 成分の行ベクトルです。強度値は
[0,1]の範囲でなければなりません。たとえば[0.4 0.6 0.7]のようになります。16 進数カラー コードは、ハッシュ記号 (
#) で始まり、3 桁または 6 桁の0からFまでの範囲の 16 進数が続く文字ベクトルまたは string スカラーです。この値は大文字と小文字を区別しません。したがって、カラー コード"#FF8800"、"#ff8800"、"#F80"、および"#f80"は等価です。
あるいは、名前を使用して一部の一般的な色を指定できます。次の表に、名前の付いた色オプション、等価の RGB 3 成分、および 16 進数カラー コードを示します。
| 色名 | 省略名 | RGB 3 成分 | 16 進数カラー コード | 外観 |
|---|---|---|---|---|
"red" | "r" | [1 0 0] | "#FF0000" |
|
"green" | "g" | [0 1 0] | "#00FF00" |
|
"blue" | "b" | [0 0 1] | "#0000FF" |
|
"cyan" | "c" | [0 1 1] | "#00FFFF" |
|
"magenta" | "m" | [1 0 1] | "#FF00FF" |
|
"yellow" | "y" | [1 1 0] | "#FFFF00" |
|
"black" | "k" | [0 0 0] | "#000000" |
|
"white" | "w" | [1 1 1] | "#FFFFFF" |
|
次の表に、ライト テーマとダーク テーマでのプロットの既定のカラー パレットを示します。
| パレット | パレットの色 |
|---|---|
R2025a より前: ほとんどのプロットで、これらの色が既定で使用されます。 |
|
|
|
orderedcolors 関数と rgb2hex 関数を使用すると、これらのパレットの RGB 3 成分および 16 進数カラー コードを取得できます。たとえば、"gem" パレットの RGB 3 成分を取得し、16 進数カラー コードに変換します。
RGB = orderedcolors("gem");
H = rgb2hex(RGB);R2023b より前: RGB = get(groot,"FactoryAxesColorOrder") を使用して、RGB 3 成分を取得します。
R2024a より前: H = compose("#%02X%02X%02X",round(RGB*255)) を使用して、16 進数カラー コードを取得します。
面の透明度。次の値のいずれかとして指定します。
範囲
[0,1]のスカラー — すべての面に一様な透明度を使用します。値1は完全に不透明で、値0は完全に透明です。0と1の間の値は半透明です。このオプションはAlphaDataプロパティの透明度値を使用しません。'flat'—AlphaDataプロパティの値に基づいて面ごとに異なる透明度を使用します。面全体の透明度は、最初の頂点の透明度値によって決まります。まずAlphaDataプロパティをZDataプロパティと同じサイズの行列として指定しなければなりません。FaceColorプロパティも、'flat'に設定しなければなりません。'interp'—AlphaDataプロパティの値に基づいて面ごとに内挿された透明度を使用します。頂点の値を内挿することにより、各面に異なる透明度が使用されます。まずAlphaDataプロパティをZDataプロパティと同じサイズの行列として指定しなければなりません。FaceColorプロパティも、'interp'に設定しなければなりません。'texturemap'—AlphaDataのデータを表面に適合するように変換します。
エッジのラインの色。次のいずれかの値として指定します。既定の色は [0 0 0] で、これは黒色のエッジに対応します。
| 値 | 説明 |
|---|---|
'none' | エッジを描画しません。 |
'flat' |
|
'interp' |
|
| RGB 3 成分、16 進数カラー コード、色名 | 指定した色をすべてのエッジに使用します。このオプションは
|
RGB 3 成分および 16 進数カラー コードは、カスタム色を指定するのに役立ちます。
RGB 3 成分は、色の赤、緑、青成分の強度を指定する 3 成分の行ベクトルです。強度値は
[0,1]の範囲でなければなりません。たとえば[0.4 0.6 0.7]のようになります。16 進数カラー コードは、ハッシュ記号 (
#) で始まり、3 桁または 6 桁の0からFまでの範囲の 16 進数が続く文字ベクトルまたは string スカラーです。この値は大文字と小文字を区別しません。したがって、カラー コード"#FF8800"、"#ff8800"、"#F80"、および"#f80"は等価です。
