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log10

常用対数 (10 を底とする)

説明

Y = log10(X) は、配列 X の各要素の常用対数を返します。この関数は、実数入力と複素数入力の両方を受け入れます。区間が (0, Inf) に X の実数値が存在する場合、log10 は、区間 (-Inf ,Inf) の実数値を返します。X の値が複素数および負の実数である場合、関数 log10 は複素数値を返します。

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10 を底とする対数関数のいくつかの値を調べます。

1 の常用対数を計算します。

log10(1)
ans = 0

結果は 0 で、これが関数 log10 の x 切片です。

10 の常用対数を計算します。

log10(10)
ans = 1

101=10 のため、結果は 1 になります。

100 の常用対数を計算します。

log10(100)
ans = 2

102=100 のため、結果は 2 になります。

0 の常用対数を計算します。

log10(0)
ans = -Inf

10-=0 のため、結果は -Inf になります。

区間 [0.5 5] の実数ベクトルを作成します。

X = (0.5:0.5:5)';

X の常用対数を計算します。

Y = log10(X)
Y = 10×1

   -0.3010
         0
    0.1761
    0.3010
    0.3979
    0.4771
    0.5441
    0.6021
    0.6532
    0.6990

XY の 2 つのデカルト格子を作成します。

[X,Y] = meshgrid(0:0.5:1.5,-2:0.5:2);

10 を底とする複素数の対数 log10(X+iY) をグリッド上で計算します。速度の向上と信頼性の高い複素数計算のために 1i を使用します。

Z = log10(X + 1i*Y)
Z = 9×4 complex

   0.3010 - 0.6822i   0.3142 - 0.5758i   0.3495 - 0.4808i   0.3979 - 0.4027i
   0.1761 - 0.6822i   0.1990 - 0.5425i   0.2559 - 0.4268i   0.3266 - 0.3411i
   0.0000 - 0.6822i   0.0485 - 0.4808i   0.1505 - 0.3411i   0.2559 - 0.2554i
  -0.3010 - 0.6822i  -0.1505 - 0.3411i   0.0485 - 0.2014i   0.1990 - 0.1397i
     -Inf + 0.0000i  -0.3010 + 0.0000i   0.0000 + 0.0000i   0.1761 + 0.0000i
  -0.3010 + 0.6822i  -0.1505 + 0.3411i   0.0485 + 0.2014i   0.1990 + 0.1397i
   0.0000 + 0.6822i   0.0485 + 0.4808i   0.1505 + 0.3411i   0.2559 + 0.2554i
   0.1761 + 0.6822i   0.1990 + 0.5425i   0.2559 + 0.4268i   0.3266 + 0.3411i
   0.3010 + 0.6822i   0.3142 + 0.5758i   0.3495 + 0.4808i   0.3979 + 0.4027i

入力引数

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入力配列。スカラー、ベクトル、行列、多次元配列、table または timetable として指定します。

データ型: single | double | table | timetable
複素数のサポート: あり

拡張機能

C/C++ コード生成
MATLAB® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。

GPU コード生成
GPU Coder™ を使用して NVIDIA® GPU のための CUDA® コードを生成します。

バージョン履歴

R2006a より前に導入

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