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ode89
構文
説明
[
は、t
,y
] = ode89(odefun
,tspan
,y0
)tspan = [t0 tf]
のときに、初期条件 y0
を使用して、微分方程式系 を t0
から tf
まで積分します。解の配列 y
の各行は、列ベクトル t
に返される値に対応します。
すべての MATLAB® ODE ソルバーは、 の形式の方程式系、あるいは質量行列 を含む問題を解くことができます。ソルバーは類似した構文を使用します。ode23s
ソルバーは、質量行列が定数である場合にのみ、これを含む問題を解くことができます。ode15s
および ode23t
は、特異質量行列をもつ方程式、つまり微分代数方程式 (DAE) を解くことができます。odeset
の Mass
オプションを使用して質量行列を指定します。
[
はさらに、(t,y) の関数 (イベント関数) がゼロになる点を求めます。出力の t
,y
,te
,ye
,ie
] = ode89(odefun
,tspan
,y0
,options
)te
はイベント時点、ye
はイベント時点における解、ie
はトリガーされたイベントのインデックスです。
各イベント関数に対して、ゼロで積分を終了するかどうかと、ゼロクロッシングの方向が重要かどうかを指定します。myEventFcn
や @myEventFcn
などの関数に odeset
の 'Events'
オプションを設定してこれを行い、対応する関数 [value
,isterminal
,direction
] = myEventFcn
(t
,y
) を作成します。詳細については、ODE のイベント検出を参照してください。
は、区間 sol
= ode89(___)[t0 tf]
の任意の点で解を計算する関数 deval
で使用できる構造体を返します。前述の構文にある任意の入力引数の組み合わせが使用できます。
例
入力引数
出力引数
アルゴリズム
ode89
は 8 次の連続的な拡張を使用した Verner の「最もロバスト」なルンゲ・クッタ 9(8) ペアの実装です。解は 9 次の結果で拡張されます。8 次の連続的な拡張では、内挿の必要なステップでのみ、odefun
の 5 つの追加評価が必要です。
参照
[1] Verner, J. H. “Numerically Optimal Runge–Kutta Pairs with Interpolants.” Numerical Algorithms 53, no. 2–3 (March 2010): 383–396. https://doi.org/10.1007/s11075-009-9290-3.
拡張機能
バージョン履歴
R2021b で導入