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ライブ スクリプトでの Figure の変更
ライブ エディターで Figure を対話的に変更できます。提供されているツールを使用してデータを確認し、書式設定、注釈または追加の座標軸を Figure に追加します。次に、生成されたコードを使用して、コードを更新して変更を反映します。
データの確認
Figure にカーソルを合わせたときに Figure 座標軸の右上隅に表示されるツールを使用して、スクリプト内の Figure を移動、ズームおよび回転できます。
— データ値を表示するデータ ヒントを追加します。
— プロットを回転します (3 次元プロットのみ)。
— プロットをパンします。
、
— プロットにズーム イン/ズーム アウトします。
— すべてのパン、ズームおよび回転のアクションを取り消し、プロットのビューを元に戻します。
アクションを取り消す、またはやり直すには、ツールストリップの右上隅にある または
をクリックします。
メモ
保存したライブ スクリプトを開くと、対話型のツールがまだ利用できないことを示す が各出力 Figure の横に表示されます。これらのツールを使用可能にするには、ライブ スクリプトを実行します。
100 人の異なる患者の健康情報を調べると仮定します。patients.mlx
というライブ スクリプトを作成し、男性と女性の 2 グループの患者のデータを読み込んで身長と体重の相関を示す散布図を追加するためのコードを追加します。[ライブ エディター] タブに移動し、 [実行] をクリックしてコードを実行します。
load patients figure Gender = categorical(Gender); scatter(Height(Gender=='Female'),Weight(Gender=='Female')); hold on scatter(Height(Gender=='Male'),Weight(Gender=='Male')); hold off
患者の身長が 64 インチである点を確認します。 ボタンを選択して、身長が 64 であるデータ点の 1 つをクリックします。MATLAB® は Figure を拡大します。
Figure の変更に合わせたコードの更新
ライブ スクリプトで出力 Figure を変更するとき、Figure に対する変更は、スクリプトに自動的には追加されません。操作ごとに、MATLAB はその操作を再現するために必要なコードを生成し、Figure の下または右側にこのコードを表示します。[コードを更新] ボタンを使用して、生成されたコードをスクリプトに追加します。これにより、ライブ スクリプトを次回実行したときに操作が確実に再現されます。
たとえば、ライブ スクリプト patients.mlx
で、身長が 64 の患者を拡大してから、[コードを更新] ボタンをクリックします。MATLAB は、プロット作成用のコードを含む行の後に、生成されたコードを追加します。
xlim([61.31 69.31]) ylim([116.7 183.3])
書式設定と注釈の追加
データの確認に加えて、タイトル、ラベル、凡例、グリッド ライン、矢印およびラインを追加することにより、Figure を対話的に書式設定し、注釈を付けることができます。項目を追加するには、まず目的の Figure を選択します。次に、[Figure] タブに移動して、[注釈] セクションで、使用可能ないずれかのオプションを選択します。セクションの右側にある下矢印を使用して、使用可能なすべての注釈を表示します。書式設定または注釈のオプションをお気に入りに追加するには、目的の注釈ボタンの右上にある星印をクリックします。書式設定または注釈の操作を元に戻す、またはやり直すには、ツールストリップの右上隅にある または
をクリックします。
注釈のオプションは次のとおりです。
[タイトル] — 座標軸にタイトルを追加します。既存のタイトルを変更するには、既存のタイトルをクリックして変更後のテキストを入力します。
[X ラベル]、
[Y ラベル] — 座標軸にラベルを追加します。既存のラベルを変更するには、既存のラベルをクリックして変更後のテキストを入力します。
[凡例] — Figure に凡例を追加します。既存の凡例の説明を変更するには、既存の説明をクリックして変更後のテキストを入力します。座標軸から凡例を削除するには、[注釈] セクションで [凡例の削除] を選択します。
[カラー バー] — Figure にカラー バーの凡例を追加します。座標軸からカラー バーの凡例を削除するには、[注釈] セクションで [カラー バーの削除] を選択します。
[グリッド]、
[X グリッド]、
[Y グリッド] — Figure にグリッド ラインを追加します。座標軸からすべてのグリッド ラインを削除するには、[注釈] セクションで [グリッドの削除] を選択します。
[ライン]、
[矢印]、
[テキスト矢印]、
[双方向矢印] — Figure にラインまたは矢印の注釈を追加します。矢印を末尾から先頭に向かって描画します。既存の注釈を移動するには、注釈をクリックして選択し、適切な場所にドラッグします。選択した注釈を削除するには、Delete キーを押します。
たとえば、patients.mlx
内の Figure に書式設定と注釈を追加するとします。
タイトルの追加 — [注釈] セクションの
[タイトル] を選択します。青の四角形が表示され、テキストの入力が求められます。
Weight vs. Height
というテキストを入力して Enter キーを押します。X ラベルと Y ラベルの追加 — [注釈] セクションの
[X ラベル] を選択します。青の四角形が表示され、テキストの入力が求められます。
Height
というテキストを入力して Enter キーを押します。[Y ラベル] を選択します。青の四角形が表示され、テキストの入力が求められます。
Weight
というテキストを入力して Enter キーを押します。凡例の追加 — [注釈] セクションの
