オーバーフローと桁落ちの検出
オーバーフローと桁落ちの原因をデバッグし、浮動小数点の動作と比較する
オーバーフロー、桁落ち、範囲または精度の損失の原因を特定し、トレースし、デバッグします。組み込み実装を理想的な浮動小数点の動作と比較します。
関数
fixed.unifiedErrorCalculator.absoluteError | Absolute error of two numeric inputs (R2023b 以降) |
fixed.unifiedErrorCalculator.bitsOfError | Bits of error of two numeric inputs (R2023b 以降) |
fixed.unifiedErrorCalculator.relativeAbsoluteError | Relative absolute error of two numeric inputs (R2023b 以降) |
トピック
MATLAB
- fipref を使用したデータ型オーバーライドの基本設定
fipref
オブジェクトを使用したデータ型オーバーライド。 - fipref を使用したアンダーフローとオーバーフローのログ作成
fipref
オブジェクトを使用してfi
オブジェクトのログ基本設定を行う例。 - 浮動小数点と固定小数点の結果の差の可視化
カスタムのプロット関数を使用して、生成された固定小数点コードの動作を元の浮動小数点の MATLAB® コードの動作と比較します。 - シミュレーション データ インスペクターによるプロット作成の有効化
記録された浮動小数点と固定小数点の入力データと出力データを比較検査します。 - カスタムのプロット関数
固定小数点の変換中に数値的な差を可視化します。 - オーバーフローの検出
アプリを使用してオーバーフローを検出します。
Simulink
- 固定小数点ツールを使用した数値的な動作の確認
固定小数点ツールを使用して浮動小数点データ型と固定小数点データ型を比較する方法を示す例。 - Simulink モデルでのオーバーフローの処理
モデルにオーバーフローが含まれる場合に受信する警告メッセージを制御します。 - 正味傾きと正味バイアスの精度
正味傾きと正味バイアスの精度、桁落ち、アンダーフロー、およびオーバーフローの検出。 - 固定小数点定数の桁落ちの検出
以下の例では、固定小数点定数の桁落ちを検出する方法を示します。 - スケーリングされた double を使用した桁落ちの回避
スケーリングされた double をもつモデル内でデータ型をオーバーライドすることで桁落ちを回避する方法。