検索パス上のフォルダーの変更
現在のセッションおよび今後のセッション用に、プログラムおよび対話形式でフォルダーを追加または削除したり、検索パス上の MATLAB® フォルダーの順序を変更したりできます。検索パス上の複数のフォルダーに同じ名前のファイルが存在する場合、MATLAB は検索パスの最上位に一番近いフォルダーのファイルを使用します。
プラグラムによるフォルダーの変更
関数 addpath を使用して、1 つ以上のフォルダーをパスにプログラムで追加できます。この例では、フォルダーを検索パスの最上位に追加しています。他のオプションについては、addpath を参照してください。
addpath("c:\matlab\MyFolder")関数 rmpath を使用して、1 つ以上のフォルダーをパスから削除できます。
rmpath("c:\matlab\MyFolder")検索パスに対する変更をすべての MATLAB セッション用に保存するには、関数 savepath を使用します。この関数は、[パスの設定] ダイアログ ボックス、[ファイル] パネル、または MATLAB エディターから対話形式で行った変更も保存します。
MATLAB Online™ でのパスの変更は自動的に保存されます。そのため、savepath の呼び出しは必要ありません。
対話形式による検索パス上のフォルダーの変更
[パスの設定] ダイアログ ボックスを使用して、検索パスを対話的に変更できます。このダイアログ ボックスを開くには、[ホーム] タブの [環境] セクションで、[パスの設定] をクリックします。代わりに、pathtool関数を使用することもできます。

フォルダーの検索
パスのフォルダーを検索するには、[パスの設定] ダイアログ ボックスの上部にある検索ボックスを使用します。
フォルダーの追加と削除
検索パスにフォルダーを追加するには、[パスの設定] ダイアログ ボックスの上部にある [フォルダーの追加] ボタンをクリックし、[フォルダーをパスに追加] または [フォルダーとサブフォルダーを追加] のいずれかを選択します。検索パスからフォルダーを削除するには、リスト内のフォルダーを右クリックし、[削除] を選択します。
変更を元に戻すには、[パスの設定] ダイアログ ボックスの上部にある [変更を元に戻す] ボタン をクリックします。
フォルダーの順序の変更
検索パス上の既存のフォルダーの順序を変更するには、フォルダーを右クリックし、[上に移動]、[下に移動]、[一番上に移動]、[一番下に移動] などの利用可能なオプションから選択します。検索パスの上位のフォルダーに格納されているファイルの方が下位のフォルダーのファイルよりも優先されます。詳細については、関数の優先順位を参照してください。
変更を元に戻すには、[パスの設定] ダイアログ ボックスの上部にある [変更を元に戻す] ボタン をクリックします。
変更の保存
変更された検索パスを現在のセッションでのみ使用するには、[OK] をクリックします。新たに変更した検索パスを将来のセッション用に保存するには、[将来のセッション用にパスを保存] チェック ボックスをオンにして、[OK] をクリックします。
メモ
次回 MATLAB を起動したときに、MATLAB (userpath) フォルダーは自動的に検索パスの先頭に移動します。userpath フォルダーの詳細については、検索パス上の userpath フォルダーを参照してください。
[ファイル] パネルからのフォルダーの変更
[ファイル] パネルから、検索パス上のフォルダーの追加と削除が可能です。パス上にないフォルダーは透明な表示になり、パス上にあるフォルダーはソリッドな表示になります。
[ファイル] パネルから、追加または削除するフォルダーを右クリックします。複数のフォルダーを選択して右クリックすることもできます。
コンテキスト メニューから、[パスに追加] または [パスから削除] を選択してオプションを選択します。
選択したフォルダー
選択したフォルダーとサブフォルダー

この方法を使用した検索パスに対する変更は、今後の MATLAB セッションでは保持されません。これらの変更を保存するには、savepath を使用します。
MATLAB エディターにおける検索パス上のフォルダーの変更
MATLAB エディターでも、スクリプトを含むフォルダーを検索パスに追加したり検索パスから削除したりできます。ドキュメントのタブを右クリックした後、検索パスに対してフォルダーを追加または削除するオプションを選択します。

この方法を使用した検索パスに対する変更は、今後の MATLAB セッションでは保持されません。これらの変更を保存するには、savepath を使用します。