[凡例] を選択します。座標軸の右上隅に凡例が表示されます。凡例の
data1
の説明をクリックして、テキストをFemale
に置き換えます。凡例のdata2
の説明をクリックして、テキストをMale
に置き換えます。Enter キーを押します。グリッド ラインの追加 — [注釈] セクションの
[グリッド] を選択します。座標軸にグリッド ラインが表示されます。
矢印の注釈の追加 — [注釈] セクションの
[テキスト矢印] を選択します。末尾から先頭に向かって矢印を描画し、最も体重の軽い患者を指すように散布図上に矢印を配置します。
Lightest Patient
というテキストを入力して Enter キーを押します。コードの更新 — 選択した Figure で、[コードを更新] ボタンをクリックします。これで、ライブ スクリプトに、Figure の変更を再現するために必要なコードが含まれました。
grid on legend({'Female','Male'}) title('Weight vs Height') xlabel('Height') ylabel('Weight') annotation('textarrow',[0.455 0.3979],[0.3393 0.13],'String','Lightest Patient');
複数のサブプロットの追加と変更
Figure 内でサブプロットを作成することにより、複数のプロットを結合できます。Figure に複数のサブプロットを追加するには、[サブプロット] ボタンを使用して Figure をサブプロットのグリッドに分割します。まず、目的の Figure を選択します。次に、[Figure] タブに移動し、[サブプロット] ボタンを使用してサブプロット レイアウトを選択します。Figure にサブプロットを追加できるのは、Figure にサブプロットが 1 つ含まれている場合のみです。Figure に複数のサブプロットが含まれている場合は、[サブプロット] ボタンは無効になります。
たとえば、喫煙患者と非喫煙患者の血圧を比較するとします。patients_smoking.mlx
というライブ スクリプトを作成して、100 人の異なる患者の健康情報を読み込むコードを追加します。
load patients
[ライブ エディター] タブに移動し、 [実行] をクリックしてコードを実行します。
喫煙する患者の収縮期血圧と喫煙しない患者の収縮期血圧の対比を示す散布図を追加します。コードを実行します。
figure scatter(Age(Smoker==1),Systolic(Smoker==1)); hold on scatter(Age(Smoker==0),Systolic(Smoker==0)); hold off
[Figure] タブの [サブプロット] を選択し、2 つの横長のグラフのレイアウトを選択します。
新しく作成した Figure で、[コードを更新] ボタンをクリックします。これで、ライブ スクリプトに、2 つのサブプロットを再現するために必要なコードが含まれました。
subplot(2,1,1,gca) subplot(2,1,2)
喫煙する患者の拡張期血圧と喫煙しない患者の拡張期血圧の対比を示す散布図を追加します。コードを実行します。
scatter(Age(Smoker==1),Diastolic(Smoker==1)); hold on scatter(Age(Smoker==0),Diastolic(Smoker==0)); hold off
書式設定を追加します。
各サブプロットへのタイトルの追加 — [注釈] セクションの
[タイトル] を選択します。各サブプロットに青の四角形が表示され、テキストの入力が求められます。最初のサブプロットに
Systolic Blood Pressure of Smokers vs Non-Smokers
というテキストを、2 番目のサブプロットにDiastolic Blood Pressure of Smokers vs Non-Smokers
を入力し、Enter キーを押します。各サブプロットへのグリッド ラインの追加 — [注釈] セクションの
[グリッド] を選択します。各サブプロットに [グリッドの追加] ボタンが表示されます。各サブプロット上の [グリッドの追加] ボタンをクリックします。両方のサブプロットにグリッド ラインが表示されます。
コードの更新 — 選択した Figure で、[コードを更新] ボタンをクリックします。これで、ライブ スクリプトに、Figure の変更を再現するために必要なコードが含まれました。
subplot(2,1,1) grid on title('Systolic Blood Pressure of Smokers vs Non-Smokers') subplot(2,1,2) grid on title('Diastolic Blood Pressure of Smokers vs Non-Smokers')
Figure の保存と印刷
Figure 変更中の任意の時点で、今後使用するために Figure を保存または印刷することができます。
出力の右上隅にある
ボタンをクリックします。Figure が別の Figure ウィンドウに開きます。
Figure を保存する場合 — [ファイル] 、 [名前を付けて保存] を選択します。Figure の保存の詳細については、プロットをイメージまたはベクトル グラフィックス ファイルとして保存または後で MATLAB で再度開くための Figure の保存を参照してください。
Figure を印刷する場合 — [ファイル] 、 [印刷] を選択します。Figure の印刷の詳細については、[ファイル] メニューからの Figure の印刷を参照してください。
メモ
別の Figure ウィンドウで Figure に対して行われた変更は、ライブ スクリプトには反映されません。同様に、ライブ スクリプトで Figure に対して行われた変更は、開いている Figure ウィンドウには反映されません。