DICOM ファイルからのイメージ データの読み取り
DICOM ファイルからイメージ データを読み取るには、関数 dicomread
を使用します。関数 dicomread
は、DICOM 仕様に準拠するファイルを読み取りますが、特定の非準拠ファイルも読み取ることができます。
dicomread
を使用する場合、以下の例のようにファイル名を引数として指定できます。この例では、ツールボックスに含まれるサンプルの DICOM ファイルを読み取ります。
I = dicomread("CT-MONO2-16-ankle.dcm");
次の例のように、dicominfo
によって返されたメタデータ構造体を使用して、読み取るファイルを指定することもできます。
info = dicominfo("CT-MONO2-16-ankle.dcm");
I = dicomread(info);
DICOM イメージの表示
DICOM ファイルからインポートしたイメージ データを表示するには、ツールボックスのイメージ表示関数 imshow
または imtool
のいずれかを使用します。ただし、DICOM ファイルのイメージ データは符号付き 16 ビット データであるため、イメージを表示可能にするためには、それらの表示関数のいずれかで自動スケーリング構文を使用しなければなりません。
imshow(I,DisplayRange=[])