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addTolerance

変換されたシステムの数値許容誤差の指定

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構文

addTolerance(proposalSettings,block_path,port_index,tolerance_type,tolerance_value)

説明

例

addTolerance(proposalSettings,block_path,port_index,tolerance_type,tolerance_value) は、tolerance_type で指定された許容誤差タイプと tolerance_value で指定された値を使用して、block_path および port_index で指定された出力信号に対する数値許容誤差データを DataTypeWorkflow.ProposalSettings オブジェクトに追加します。

例

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スクリプトを開く

この例では、システム内の信号に対する許容誤差を適用および削除する方法を示します。この例では、DataTypeWorkflow.proposalSettings オブジェクトに許容誤差を追加した後、このオブジェクトからすべての許容誤差を削除します。

model = 'fxpdemo_feedback';
open_system(model);

DataTypeWorkflow.ProposalSettings オブジェクトを作成します。

propSettings = DataTypeWorkflow.ProposalSettings;

Controller サブシステムの Down Cast ブロックの出力に 0.05 の絶対許容誤差を追加します。

addTolerance(propSettings, 'fxpdemo_feedback/Controller/Down Cast',1,'AbsTol',5e-2);

同じ信号に 1% の相対許容誤差を追加します。

addTolerance(propSettings, 'fxpdemo_feedback/Controller/Down Cast',1,'RelTol',1e-2);

showTolerances を使用して推奨設定オブジェクトに関連付けられたすべての許容誤差を確認します。

showTolerances(propSettings)

                      Path                       Port_Index    Tolerance_Type    Tolerance_Value
    _________________________________________    __________    ______________    _______________

    {'fxpdemo_feedback/Controller/Down Cast'}        1           {'AbsTol'}           0.05      
    {'fxpdemo_feedback/Controller/Down Cast'}        1           {'RelTol'}           0.01

ProposalSettings オブジェクトに格納されている許容誤差をクリアします。

clearTolerances(propSettings)

showTolerances を使用して、ProposalSettings オブジェクトに格納された許容誤差が残っていないことを確認します。

showTolerances(propSettings)

    Path    Port_Index    Tolerance_Type    Tolerance_Value
    ____    __________    ______________    _______________

入力引数

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推奨設定を含むオブジェクト。DataTypeWorkflow.ProposalSettings オブジェクトとして指定します。この DataTypeWorkflow.ProposalSettings オブジェクトに許容誤差の指定を追加します。

許容誤差を追加するブロックのパス。文字ベクトルとして指定します。

データ型: char | string

ブロックの出力端子のインデックス。スカラー整数として指定します。

データ型: double

許容誤差のタイプ。次の値のいずれかとして指定します。

  • 'AbsTol' – 絶対許容誤差

  • 'RelTol' – 相対許容誤差

  • 'TimeTol' – 時間の許容誤差

データ型: char

元の出力と新しい設計の出力の間で許容される差。double 型のスカラーとして指定します。

tolerance_type が 'AbsTol' に設定されている場合、tolerance_value は元の出力と新しい設計の出力の間で許容される最大差の絶対値を表します。

tolerance_type が 'RelTol' に設定されている場合、tolerance_value は元の出力と新しい設計の出力の間の最大相対差 (パーセンテージで指定) を表します。たとえば、値 1e-2 は元の出力と新しい設計の出力の最大差が 1% であることを示します。

tolerance_type が 'TimeTol' に設定されている場合、tolerance_value は、最大値と最小値によって比較する上限値と下限値が定義される時間間隔 (秒単位) を定義します。詳細については、シミュレーション データ インスペクターでデータを比較する方法を参照してください。

データ型: double

バージョン履歴

R2019a で導入

参考

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