イメージのバッチ処理
複数イメージへの関数の適用
説明
イメージのバッチ処理アプリでは、同じ関数を使用して複数のイメージを処理できます。このアプリを使って次のことを実行できます。
フォルダーから、またはワークスペース内の
imageDatastore
オブジェクトからのイメージの読み込み。既存の MATLAB® 関数を使用したイメージの処理、またはコード テンプレートを使用したカスタム バッチ処理関数の作成。
中間イメージおよび最終処理イメージの表示。
出力フォルダーまたはワークスペースへの処理されたイメージのエクスポート。
アプリ外で追加のイメージを処理する関数の生成。
Parallel Computing Toolbox™ がある場合、ローカルの並列プールでイメージを処理できます。
開始するにはイメージのバッチ処理アプリを使用したイメージ フォルダーの処理を参照してください。
バッチ処理関数の指定
バッチ処理関数を、以下のいずれかのオプションとして指定します。
既存の MATLAB 関数 — MATLAB 検索パスに、既存の組み込み関数またはユーザーの作成した関数を指定します。[関数名] ボックスに関数名を入力するか、リストから関数名を選択します。あるいは、[開く] をクリックし、使用する関数ファイルに移動します。
新規関数の作成 — コード テンプレートを使用してカスタム バッチ処理関数を作成します。アプリのツールストリップで [作成] をクリックし、テンプレートを開きます。
バッチ処理関数は、1 つまたは 2 つの入力引数を受け入れることができます。
イメージ — 最初の入力はイメージ配列
im
でなければなりません。情報構造体 — 2 番目の引数はオプションで、入力イメージ ファイルに関する情報を含む構造体
info
です。info
引数は、バッチ処理関数が内部で、imread
やrawinfo
など、入力としてファイル名を必要とする関数を 1 つ以上呼び出す場合に役立ちます。詳細については、ファイル情報へのアクセスを参照してください。

イメージのバッチ処理 アプリを開く
MATLAB ツールストリップ: [アプリ] タブで [イメージ処理とコンピューター ビジョン] の下にある [イメージのバッチ処理] アプリ アイコンをクリックします。
MATLAB コマンド プロンプト:
imageBatchProcessor
と入力します。
プログラムでの使用
imageBatchProcessor
はイメージのバッチ処理アプリを開きます。このアプリでは、イメージのフォルダーを処理できます。
imageBatchProcessor(
はアプリを開き、フォルダー folderLocation
)folderLocation
に格納されているイメージのバッチを読み込みます。 (R2023a 以降)
imageBatchProcessor(
はアプリを開き、imds
)imageDatastore
オブジェクト imds
内のイメージを読み込みます。 (R2023a 以降)
imageBatchProcessor close
は、イメージのバッチ処理アプリの開いているすべてのインスタンスを閉じます。
詳細
オプションの info
入力引数を含めることで、バッチ処理関数内のファイル情報にアクセスします。info
入力引数をバッチ処理関数に渡すには、イメージを処理する前に、アプリのツールストリップで [イメージ情報を含める] を選択します。バッチ処理関数に info
引数が必要な場合は、[イメージ情報を含める] チェック ボックスをオンにする必要があります。オンにしなかった場合は、アプリからエラーが返されます。
アプリへのイメージの読み込み元がフォルダーか imageDatastore
オブジェクトかにかかわらず、アプリではデータストアのオブジェクト関数 read
を使用して、自動的に info
を作成します。info
構造体には次のフィールドがあります。
Filename
— パス文字列、ファイル名、およびファイル拡張子を含む、イメージのソース ファイル名。FileSize
— 合計ファイル サイズ (バイト単位)。Label
— イメージのラベル名 (存在する場合)。そうでない場合、Label
フィールドには空の string が格納されます。
バッチ処理関数のコード テンプレートで、ドット表記を使用して info
内のファイル情報にアクセスします。たとえば、以下のコードを使用して、入力イメージのファイル名にアクセスします。
filename = info.Filename
imread
を使用してインデックス付きイメージのファイルからカラーマップを読み取ったり、imfinfo
、rawinfo
、または dicominfo
などの関数を使用してメタデータを読み取ったりします。バージョン履歴
R2015a で導入イメージのバッチ処理アプリには、いくつかの新機能が含まれています。
イメージ データストアのサポート — MATLAB ワークスペースから
imageDatastore
オブジェクトをインポートして、イメージのバッチを読み込みます。追加のファイル形式のサポート — RAW ファイル形式からイメージを読み込みます。また、EXR イメージを読み込みます。
コマンド ライン構文の追加 — 新しい 2 つの構文を使用して、イメージのバッチ処理を開き、イメージを読み込みます。
この構文は、アプリを開き、フォルダー
folderLocation
に格納されているイメージのバッチを読み込みます。この構文は、アプリを開き、imageBatchProcessor(folderLocation)
imageDatastore
オブジェクトimds
内のイメージを読み込みます。imageBatchProcessor(imds)
オプションで、2 番目の入力引数
info
をバッチ処理関数に渡せるようになりました。info
引数には、イメージのファイル名を含め、イメージ ソースに関する情報が含まれています。info
引数の使用例については、Process Images Using Image Batch Processor App with File Metadataを参照してください。
MATLAB Command
You clicked a link that corresponds to this MATLAB command:
Run the command by entering it in the MATLAB Command Window. Web browsers do not support MATLAB commands.
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