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fileparts

ファイル名の一部の取得

説明

[filepath,name,ext] = fileparts(filename) は、指定されたファイルのパス名、ファイル名、および拡張子を返します。

fileparts は、指定した filename のみを解析します。ファイルが存在するかどうかは検証しません。

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myfile.txt のパス、名前、および拡張子を取得します。

file = "H:\user4\matlab\myfile.txt";
[filepath,name,ext] = fileparts(file)
filepath = 
"H:\user4\matlab"
name = 
"myfile"
ext = 
".txt"

Linux® システムのユーザー ファイル .cshrc のファイル名の一部を取得します。

fileparts は、ファイル名がピリオドで始まっているため、ファイル名全体を拡張子として解釈します。

[filepath,name,ext] = fileparts("/home/jsmith/.cshrc")
filepath = 
"/home/jsmith"
name = 
""
ext = 
".cshrc"

2 行 2 列の string 配列内の各要素からファイルのパス、名前、および拡張子を取得します。

files1_4 = ["H:/user1/matlab/file1.txt",...
    "H:/user2/matlab/file2.txt";"H:/user3/matlab/file3.txt",...
    "H:/user4/matlab/file4.txt"];
[path,name,ext] = fileparts(files1_4)
path = 2x2 string
    "H:/user1/matlab"    "H:/user2/matlab"
    "H:/user3/matlab"    "H:/user4/matlab"

name = 2x2 string
    "file1"    "file2"
    "file3"    "file4"

ext = 2x2 string
    ".txt"    ".txt"
    ".txt"    ".txt"

入力引数

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ファイル名。string 配列、文字ベクトル、または文字ベクトルの cell 配列として指定します。filename には、パスとファイル拡張子を含めることができます。

Microsoft® Windows® システムでは、同じファイル名の中でも、スラッシュ (/) またはバックスラッシュ (\) のいずれかをパス区切り記号として使用できます。UNIX® システムと Macintosh システムでは、区切り記号として / のみを使用してください。

フォルダー名のみを指定するには、filename に末尾の区切り記号を追加します。

データ型: char | string | cell

出力引数

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ファイル パス。string 配列、文字ベクトル、または文字ベクトルの cell 配列として返されます。filepath のデータ型と形状は入力引数 filename と同じになります。解析するファイルの名前にパスが指定されていない場合、filepath は空 ('') です。

データ型: char | string | cell

ファイル名。string 配列、文字ベクトル、または文字ベクトルの cell 配列として返されます。name のデータ型と形状は入力引数 filename と同じになります。

拡張子は含まれません。fileparts は右端の区切り記号の後に続くすべての文字を、ファイル名と拡張子として解釈します。

データ型: char | string | cell

ファイル拡張子。string 配列、文字ベクトル、または文字ベクトルの cell 配列として返されます。ext のデータ型と形状は入力引数 filename と同じになります。

ext はピリオド (.) で始まります。解析するファイルの名前に拡張子が指定されていない場合、ext は空 ('') です。

データ型: char | string | cell

ヒント

  • fileparts の出力からファイル名を再構成するには、strcat を使用して、ファイル名とピリオド (.) で始まる拡張子をパスの区切り文字を使用せずに連結します。次に、fullfile を使用して、必要な位置にプラットフォーム依存のファイル区切りを含めてファイル名を作成します。たとえば、fullfile(filepath, strcat(name,ext)) のようになります。

拡張機能

C/C++ コード生成
MATLAB® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。

スレッドベースの環境
MATLAB® の backgroundPool を使用してバックグラウンドでコードを実行するか、Parallel Computing Toolbox™ の ThreadPool を使用してコードを高速化します。

バージョン履歴

R2006a より前に導入