生成された DUT 出力端子の遅延の均衡化
生成された DUT 出力端子パスに、一致する遅延を挿入する
R2022b 以降
モデル コンフィギュレーション ペイン: グローバル設定 / 端子
説明
生成された DUT 出力端子パスに遅延を挿入して一致させる場合は、この設定を有効にします。テスト ポイントに対して生成された出力端子へのパスに HDL Coder™ が一致させるための遅延を挿入しないようにする場合は、この設定を無効にします。DUT のテスト ポイントの出力端子パスで一致させるための遅延を回避すると、設計に必要なリソースの量が削減され、テスト ポイントのレイテンシが低減されます。テスト ポイント信号にレイテンシを追加せずに直接ハードウェアを調査する場合は、このプロパティを無効にします。
メモ
このプロパティを無効にすると、元のモデルにおけるテスト ポイントのシミュレーション動作に影響を及ぼします。
依存関係
このパラメーターを無効にするには、[テスト ポイントの HDL DUT 出力端子の生成を有効にする] チェック ボックスをオンにします。
設定
on
(既定値) | off
既定の設定: オン
on
HDL Coder は、生成された HDL コード内のテスト ポイント信号に対して生成された DUT 出力端子のパスに、一致させるための遅延を挿入します。
off
HDL Coder は、生成された HDL コード内のテスト ポイント信号に対して生成された DUT 出力端子のパスに、一致させるための遅延を挿入しません。
ヒント
このプロパティを設定するには、関数 hdlset_param
または makehdl
を使用します。プロパティの値を表示するには、関数 hdlget_param
を使用します。
たとえば、信号を sfir_fixed/symmetric_fir
DUT サブシステムのテストポイントとして指定した後、HDL コード内で生成された DUT 出力端子パスで一致させるための遅延を回避するには、次のいずれかの方法を使用します。
プロパティを引数として関数
makehdl
に渡す。makehdl('sfir_fixed/symmetric_sfir',... 'BalanceDelaysForTestpoints','off')
hdlset_param
を使用すると、モデルにパラメーターを設定してから、makehdl
を使用して HDL コードを生成できる。hdlset_param('sfir_fixed','BalanceDelaysForTestpoints','off') makehdl('sfir_fixed/symmetric_fir')
推奨設定
推奨設定なし。
プログラムでの使用
パラメーター: BalanceDelaysForTestpoints |
型: 文字ベクトル |
値: 'on' | 'off' |
既定の設定: 'on' |
バージョン履歴
R2022b で導入