あるいは、名前を使用して一部の一般的な色を指定できます。次の表に、名前の付いた色オプション、等価の RGB 3 成分、および 16 進数カラー コードを示します。
| 色名 | 省略名 | RGB 3 成分 | 16 進数カラー コード | 外観 |
|---|---|---|---|---|
"red" | "r" | [1 0 0] | "#FF0000" |
|
"green" | "g" | [0 1 0] | "#00FF00" |
|
"blue" | "b" | [0 0 1] | "#0000FF" |
|
"cyan" | "c" | [0 1 1] | "#00FFFF" |
|
"magenta" | "m" | [1 0 1] | "#FF00FF" |
|
"yellow" | "y" | [1 1 0] | "#FFFF00" |
|
"black" | "k" | [0 0 0] | "#000000" |
|
"white" | "w" | [1 1 1] | "#FFFFFF" |
|
次の表に、ライト テーマとダーク テーマでのプロットの既定のカラー パレットを示します。
| パレット | パレットの色 |
|---|---|
R2025a より前: ほとんどのプロットで、これらの色が既定で使用されます。 |
|
|
|
orderedcolors 関数と rgb2hex 関数を使用すると、これらのパレットの RGB 3 成分および 16 進数カラー コードを取得できます。たとえば、"gem" パレットの RGB 3 成分を取得し、16 進数カラー コードに変換します。
RGB = orderedcolors("gem");
H = rgb2hex(RGB);R2023b より前: RGB = get(groot,"FactoryAxesColorOrder") を使用して、RGB 3 成分を取得します。
R2024a より前: H = compose("#%02X%02X%02X",round(RGB*255)) を使用して、16 進数カラー コードを取得します。
エッジの透明度。次の値のいずれかとして指定します。
範囲
[0,1]のスカラー — すべてのエッジに一様な透明度を使用します。値1は完全に不透明で、値0は完全に透明です。0と1の間の値は半透明です。このオプションはAlphaDataプロパティの透明度値を使用しません。'flat'—AlphaDataプロパティの値に基づいてエッジごとに異なる透明度を使用します。まずAlphaDataプロパティをZDataプロパティと同じサイズの行列として指定しなければなりません。エッジ全体の透明度は、最初の頂点の透明度値によって決まります。EdgeColorプロパティも、'flat'に設定しなければなりません。'interp'—AlphaDataプロパティの値に基づいて、エッジごとに内挿した透明度を使用します。まずAlphaDataプロパティをZDataプロパティと同じサイズの行列として指定しなければなりません。頂点の値を内挿することにより、各エッジに一様でない透明度が使用されます。EdgeColorプロパティも、'interp'に設定しなければなりません。
拡張機能
ribbon 関数は GPU 配列入力をサポートしますが、次の使用上の注意および制限があります。
この関数は GPU 配列を受け入れますが、GPU 上では実行されません。
詳細については、GPU での MATLAB 関数の実行 (Parallel Computing Toolbox)を参照してください。
使用上の注意および制限:
この関数は分散配列に対して演算を行いますが、クライアントの MATLAB で実行されます。
詳細については、分散配列を使用した MATLAB 関数の実行 (Parallel Computing Toolbox)を参照してください。
バージョン履歴
R2006a より前に導入名前と値の引数を指定して、リボン プロットの外観と動作を制御します。以前は、ribbon では名前と値の引数はサポートされていませんでした。
参考
関数
プロパティ
MATLAB Command
You clicked a link that corresponds to this MATLAB command:
Run the command by entering it in the MATLAB Command Window. Web browsers do not support MATLAB commands.
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