データの平滑化
ライブ エディターでノイズを含むデータを平滑化
説明
データの平滑化タスクでは、ノイズを含むデータを対話的に平滑化できます。このタスクは、ライブ スクリプト用の MATLAB® コードを自動生成します。
このタスクを使用すると、次を行うことができます。
ワークスペース変数内のデータを平滑化する方法をカスタマイズする。
パラメーターを調整して、平滑化の程度を増減する。
平滑化したデータに対する入力データを可視化する。
タスクを開く
[データの平滑化] タスクを MATLAB ライブ エディターでライブ スクリプトに追加するには、以下を行います。
[ライブ エディター] タブで [タスク] をクリックし、[データの平滑化] アイコン
を選択します。
ライブ スクリプトのコード ブロック内に、
smooth
やnoisy
などの関連キーワードを入力します。コマンドの補完候補から[データの平滑化]
を選択します。
パラメーター
入力データ
— ワークスペースからの有効な入力データ
ベクトル | table | timetable
このタスクは、ベクトル、table、または timetable に含まれる入力データに対して実行されます。データは single
型、double
型、logical
型、あるいは int64
などの符号付きまたは符号なし整数型にできます。
入力データが table または timetable の場合、サポートされている型の変数をすべて平滑化するには、[サポートされているすべての変数]
を選択します。single
型、double
型、符号付き整数型または符号なし整数型のすべての変数を平滑化するには、[すべての数値変数]
を選択します。サポートされている変数のうち、平滑化する対象を選択するには、[指定された変数]
を選択します。
平滑化法
— データの平滑化法
Moving mean
(既定値) | Moving median
| Gaussian filter
| ...
平滑化法を、データの局所ウィンドウ全体に作用する次のオプションのいずれかとして指定します。
メソッド | 説明 |
---|---|
移動平均値 | 移動平均値。この方法は、データの周期的なトレンドを低減するのに便利です。 |
移動中央値 | 移動中央値。この方法は、外れ値が存在する場合にデータの周期的なトレンドを低減するのに便利です。 |
ガウス フィルター | ガウス加重移動平均値。 |
局所線形回帰 (Lowess) | Lowess 線形回帰。この方法は計算量の多くなる場合がありますが、不連続点は少なくなります。 |
局所二次回帰 (Loess) | Loess 二次回帰。この方法は局所線形回帰より計算量がやや多くなります。 |
ロバストな Lowess | ロバストな Lowess 線形回帰。この方法は、計算量の多い局所線形回帰のバージョンですが、外れ値に対してよりロバストになります。 |
ロバストな Loess | ロバストな Loess 二次回帰。この方法は、計算量の多い局所二次回帰のバージョンですが、外れ値に対してよりロバストになります。 |
Savitzky-Golay 多項式フィルター | Savitzky-Golay 多項式フィルター。指定された次数の多項式に従って平滑化し、各ウィンドウで近似します。この方法は、データが急速に変動する場合に他の方法より効果的です。 |
移動ウィンドウ
— 平滑化法のウィンドウ
中央揃え
(既定値) | 非対称
一般的な平滑化係数を指定する代わりに、平滑化方法のウィンドウのタイプとサイズを指定します。
ウィンドウ | 説明 |
---|---|
中央揃え | 現在の点を中心にしてウィンドウの長さを指定する |
非対称 | 現在の点の前にある要素数と、現在の点の後にある要素数を含むウィンドウを指定する |
ウィンドウのサイズは、[X 軸] の変数の単位を基準とします。