MATLAB ヘルプ センター
複素数配列の作成
z = complex(a,b)
z = complex(x)
z = complex(a,b) は、2 つの実数入力から z = a + bi となる複素数出力 z を作成します。
z
a
b
z = a + bi
関数 complex は、以下のような場合に a + 1i*b や a + 1j*b などの式の代わりに使用すると便利です。
complex
a + 1i*b
a + 1j*b
a と b が double または single でない場合
double
single
b がすべて 0 の場合
例
z = complex(x) は、x と等価の複素数を返し、isreal(z) では logical 0 (false) が返されます。
x
isreal(z)
0
false
x が実数の場合、z は x + 0i になります。
x + 0i
x が複素数の場合、z は x と同じになります。
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関数 complex を使用して、複素数スカラー 3 + 4i を作成します。
3 + 4i
z = complex(3,4)
z = 3.0000 + 4.0000i
2 つの uint8 実数ベクトルから uint8 複素数ベクトルを作成します。z のサイズは 4 行 1 列で、入力引数と同じサイズになります。
uint8
a = uint8([1;2;3;4]); b = uint8([2;2;7;7]); z = complex(a,b)
z = 4×1 uint8 column vector 1 + 2i 2 + 2i 3 + 7i 4 + 7i
虚数部が 0 の複素数スカラーを作成します。
z = complex(12)
z = 12.0000 + 0.0000i
z が複素数であることを検証します。
ans = logical 0
スカラー、ベクトル、行列または多次元配列として指定する実数部。
a と b は、一方が scalar である場合を除き、同じサイズでなければなりません。a か b のいずれかがスカラーの場合、MATLAB® は他の入力のサイズと一致するようにスカラーを拡張します。
a と b は異なるデータ型にすることができます。ただし、a または b の一方が整数データ型の場合、他方の入力は同じ整数型かフル (非スパース) の double 型のスカラーでなければなりません。
データ型: single | double | int8 | int16 | int32 | int64 | uint8 | uint16 | uint32 | uint64 | logical
int8
int16
int32
int64
uint16
uint32
uint64
logical
スカラー、ベクトル、行列または多次元配列として指定する虚数部。
b と a は、一方が scalar である場合を除き、同じサイズでなければなりません。a か b のいずれかがスカラーの場合、MATLAB は他の入力のサイズと一致するようにスカラーを拡張します。
入力配列。スカラー、ベクトル、行列または多次元配列として指定します。
データ型: single | double | int8 | int16 | int32 | int64 | uint8 | uint16 | uint32 | uint64 | logical 複素数のサポート: あり
スカラー、ベクトル、行列または多次元配列として返される複素数配列。
z のサイズは、入力引数と同じサイズです。
a と b のデータ型が異なる場合、z のデータ型は次のようになります。
a または b のいずれかが single の場合、z は single になる。
a または b のいずれかが logical の場合、z は論理入力以外のデータ型になる。
a または b のいずれかが整数データ型の場合、z は同じ整数データ型になる。
さらに、z は a と b の両方の入力引数がスパースの場合にのみスパースになります。
b に 0 のみが含まれる場合、z は虚数部の値がすべて 0 の複素数になります。これに対して、加算 a + 0i の結果は、厳密に実数となります。
a + 0i
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complex 関数は tall 配列を完全にサポートしています。詳細については、tall 配列を参照してください。
backgroundPool
ThreadPool
この関数はスレッドベースの環境を完全にサポートしています。詳細については、スレッドベースの環境での MATLAB 関数の実行を参照してください。
complex 関数は、GPU 配列を完全にサポートします。GPU 上で関数を実行するには、入力データを gpuArray (Parallel Computing Toolbox) として指定します。詳細については、GPU での MATLAB 関数の実行 (Parallel Computing Toolbox)を参照してください。
gpuArray
この関数は分散配列を完全にサポートしています。詳細については、分散配列を使用した MATLAB 関数の実行 (Parallel Computing Toolbox)を参照してください。
R2006a より前に導入
abs | angle | conj | i | imag | isreal | j | real
abs
angle
conj
i
imag
isreal
j
real
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