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局所的極値の検出

ライブ エディターでの局所的最大値と局所的最小値の検出

R2019b 以降

説明

[局所的極値の検出] タスクでは、対話的にデータの局所的最大値と局所的最小値を検出します。このタスクは、ライブ スクリプト用の MATLAB® コードを自動生成します。

このタスクを使用すると、次を行うことができます。

  • ワークスペース変数のデータから、局所的最大値、局所的最小値、または両方を検出

  • パラメーターを調整して検出する極値を増減

  • 検出した極値を可視化

関連する関数

[局所的極値の検出] では、関数 islocalmin および islocalmax を使用するコードが生成されます。

Find Local Extrema task in the Live Editor

タスクを開く

[局所的極値の検出] タスクを MATLAB エディターでライブ スクリプトに追加するには、次を行います。

  • [ライブ エディター] タブで [タスク][局所的極値の検出] を選択します。

  • スクリプトのコード ブロック内に、extremafindislocalminmax などの関連キーワードを入力します。コマンドの補完候補から [局所的極値の検出] を選択します。キーワードによっては、1 つ以上の対応するパラメーターがタスクで自動的に更新されます。

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ライブ エディターの [局所的極値の検出] タスクを使用して、データのベクトルの局所的最小値を対話的に検出します。

データのベクトルを、ベクトル t のタイムスタンプを基準に作成します。

t = hours(linspace(0,3,15));
data = [2 4 6 4 3 7 5 6 5 10 4 -1 -3 -2 0];

ライブ エディターで [局所的極値の検出] タスクを開きます。data を入力データとして、t をデータの "x" 軸座標として選択します。

[極値のタイプ] フィールドで、極値のタイプを Minima に指定します。次に、[最小間隔] フィールド、[プロミネンス ウィンドウ] フィールド、および単位のドロップダウンを使用して、局所的最小値の間の最小間隔を 0.5 時間、プロミネンス ウィンドウを 1 時間に指定します。

Live Task

プロットのタイトルに、0.5 時間以上間隔があいている data 内の局所的最小値が 3 つあることが示されます。

ライブ エディター タスクの出力引数を後続のコードで使用できます。タスクによって返されたインデックスを使用して、局所的最小値の値を判別します。

vals = data(minIndices)
vals = 1×3

     3     5    -3

関連する例

パラメーター

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このタスクは、ベクトル、table、または timetable に含まれる入力データに対して実行されます。データは single 型、double 型、logical 型、あるいは int64 などの符号付きまたは符号なし整数型にできます。

入力データとして table または timetable を提供する場合、[サポートされているすべての変数] を選択すると、サポートされる型のすべての変数が対象になります。[すべての数値変数] を選択すると、single 型、double 型、符号付きまたは符号なし整数型のすべての変数が対象になります。サポートされる特定の変数を対象として選択するには、[指定した変数] を選択し、変数を個別に選択します。

連続する局所的極値がある場合のフラット領域インジケーターを指定します。

メソッド説明
Centerフラット領域の中心要素のみを局所的極値として表す
Firstフラット領域の最初の要素のみを局所的極値として表す
Lastフラット領域の最後の要素のみを局所的極値として表す
Allフラット領域のすべての要素を局所的極値として表す

最小プロミネンスを指定します。この値以上のプロミネンスをもつ局所的極値のみが返されます。プロミネンス値が高くなるほど、検出される極値が少なくなります。

局所的最大値 (ピーク) のプロミネンスは、ピークの高さと位置に関して、他のピークを基準としたピークの突出の尺度です。局所的最小値 (谷) のプロミネンスは、谷の深さと位置に関して、他の谷を基準とした谷の突出の尺度です。

プロミネンス ウィンドウのタイプとサイズを指定して、各局所的極値のプロミネンスの計算対象となる、隣接する点のウィンドウを定義します。

ウィンドウ説明
中央揃え現在の点を中心にしてウィンドウの長さを指定する
非対称現在の点の前にある要素数と、現在の点の後にある要素数を含むウィンドウを指定する

ウィンドウのサイズは、[X 軸] の変数の単位を基準とします。

バージョン履歴

R2019b で導入

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