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シーンをカスタマイズするためのサポート パッケージのインストール
Unreal® Editor のインストール環境でシーンをカスタマイズし、Simulink® でそのシーン内でシミュレートするには、まず Automated Driving Toolbox Interface for Unreal Engine 4 Projects をインストールする必要があります。
メモ
以下のインストール手順は "R2023b" に適用されます。以前のリリースを使用している場合は、他のリリースのドキュメンテーションを参照してください。
ソフトウェアおよびハードウェア要件の確認
サポート パッケージをインストールする前に、ご使用の環境がUnreal Engine シミュレーション環境の要件および制限に記載されている最小ソフトウェアおよびハードウェア要件を満たしていることを確認してください。
サポート パッケージのインストール
Automated Driving Toolbox™ Interface for Unreal Engine® 4 Projects サポート パッケージをインストールするには、次の手順に従います。
MATLAB® [ホーム] タブの [環境] セクションで [アドオン] 、 [アドオンの入手] を選択します。
[アドオン エクスプローラー] ウィンドウで Automated Driving Toolbox Interface for Unreal Engine 4 Projects サポート パッケージを検索します。[インストール] をクリックします。
メモ
インストール フォルダーに対する書き込み権限がなければなりません。
サポート パッケージを使用したシーンのカスタマイズの設定
Automated Driving Toolbox Interface for Unreal Engine 4 Projects サポート パッケージには、次のコンポーネントが含まれています。
プラグイン
AutoVrtlEnv
フォルダー —AutoVrtlEnv.uproject
ファイルおよび対応するサポート ファイルが含まれている Unreal Engine プロジェクト フォルダー。このプロジェクトには、Simulation 3D Scene Configuration ブロックの [シーン名] パラメーターから選択できる、あらかじめ用意されたシーンの編集可能版が含まれています。MathWorkSimulation
— Simulink と Unreal Editor 間の接続を確立するプラグイン。コシミュレーションに必要です。MathWorksAutomotiveContent
— Unreal Editor を使用して変更できる自動車関連オブジェクトの要素を含むプラグイン。コシミュレーションに必要です。RoadRunnerMaterials
— RoadRunner シーンで使用されるオブジェクトおよびベース マテリアルの特徴を含むプラグイン。
RoadRunner プロジェクト
RoadRunnerProject
フォルダー — RoadRunner シーン編集ソフトウェアを使用して直接編集できる、あらかじめ用意されたシーンが含まれているフォルダー。このフォルダーには次のサブフォルダーがあります。
Scenes
— あらかじめ用意されたすべてのシーンのシーン ファイルが含まれているフォルダー。Assets
— あらかじめ用意されたシーンの作成に使用されたアセットが含まれているフォルダー。
RoadRunner シーン
RoadRunnerScenes
フォルダー — RoadRunner シーン編集ソフトウェアを使用して作成されたシーンの Unreal Engine プロジェクトおよび対応する実行可能ファイルが含まれたフォルダー。このフォルダーには次のサブフォルダーがあります。
RRScene
—RRScene.uproject
ファイルおよび対応するサポート ファイルが含まれている Unreal Engine プロジェクト フォルダー。このプロジェクトには、Highway Lane Following with RoadRunner Sceneの例で使用されているシーンの編集可能版が含まれています。WindowsPackage
— 実行可能ファイルRRScene.exe
およびサポート ファイルが含まれているフォルダー。この実行可能ファイルを使用して、Highway Lane Following with RoadRunner Sceneの例で説明されている Simulink モデルをコシミュレートします。
シーンのカスタマイズを設定するには、AutoVrtlEnv
プロジェクトおよび MathWorksSimulation
プラグイン フォルダーをローカル マシンにコピーする必要があります。Highway Lane Following with RoadRunner Sceneの例で使用されている RoadRunner シーンをカスタマイズするには、RRScene
プロジェクトをローカル マシンにコピーし、RoadRunnerMaterials
プラグインをダウンロードしてローカル プロジェクトにコピーする必要があります。
サポート パッケージのインストールと設定が終わったら、シーンのカスタマイズを開始できます。Automated Driving Toolbox Interface for Unreal Engine 4 Projects サポート パッケージの以前のリリースを使用して開発されたプロジェクトを使用する場合は、現在サポートされている Unreal Editor バージョンとの互換性をもたせるためにプロジェクトを移行する必要があります。以前のサポート パッケージを使用して開発したプロジェクトの移行を参照してください。それ以外の場合は、Customize Scenes Using Simulink and Unreal Editorを参照してください。
ローカル フォルダーへの AutoVrtlEnv
プロジェクトのコピー、および Unreal Editor への MathWorksSimulation
と MathWorksAutomotiveContent
のプラグインのコピー
シーンをカスタマイズできるように、ローカル マシンのフォルダーにサポート パッケージのコンポーネントをすべてコピーし、環境を構成するには、関数 copyExampleSim3dProject
を使用します。たとえば、次のコードはファイルを C:\project
にコピーします。
localFolder = "C:\project"
sim3d.utils.copyExampleSim3dProject(localFolder);
(オプション) ローカル フォルダーへの RoadRunnerProject
および RRScene
プロジェクトのコピー
RRScene
プロジェクト フォルダーでシーンをカスタマイズするには、プロジェクトをローカル マシンにコピーします。RoadRunner を使用して、あらかじめ用意されたシーンを直接編集するには、RoadRunnerProject
プロジェクトをローカル マシンにコピーします。
プロジェクトが含まれているサポート パッケージ フォルダーのパスを指定します。また、プロジェクトをコピーする先のローカル フォルダーを指定します。次のコードでは、前のセクションと同じサポート パッケージ パスとローカル フォルダー パスを使用しています。
rrProjectSupportPackageFolder = fullfile( ... matlabshared.supportpkg.getSupportPackageRoot, ... "toolbox","shared","sim3dprojects","roadrunner", ... "RoadRunnerProject"); rrProjectLocalFolder = fullfile(localFolder,"roadrunner/RoadRunnerProject");
サポート パッケージ フォルダー内の
RoadRunnerProject
プロジェクトをコピー先のローカル フォルダーにコピーします。if ~exist(rrProjectLocalFolder,"dir") copyfile(rrProjectSupportPackageFolder,rrProjectLocalFolder); end
これで、あらかじめ用意されたシーンおよびアセットがすべて、指定したローカル フォルダーに配置されました。
手順 1 と 2 を繰り返して、
RRScene
プロジェクトをコピー先のローカル フォルダーにコピーします。rrSceneSupportPackageFolder = fullfile( ... matlabshared.supportpkg.getSupportPackageRoot, ... "toolbox","shared","sim3dprojects","driving", ... "RoadRunnerScenes","RRScene"); rrSceneLocalFolder = fullfile(localFolder,"RRScene"); if ~exist(rrSceneLocalFolder,"dir") copyfile(rrSceneSupportPackageFolder,rrProjectLocalFolder); end
これで、
RRScene.uproject
ファイルとそのすべてのサポート ファイルが指定したローカル フォルダー内のRRScene
という名前のフォルダーに配置されました。