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生成されたUVMコードをカスタマイズする
SystemVerilog ファイルバナーをカスタマイズする
uvmbuild
関数を使用して UVM テストベンチを生成する場合、生成された SystemVerilog ファイルにはデフォルトのファイル バナーが含まれます。デフォルトのバナーには、ファイルの場所、ファイルが作成された日時、ファイルが作成されたときの MATLAB® および HDL Verifier™ バージョンが含まれます。
生成された SystemVerilog ファイルを、バナーのコメント ステートメント内にテキストまたはオプションのトークンを挿入することでカスタマイズできます。
%<Date>
– ファイルが生成された日付(コンピュータの時計から取得)%<FileName>
– 生成されたファイルの名前%<FilePath>
– 生成されたファイルの場所へのフルパス%<HDLV_Ver>
– ファイルを作成した HDL Verifier バージョン%<MATLAB_Ver>
– ファイルを作成した MATLAB バージョン%<ModelName>
– モデル名%<ModelVersion>
– モデルを保存するたびに 1 ずつ増加するシリアル番号%<LastModifiedDate>
– モデルが最後に保存された日付 (モデル プロパティ ダイアログ ボックスの 最終保存日 フィールドから)
サブシステムの説明のバナーをカスタマイズする
Simulink® サブシステム (シーケンス サブシステムやスコアボード サブシステムなど) からマップされた SystemVerilog コンポーネントのバナーをカスタマイズするには、Simulink サブシステムを右クリックし、Properties を選択します。[プロパティ] ダイアログ ボックスで、[General] タブをクリックし、[Description] ペインにカスタム テキストを入力します。次に例を示します。
This is my custom banner %<Date> %<HDLV_Ver>
uvmbuild
関数を実行した後、生成された SystemVerilog に次のバナーが表示されます。//This is my custom banner //2020-05-08 15:06:16 //HDL Verifier 6.1
あるいは、set_param
(Simulink) 関数を使用して Description パラメータを設定することもできます。たとえば、scr
という名前のスコアボード サブシステムにカスタム バナーを設定するには、次のコマンドを実行します。
custom_banner = sprintf('This is my scoreboard\nFile path: %%<FilePath>'); set_param(scr,'Description',custom_banner); uvmbuild(dut,seq,scr,'Driver',drv,'Monitor',mon);
トップモデルのバナーをカスタマイズする
最上位モデル内、または Simulink サブシステムにマップされていない SystemVerilog コンポーネント (エージェントや環境など) 内のバナーをカスタマイズするには、最上位の Simulink モデルで Description パラメータを設定します。Simulink ツールストリップで、Modeling タブをクリックし、次に Model Explorer をクリックします。右側の Model Properties ペインで、Description タブをクリックし、カスタム バナー テキストを入力します。生成された SystemVerilog ファイルでは、このテキストは、Simulink 内の特定のサブシステムにマップされていない、uvm_testbench/uvm_artifacts
フォルダー内のトップモデル ファイルと SystemVerilog ファイルに表示されます。
あるいは、set_param
(Simulink) 関数を使用して、最上位モデルの Description パラメータを設定することもできます。たとえば、top
という名前のトップモデルのカスタム バナーを設定するには、次を実行します。
set_param('top','Description','This is a top level comment') uvmbuild(dut,seq,scr,'Driver',drv,'Monitor',mon);
HDLシミュレーションタイムスケールのカスタマイズ
デフォルトでは、uvmbuild
関数が UVM テストベンチを生成すると、HDL シミュレーションのタイムスケールは `timescale 1ns/1ns
に設定されます。次の例のように、uvmcodegen.uvmconfig
構成オブジェクトを作成し、その UVM 構成オブジェクトを uvmbuild
関数で使用することで、タイムスケールを別の値にカスタマイズできます。
cfg = uvmcodegen.uvmconfig('timescale','1ps/1ps'); uvmbuild(dut,seq,scr,'Config',cfg);
参考
uvmbuild
| uvmcodegen.uvmconfig